遙 さん
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74件中1-10件
2008年7月21日 to パンズ・ラビリンス
ダーク・ファンタジー。とても良かったです。
人間の愚かさ残忍さに対して、
怒りと虚しさで心が暗くなる。
辛い現実・恐怖から逃れるために、
幻想の世界の中に入り込んでいく少女。
少女は魔法の国で幸せになったのだと、
そう思いたい。純真なままの彼女の笑顔が
とても切なく涙がでそうになった。
好き嫌い、感じ方は人それぞれかと思うけど、
私の中の、名作のひとつになりました。
共感:3人
2009年1月12日 to ダークナイト
モラルや正義、理屈が通じる事はなく、
人々を混乱に陥れていくのが愉快でたまらない
ジョーカーは「恐怖」そのもの・・・
人間なら誰もが持っているかもしれない
”負”の部分を引きずり出し、試し、翻弄する。
ヒース・レジャーは狂人的なジョーカーを演じ、
鬼気迫るものがあって本当に凄かった!
”暗黒の騎士”ダークナイトとして夜の世界に
生きるバットマンは美しいヒーローではなく、
人間としての生々しい部分も描いていて印象的。
犯罪者撲滅のために表舞台で戦う”光の騎士”
検事デントの存在も大きく、
ただ単に善と悪の対決ではなく、
奥行きのあるストーリーで良かった。
2時間半があっという間だった。
お気に入り♪
共感:1人
2008年7月10日 to ボーン・アルティメイタム
2作目を飛ばして3作目を先に観てしまった・・・
1作目も良かったけど、シリーズ最終作となる
この作品もかなり面白かった。
ハイテクを駆使して追ってくるCIAを相手に
鍛え抜かれた頭脳と身体で戦う主人公が
クールに描かれていて、ストーリーの
展開も早いし、ハラハラ・ドキドキ
引き込まれてしまった。
終わり方も良かったし、
素直に思いきり楽しめたかな。
暗殺者と素手で戦うシーンも迫力があって良い。
いろいろな国の風景が出てきて美しい。
私的にはかなり気に入りました!
共感:2人
2008年6月25日 to あるいは裏切りという名の犬
CGを駆使した映画も好きだけど、
生身の人間が演じるドラマもやっぱり
いいなっと、改めて感じた作品。
主役のダニエル・オートゥイユが渋いッ。
「どうなるのだろう?」っと、観る者を
最後まで引き付けてくれる。
ラストはなんともいえない余韻に包まれた。
久しぶりに良い映画を観た感じ。大満足!
共感:2人
2008年8月3日 to インサイダー
有名企業が実名で出てくるので、
びっくりしていたのだけど、
実話が基になっているとの事。
圧力に屈せず、世の中に真実を公表する事が
いかに勇気が必要で難しい事か痛感する。
家族や生活を守りたいという想いとの
葛藤に苦しみながらも、
公にしなくてはいけないという信念を貫き、
会社の不正を告発した元役員を
ラッセル・クロウがリアルに
演じていて良かった。
ジャーナリスト魂に溢れた、熱くてまっすぐな
報道番組プロデューサー役をアル・パチーノが
好演。役にとても合っていた。
2010年2月12日 to ターミネーター4
私の中ではかなりツボを押す作品。
映像の質感、何気ない風景、
登場人物それぞれの衣装、などなど、
好みの世界でワクワクしてしまった。
SF映画ではあるけれど、
ただ単に人間と機械との戦いではなく、
”人間と機械の違いとは?”という
大きなテーマがあり、奥行きのある物語に
なっているところも好きだった。
爆発シーンは実際に撮影しているだけあって、
臨場感に溢れ見応えあり。
シュワちゃんもCGで登場し、
おおっと思わず目を見張る・・・
クリスチャン・ベイルは
ジョン・コナー役が似合うと思ったし、
マーカス役のサム・ワーシントンも
主役に負けず存在感があって良かった。
カイルと一緒にいたスターという
名前の女の子、幼いのに逞しく、
そしてとても可愛くて印象的。
