silverlining さん
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43件中1-10件
2020年4月3日 to CURED キュアード
ゾンビウイルスが治療されて治癒者たちが迫害を受けるという設定なので
ゾンビ映画じゃないんだろうと思って観てたら結局ゾンビ映画だったみたいな
サスペンスの要素を交えた古典的なゾンビ映画
全くもって怖くなく、ただデカイ音出してるだけ
アイルランドのジメジメした雰囲気はホラー映画向きではあるし
フーリガン(アイルランド語が語源)、IRAのイメージもあって好戦的な印象もあり(アイルランドの皆さん申し訳ありません)
それが緊張感と不穏感を観客により与えてはいる、もちろんリアリティーはないのだけれど
「ゾンビよりも人間の方が恐ろしい」で最後まで行って欲しかった
展開としては途中まではまあまあだったが、次第に暴力傾向が人間としてのものじゃなくゾンビの後遺症なのか?みたいに描かれていき結末はゾンビ映画ありがちな続編を匂わせる宙ぶらりんな感じ
ハッピーエンドじゃなくても良いけど
見終わってみると普通過ぎて何も残らない
他の映画を見ましょう
ゾンビ映画なら、もうちょっと待っていれば
新感染ファイナル・エクスプレスの続編がやるので
2020年2月18日 to キャッツ
全体的には凡作
カメラワークが最悪
ダンス、ワイヤーアクション、そしてCGを駆使した演出は凝ってはいる
舞台は観たことないが
これだけ歌と踊りが続けば舞台で観れば圧巻だろう
しかし、この作品ではカメラワークでアップの多用と細切れにされて凄さが伝わらない、しかも最初のシーンはカメラの揺れが激しくゲンナリしてしまった
しかし、ジェニファー・ハドソンの名曲「メモリー」が圧巻!
それまでの凡作感を完全に引っくり返す
この1曲のためにこの作品はあると言って良い
2020年9月13日 to アルテミスと妖精の身代金
なぜ一緒に戦ってるのか?
急に生涯の友人になったり
全く持って説得力はない
完全に子どもだまし
2020年3月17日 to 新聞記者
日本アカデミー賞最優秀作品賞、最優秀男優賞、最優秀女優賞
らしい
日本のアカデミー賞は全く気にしたことなかったが
作品内容が気になって観賞した
現代日本のジャーナリズムと政治の腐敗を描いた作品で、話題になったニュースをいくつも名を変え取り上げている
がノンフィクション感は冒頭10分ほどで物語としてのリアリティはどんどん失われていく
最近のドラマ「相棒」シリーズを好きな人なら好きかも
デジタル撮影の演出過多、内閣府(内調)のオフィスってホントにあんなに照明暗いのか?
なんだろうあのスローモーションは?
あれが格好いいとか演者の演技をより際立たせるとか思ってるんだろうか?
終始気になるのは主役の韓国人女優のバリバリ朝鮮訛りの日本語
何故この人を器用したのか?
演技力は良いが役柄にマッチしていない
終盤に朝鮮訛りの理由が説明されるが手遅れ、まあ設定としては無難で予想通りだが、それまでの感情移入できない違和感は取り返せず
この手の政治批判的な作品に日本人の女優は恐くて出演できないのか?
政治不信しかも内閣府を対象にしていて総理大臣が全く出てこないと言う忖度
いや総理大臣描いてたら、公開に圧力が掛かったかもしれない
日本の映画界がこの作品を制作し持ち上げたのが日本の現状への批判なら素晴らしいのだが、単に作品の良し悪しでの受賞なら、日本映画界のメインストリームってホントにダメだよなと言う印象
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2020年4月4日 to ナイチンゲール
タスマニアを植民地支配しようとするイギリス、流刑地となっていたタスマニアには労働力として犯罪者が送られており、流刑者たちはイギリス兵に虐げられている。
当然、タスマニアの時代背景はまったく知らない状態で観賞した
ただ当時の欧州各国の植民地政策で世界中で起こっていたことがタスマニアでも起こっていたということがこの作品で良く分かる
とはいえ、アメリカで南北戦争、開拓時代が西部劇として数えきれないほど映画化されていて
それをタスマニアを舞台に描いているだけの作品
ヴェネチア映画祭審査員特別賞らしいがヴェネチア映画祭の審査員がこの作品のどこを評価したのかは全く分からない
同じUKでもイギリスとアイルランドが仲が悪いことや原住民について時代背景をしっかり描いてはいるが、まず脚本が酷くつまらないし、映像表現も普通。暴力シーンが凄い的な謳い文句だがそれも普通だった
主人公を含めて非常に頑丈で痛みに強い人間が数名いて辟易する
主人公は二の腕を撃たれるのだが、その直後平気な顔をして腕をブンブン振り回して走る
ある者は槍が太股を貫通し、それを自ら引き抜いて大量出血をしながら、足を引きずりながらだが結構な距離を歩く
女性監督だと女性ならではの描き方だなと良く思うのだが繊細さやセンス的なものも全くない
女性監督なのだが主人公を一見芯があるように見えて、その場その場で感情に振り回され一貫性がない行動を取る1人では何もできないバカ女として描こうとしているように思える
主人公は夫と赤ん坊を殺されたショックで幻覚を見たのか?
