タカリコ さん
タカリコさんのレビュー一覧
※ユーザー登録すると、レビューを評価できるようになります。
20件中1-10件
-
切なく、悲しく、美しく、最後は心が暖かくなります(0)
2013年3月26日 to 桜、ふたたびの加奈子
完成披露上映会で観ました。
愛する我が子を事故で失った夫婦が体験する奇跡の物語。
栗村監督のセンスが光る映像美と斬新なカメラワーク、広末さんの鬼気迫る演技と対照的な抑えた演技が光る稲垣さんの演技に惹き込まれました。
中盤までは重苦しい展開ですが、その分、クライマックスに訪れる奇跡に胸打たれます。
色々な伏線が散りばめられていて、最後に訪れる奇跡に繋がっていきます。
切なくて、悲しくて、少し怖くて、でも観終わった後に暖かく幸せな気持ちに包まれる素敵な作品です。
是非ともネタバレなしで観て欲しいです。 -
青柳君、大変良く出来ました◎(0)
2010年2月4日 to ゴールデンスランバー
大変面白いと評判の原作の映画化とあって、鑑賞前から期待一杯でしたが、期待以上の面白さでした!大満足です!!
仙台在住で運送会社の運転手をしている主人公・青柳は、アイドルを暴漢から救った事で
一躍有名人になった過去を持つ。
金田首相の凱旋パレードが行われた日。
首相の頭上でラジコンヘリが爆発し、首相が暗殺されてしまう。
その時、久しぶりに大学時代の友人・森田に呼び出されていた青柳は「お前、オズワルドにされるぞ」という謎の言葉を投げ掛けられる。
「どんなに惨めな姿を曝しても良いから逃げろ」と言い残し、森田の乗った車は炎上、近づいて来た警官は一斉に青柳に向けられる!
何か巨大な組織の力によって、犯人に仕立て上げられてしまった青柳は仙台の街を逃げ回るハメに・・・。
平凡な一般人がある日突然、非日常的な事件に巻き込まれて行くストーリーに冒頭から一派に惹き込まれました!
手に汗握るシリアス一辺倒な映画かと思っていましたが、とても親近感が沸く愛すべきキャラクターな主人公の言動に何度も笑わされました。
主人公の青柳は、人を疑う事を知らない、悪く言えばお人好しな性格で、でも何だかとても人徳がある人間で、行く先々で窮地の所を様々な人々に救われていく過程が面白くて、ワクワクしました。
大学時代の友人や恋人、運送会社の同僚、ついには連続殺人犯まで、彼に手を差し伸べてくれる。
事件の経過と共に青柳を取り巻く、家族や友人、知人との様々な過去のエピソードが登場し、青春映画のような雰囲気があって、楽しかったです。
仙台市内でしかロケをしていないのに、何だかとてつもないスケールの大きさを感じた映画でした。
最初から最後まで本当に面白く、良く出来ている映画だと思います。 -
父と息子のやり取りにほっこり(0)
2014年1月24日 to ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅
100万ドルが当選したと信じこんだ父親とその息子のロードムービー。
アメリカの田舎町ののどかな風景とストーリーが見事にマッチしていてとても癒されました。
親子のコミカルなやり取りが楽しかったです。
二人を取り巻く周囲の人々も男とも言えない絶妙な存在感を醸し出していて良い味を出してました。
芸達者なキャスト揃いで名演技を堪能しました。
親孝行出来るうちに沢山しなくちゃな、と思わせてくれる映画でした。 -
場内がすすり泣きと鼻水のハーモニーでした(0)
2010年12月21日 to ハーモニー 心をつなぐ歌
何だか観る前から凄く感動的で泣けそうな映画だなぁと思っていましたが、予想以上でした。
中盤ぐらいから試写会場は、観客のすすり泣きと鼻水をすする音のハーモニーが奏でられていました(笑)私もその中の一人です。
実在する女性刑務所の合唱団がモデルになっているとか。
刑務所内で出産した場合、一定期間過ぎると子供と離れなければならないという前提で話が進んでいくので、子供の誕生会など楽しい思い出が出来れば出来るほど、どんどん切なさが増して行きました。
この赤ちゃんが本当に可愛らしくて、名演技連発でした。
主演のキム・ユンジンの表情豊かな演技も素晴らしかったです。
音痴だけど、合唱団を成功させようと懸命に奔走する姿は、観ていて自然と応援したい気持ちになりました。
合唱団の先生を務める、受刑者達の母親的存在の死刑囚を演じた女優さんの演技も素晴らしかったです。
性格も抱える事情もバラバラな個性豊かな受刑者達が合唱を通じて一つになり、家族に、愛する人に届けたいと、想いを込めて奏でるハーモニーに心から感動しました。
きっとこうなるだろうなぁと先が読めるベタな展開なんですが、それがいちいち感動のツボにハマり大号泣でした。
様々な形で描かれる親子愛、家族愛にきっと共感出来る事間違い無しです。
思いっきり感動の涙を流したい方にお薦めします!共感:1人
-
戦火の中に散った若者達(0)
2011年2月10日 to 戦火の中へ
圧倒的な兵力を誇る北朝鮮軍が迫る中、戦闘経験のほとんどない学生達71人が司令部が設置された女子中学校を死守する事を託される。
戦争の恐ろしさ、悲惨さ、残酷さ、虚しさがリアルな戦闘シーンをとおして胸に迫って来ました。
本格的な映画初出演というT.O.Pの演技が素晴らしかったです。
彼の真摯な瞳に何度も惹き込まれました。
人間と人間が殺しあう戦争という愚かな行為によって、次々と前途ある若者達の命が奪われていく様子にやり切れない思いが込み上げて来て涙が止まりませんでした。
