silverlining さん
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2019年11月18日 to 映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ
異世界ファンタジーのいい話の王道を行く結末
流行りの言い方をすれば「あざとい」作り
まあ、当然だが終始ユル〜い
子どもが「かわいー」とか合いの手を入れるので、その点でも癒される
毎度毎度入るナレーションが邪魔だった
ナレーションは子どものためか?
子どももナレーションが無くても理解できるだろうに
2019年11月17日 to 閉鎖病棟―それぞれの朝―
社会からドロップアウトした弱き者たちが行き着いた精神科病棟
そこでの日常と事件を描く
ストーリー展開に意外性はなく暗く地味
何が描きたかったのかはイマイチ分からない
終始モヤモヤがあるのだが
演技力のある演者がそろっていて見応えはある
2019年11月16日 to ジョーカー
全く新たなジョーカー像。既存のゴッサムシティではなく、パラレルワールドのジョーカーと考えた方が良いだろう
(この作品に限らずアメコミは様々な派生をするので、それぞれ別の作品として見る方が良い)
最近のジョーカーは事故による特異体質ではなくなっていて外観のアイデンティティの消失(非人間化)と言うトリガーがないために内面つまり精神的な崩壊を描くのだが不運や社会の不公平という積み重ねられていく不幸により徐々に崩壊しジョーカーになるのではなく
信じていたアイデンティティが全て虚構であって自らの実在が何もないことに絶望し、社会に認知される、つまり存在するためにジョーカーになる(アーサーという存在が単に消失していくのではなく、アーサーという存在自体が無かった)というトリガーは良い着想
既存の理解不能な完全な狂人であるジョーカーとは違い
「笑い」「怒り」が彼が抱える大きな「悲しみ」から自己を守るための鎧として発生しており、とても人間的に描かれている
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2019年11月15日 to ターミネーター:ニュー・フェイト
確かにこれぞターミネーター
だだ逆を言えば、単なる焼き直し
この作品観る限りでは、制作の意味はない
T2で完結していて、結局おまけみたいな感じ
続編が予定されているらしいので、それを観るまでは評価しづらい
話が付け足しなので、時間軸の分岐、タイムパラドクスとしては成り立っていない箇所がある
ただ確率論的な話もでているので、未来が分岐し、それが多元的に存在し、タイムマシンが時間だけでなく次元も跳躍していると言うことか
パラレルワールド、マルチバースの理論が入ってくると、全く別の話になってしまうが、他のシリーズ作品と共存しえることになる
自立AIが短絡的に有害な人類を物理的に攻撃し絶滅させる確率がそんなに高いとは思わないが
(どちらかと言えば、人類をコントロールした方が良いだろう)
まあ、細かいツッコミはこれくらいにしておく
ただ見終わって既視感に襲われた人は大勢いるだろう
続編が焼き直しにならないことを祈るばかり
2019年11月15日 to “樹木希林“を生きる
人によっては「変わってる」「気難しい」とネガティブな印象を与えるその人柄だが
根本には他人には理解しづらいが「こだわり」と「優しさ」「ユーモア」が溢れている
樹木希林さんがダメ出しをする相手は3人いるが単にわがままを言っているのではない
ダメな所を必ず相手に考えさせている
つまり、相手の成長をうながすためのダメ出しだ
最初の若いヘアメイクさんと後半に出てくる気心の知れたヘアメイクさん
今作品の監督と是枝監督
それぞれの樹木希林さんへの接し方を見ると彼女が演技力だけでそこにいるのではないと分かる
今作品の監督は単に好奇心から密着取材を始めた節がある
監督としても未熟だし
インタビュアーとしては全くのド素人
だ
樹木希林さんの魅力を十二分に引き出せているとは思えないが
それでも彼女の言動には惹き付けられる
樹木希林は本当に稀有な素晴らしい女性だった
2019年11月14日 to 今さら言えない小さな秘密
「一見スキだらけの老人が実は武術の達人でスキが全くない」みたいな、そんな作品(例えであって格闘シーンはありません)
脚本が良く計算されていて、期待させておいて、それを裏切ったりなど、笑いを無理に取りに来ない引き算が秀逸でシュール
フランスの漫画が原作で原作者も脚本に参加していることから絵コンテ的なものがあったんではなかろうか?