タスマニアの森が幻覚を見させているのか?
という現実とファンタジーどっちつかず感も中途半端
良いところを探せばタスマニアの自然やセットや衣装くらいか
2020年2月13日 to ザ・ピーナッツバター・ファルコン
車移動は少ないがいわゆるロードムービー
ストーリーに新鮮さや驚きはない
この手の設定にしては偏見や社会問題などはあまり描いておらず、アメリカ映画らしいといって良いのか能天気なリアリティのないファンタジー作品
何も考えないで見ても、ふーんって感じ
リアリティがないのだから、もっとコメディに極フリした方が良かったのではないだろうか
2019年12月2日 to HUMAN LOST 人間失格
むちゃくちゃだ
「アキラ」や「エヴァンゲリオン」「攻殻機動隊」「亜人」「進撃の巨人」や「牙狼」etc.etc.ほぼほぼ全編何かのパクり、どこかで見たことがあるような内容や演出を詰め込めるだけ詰め込んだ感じ
深読みすると、さまざまな作品のパロディ(笑うシーンはないが)になっているようにも思える
単純計算で約15年後の未来の設定だが
凄まじいほどテクノロジーが進化し、思想的には極端に偏った何でもありのリアリティ皆無の世界観
3人の異能者の能力が超能力なのかナノテクなのかそれすら不明
ポリゴンCD技術は随分向上しているが違和感は拭えない
しかし、最低限の説明以外はそれが何なのかを全く説明しないでグイグイ雰囲気だけで押し進めていく展開は潔くて圧巻、観客を力ずくで引き込む
3部作とかにしてグダグダ説明してたら見飽きるだろう
登場人物たちは設定や思考にリアリティが皆無なので感情移入はできないが声優陣の恐ろしい程の演技力でしっかり存在している
集客狙ってアイドルとか起用してたら★はゼロだったろう
2020年6月17日 to ハリエット
アメリカ奴隷解放の英雄ハリエット・タブマンの物語
今まさにタイムリー
シンシア・エリヴォがアカデミー主演女優賞、歌曲賞にノミネートされた作品
全般的な劇伴は作品に合っているとは言い難いが
シンシア・エリヴォとヴォンディ・カーティス=ホールの歌がえげつない
思っていた以上にエンターテイメント性が高い
題材的にはもっとリアリティを追求した作りを期待していたのだが
ハリウッド作品なので、その期待自体が間違ってたんだろう
個人的イメージとしてアフリカ系アメリカ人のジャンヌ・ダルクだったが、完全にジャンヌ・ダルクにオーバーラップさせており良くある脚本、演出で出来としては並み以下
シンシア・エリヴォとヴォンディ・カーティス=ホールの歌を聴くための作品
"Cynthia Erivo - "Stand Up" - Oscars 2020 Performance"
https://youtu.be/g3HICKj-4Zs
2020年2月18日 to 1917 命をかけた伝令
驚異のワンカット映像は完全な嘘
ワンカット風に編集された映像
編集点があちこちにあって気になる人もいるだろう
物語の時間は15時間ほどか
それを2時間にしてワンカット風にしているので映像の繋ぎとストーリーの時間経過にギャップが多く違和感が凄い
確かに映像単体を観れば素晴らしい
小道具や死体描写などにもリアリティがあり、良くこんなロケ撮影、セットを作ったと思う
が、ストーリー展開にリアリティはなく
命を賭ける緊張感も最初だけで、どんどん薄れていく
罠のあの火薬量で何故かほぼ無傷だったり、相棒のドジな死に方、ドイツ兵の狙撃の下手さetc.etc.
途中からは、この作品はファンタジーのコメディなんだと思って観ていた
前フリも肩透かしだし
まあ、映像は最後まで飽きることなく観ることはできた
(もしかしたら、メンディス監督が子供の頃に父親が子供を楽しませるために語ったヨタ話なのだろうか?そうするとストーリーが子ども騙しなのも納得がいく)
共感:2人
2020年6月27日 to その手に触れるまで
カンヌ監督賞作品
一般的なイスラム教徒だった少年がイスラム教の過激な思想に侵されて暴走してしまうというプロットだが
「マインドコントロールを受けた何も分からない少年が罪を犯し、そこから周囲の人たちの努力によって回復する」という紹介がされているが実際には全く違うストーリー
イスラム過激派はテロリストに改造するために少年を引き込むことが多いが、主人公の導師は小物で過激な思想を持っているがテロリストではない
どちらかと言えばイスラムの教えに厳格になってしまった主人公の身勝手で無謀な暴走である
表面上は周囲に従いつつ、頑なに目的の遂行を忘れない主人公は、いかに人間が自分が正義であると思い込んでしまいやすく、自らを改められない生物であるか描いているようである
確かに主人公が改悛しないのは、夢物語ではなくリアリティがあるが、オチが酷い
自業自得、因果応報、天罰など言い方は色々あるだろうが急にリアリティが喪失する
まあ、カンヌではこういう映画が評価されやすいよな