実話の映画化という事で、エンディングで生存者の方のインタビューが流れますので、是非とも最後まで席を立たずに鑑賞して下さい。共感:2人
-
とにかく笑える二日酔いムービー(0)
2010年6月18日 to ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い
とにかく笑えました^^
最初から最後まで笑いっぱなしでした♪
ストーリーが単純明快で解り易くて良かったです。
独身最後を満喫しようとラスベガスに行き、ハメを外し、起きてみたら余りにも酷い二日酔いで記憶が無い。
結婚式直前の親友の姿は無く、ホテルの部屋には虎と赤ん坊。
登場人物のキャラが1人1人際立っていて、いちいち言動が可笑しくてツボに入りまくりでした。
エンディングで流れる、記憶を無くしていた間の全てが収められていたデシタルカメラの笑劇写真の数々も笑えました。
「ポリス・アカデミー」とか「裸のガンを持つ男」とかお好きな人なら、この映画の笑いのツボにハマるんじゃないかなぁと思います。
試写会の観客は、半分は私と同様に大爆笑している人と全く笑って無かった人が半々ぐらいな感じでした。
少々お下品な笑いでも全然OKな方にお薦めです。 -
爽やか感動の高校野球ムービー(0)
2011年8月25日 to ホームランが聞こえた夏
試写会で観ました。
余り話題になっていなかったので期待していませんでしたが、予想以上に感動しました。
実在するろう学校の野球部をモデルにした感動作。
弱小ながら高校野球大会進出を目指すろ野球部に球界を追われた国民的スター投手サンナムがコーチとしてやって来る。
最初は全くやる気が無かったサンナムだったが、障害を抱えながらも懸命に野球に取り組む部員の姿に野球への情熱を取り戻して行く。
数々の困難を乗り越え、野球大会で一勝するという目標に向い、真摯に野球に取り組む部員の姿に何度も涙がこぼれました。
サンナムが部員に投げ掛ける言葉にもグッとさせられました。
サンナムと野球部顧問の女性教員の丁々発止のやり取りがコミカルで楽しかったです。
ベタな展開ですが、それが思いの他ツボにハマり後半はずっと号泣しっぱなしでした。
爽やかな感動が味わえる高校野球映画でした。共感:3人
-
少年時代とサッカーのシーンが良い(0)
2016年6月30日 to ペレ 伝説の誕生
知ってるつもりで知らなかったペレの真実がとても見易く解り易く描かれていて良かった。
少年時代の父親とのエピソードがとても印象に残った。
サッカーのシーンは躍動感があり音楽の相乗効果もありドキドキワクワクの興奮が得られた。
サッカーが好きなのでとても楽しめた。 -
とにかくアギレラがカッコイイ!(0)
2010年12月12日 to バーレスク
アギレラとシェールの実力派歌姫の共演という事で、この映画の一番の見所はこの二人の歌声です。
セクシーな衣装とダンスで歌い踊るアギレラは文句無くかっこ良かったです!
特にクライマックスのシーンは正に圧巻の一言でした。
シェールは2曲ぐらいしか歌ってくれませんが、それでも流石の貫禄と存在感でした。
ストーリーとしては、夢を実現する為に田舎から上京してきたアギレラ演じる主人公が自分の実力でその夢を手に掴むまでを描いたサクセスストーリーで特に目新しさはありませんが、ストーリーが進むにつれ、エンターティナーとして、女性としてもどんどん輝きを増していく主人公の姿にワクワクしました。
主人公と作詞家を目指すイケメンバーテンダーとのラブストーリーも描かれていました。
この二人のやり取りがコミカルで可愛らしくてなかなか良かったです。
クラブバーレスクで働く個性豊かなスタッフやダンサー達も良い味出してました。
とにかくアギレラの魅力がたっぷり詰まった映画なので、この映画を観て彼女のファンになる人も多いのではないでしょうか。 -
平凡な日常にこそ奇跡が溢れている(0)
2011年5月24日 to 奇跡
是枝監督は、脚本を読んだ樹木希林さんに「この映画は子供が主役だから、大人達は顔のアップは必要ないわよ。皆、表情のアップが無くても十分出来る人達ばかりだから」とアドバイスをされたそうです。
それを聞いて監督は安心して子供達の表情を捉える事に専念出来たとの事。
確かに、脇を固める豪華俳優陣のアップはまったくなく、子供達の生き生きとした表情がとても印象に残りました。
監督も絶賛されていましたが、主演のまえだまえだの二人の自然な演技が素晴らしかったです。
豪華俳優陣に負けない存在感でした。
樹木希林さんのお孫さんも素晴らしい演技で今後の活躍が大いに楽しみです。
親の離婚で離れ離れに暮らす事になった兄と弟。
何とかまた四人で暮らしたいと願う兄は、開業したばかりの九州新幹線同士がすれ違った瞬間に奇跡が起こるという話を同級生から聞き、ある計画を立てる。
それぞれ色々な事情を抱えた子供達が、大人達の協力を得ながら小さな冒険の旅に出る様子は、さながら日本版スタンド・バイ・ミーのようでした。
どこまでが演技なのか、アドリブなのかの境目が解らないぐらいに子供達の演技が自然で素直なリアクションに感じました。
自分がこの子達の頃は、どんなだっただろう?何を考えていただろう?と思いながら観ていました。
奇跡なんてそうそう起こる筈はありませんが、平凡な日常にこそ奇跡が溢れているんだな、と気付かせてくれる、素敵な映画でした。共感:2人
└トップページへ