登場人物たちそれぞれのキャラクターカラーはもちろんたが、村の建物や木々などの色、雨のシーンとの色の対比、色使いが素晴らしい
わざとリアルなCGを使わずに特撮的な技法を多用したり、派手なカメラワークではないが、カット割や役者の表情の写し方など、こだわった作り
どの役者の演技も素晴らしいが
1番惹き付けられたのは、少年時代の主人公ラウルの自転車での転び方だ
あれはなかなかできない
単に受け身を取らないだけでなく、転ぶ直前一瞬スローモーションになる
あの転び方は本当に絶妙
あれを観るだけでも価値がある
2019年11月14日 to フリーソロ
クライマーのアレックスが命綱なしでのクライミングで前人未到の絶壁に挑む姿を映す
命を掛けることで強いクライミング・ハイを得るために登る特殊な人と勘違いされるが、決して無謀ではなく成功させるため綿密な計画を立てるストイックな姿はプロフェッショナルだ
彼にとってはクライミングが生きることそのものなのだろう
CGは使っていないがデジタル撮影技術の進歩でドローンと望遠撮影による絶景は逆に怖さを感じない
それは感情を脇に置いて絶壁に淡々と挑むアレックスの姿と合致する
この挑戦のシーンだけ見れば、困難などないように簡単に難所を通過していくアレックス
それは彼の中の確信が成せる業だろう
才能と努力が一点に集中するとき、人は不可能を可能にするのだ
登頂直後の喜びと恋人と再会した時の喜び
どちらが大きな喜びだったのだろうか?
共感:1人
2019年11月6日 to 万引き家族
血の繋がらない家族で家族とはなにか?を描くのは良くあるパターン
だがパルムドール取っただけはある
これだけ演技力ある人たち並べたら、それだけでお腹いっぱいだが
子役の2人が素晴らしい
答えを明示しない結末にすることで
観衆に答えを出させる結末
盗んだのは絆という謳い文句は的外れ
この家族は生きるために、刹那の幸せのために現代の倫理をことごとく破ってはいるが、弱く不完全で素晴らしく人間らしい
結局答えなんてない
2019年11月6日 to フッド:ザ・ビギニング
ロビン・フッドは好きな物語ではあるが
様々な映像化がされてきた中、この作品は突き抜けている
冒頭で語られるように以前こロビン・フッドは忘れて見た方が良い
これはさながらアメコミヒーローのロビン・フッドだ
DCヒーローのグリーン・アローはロビン・フッドがモデルではあるが
それがロビン・フッドに逆移植された感じ
キャラ設定、ストーリー、アクションどれをとってもアメコミ風
冒頭の十字軍の遠征のシーンはまるで現代の中東での市街地戦、弓矢で銃撃戦を展開する
十字軍がみんな弓兵なのか
いわゆる弓矢でのゼロ距離射撃とか
(剣を使え!剣を!)
弦を引きっぱなしだと弦が伸びてしまうぞとかツッコミを入れたいが
すぐにアクションに引き込まれる
シャーウッドの森に避難するまでが描かれていてザ・ビギニングと邦題はなっているが原題はただの「ロビン・フッド」なので続編はないかも、
どちらにしてもこのレベルの続編は作れないだろう
それくらいの出来だ
2019年11月6日 to 風をつかまえた少年
文科省厚労省推薦映画
単に映画として特におもしろくはない
が見る価値はある
日本で暮らしていると現在でもちょっとした気候で飢餓が起こる地域があることは忘れがちだし、そんなニュースは当然流れない
民主主義と言う名を掲げた独裁政治(今や日本も変わらないが…)
飢餓による極限状態が人を人で無くしていくこと
など考えさせられることが多い
大勢が死に、皆が絶望する中、主人公はちょっとした科学で村を救う
たった1人でも希望を持ち続けた主人公の信念の素晴らしさ