2010年1月28日 to シービスケット
実話に基づいた、
一頭の競走馬に夢を賭けた人々の物語。
互いの再生の物語である、
とラストで語られているように、
シービスケットも人間によって助けられ、
人間もまた、馬に希望を託す事によって、
傷ついた心を立ち直らせる事ができた。
勝つ事に対する熱意と同時に、
競走馬としても命あるものとしても、
人が馬に対して愛情を向けているので、
その温かい空気が伝わってきて、
ラストシーンはじんわりと感動し
余韻に浸った。
調教師のスミスが、
暴れているシービスケットと、
喧嘩をしているレッドを交互に見て、
”騎手はこの男だ”と、
ピンときたシーンが楽しかった。
紅葉した林の中をシービスケットが
疾走するシーンがとても美しい。
レースのシーンでは、
走っている馬達の足元を間近で捉えていたり、
馬の目線で撮っていたりしていて、
スピード感に溢れ、迫力満点。
2009年12月20日 to グラン・トリノ
ちょっと偏屈で頑固者の老人が、
移民の少年とその家族と交流していくうちに
信頼関係を築き、情を深めていく。
身をもって少年の未来を守った
主人公の生き様に心を打たれ、涙が溢れた。
親子の間に、深い溝が出来ていった過程は
描かれていないので、なんともいえないけれど、
遠くにいる身内の表面的な付き合いよりも、
見知らぬ者であっても懐にスッと入ってきて
くれるような、温かい雰囲気のある隣人が、
主人公にとっては一番身近な存在として
心を開く事ができ、
打ち解けられたのかもしれない。
少年が主人公の誇りであるグラン・トリノを
託してもらえたのは、友情以上に「真の男」
として認めてもらえた証なのかなっと思う。
ラストシーンはジワっときた。
主人公と神父さんが、じんわり、ゆっくりと
心を通わせていくところも良かったし、
床屋の主人との粋な会話も楽しく印象深い。
共感:3人
2009年8月10日 to プレステージ
ヒュー・ジャックマンも
クリスチャン・ベイルも
どちらも負けないくらい存在感があって、
とっても良かった。
デヴィッド・ボウイに気づかなかった(汗)
19世紀末のロンドン。
マジック・ショーでの事故をきっかけに、
単なるライバルではなく、
互いの足を引っ張り、憎み合うように
なってしまったアンジャーとボーデン。
アンジャーが辿り着いた究極のマジック。
タネ明しは・・・といえば、
摩訶不思議な感じだったけれど、
違和感はそれほどなく納得できた。
2人の皮肉な運命が描かれるクライマックスで
大事なポイントになっていたと思う。
復讐に対する応酬。
そして、常に新しい刺激を求める観衆から
驚きと賞賛の声を浴び、一流マジシャンで
有り続ける事への渇望と執念。
2人の戦いは見応えがあった。
時間が前後して進行していく形が
ミステリアスで上手いなって思った。
あのシーンはここに繋がるのかーっと、
感動的だったり。
驚く展開が諸所に仕掛けられているので、
物語を観ている側もトリックの中に
巻き込まれていく感じ。面白かった!
この頃のヨーロッパを舞台とした映画は
視覚的にとても好みで心地良い。
2010年1月10日 to ダイ・ハード4.0
シリーズ1、2を観て面白かった記憶が
あるので、今作品も楽しみにしていた。
今時の映画では見かけないような、
脂がノリにノった、タフで熱さムンムン(笑)
のヒーロー。それが逆に新鮮な感じに映り
良かったです。
危機一髪な時でも、どこかふざけているような
感じだったりするのだけど、
本人はいたって真剣。
それが笑いを誘ったりして、
楽しいシーンも幾つかあった。
ハチャメチャやっているようで、
瞬時の冷静な判断は素晴らしく、
マクレーン刑事のキャラの濃さは強烈です。
アクションは見所が多くて迫力あり!
ハッカー役の青年やマクレーン刑事の娘さんも
好印象です。
世の中がいかにコンピュータによって
動いているか、そして
それに頼って生きているか、
痛切に感じたりもしました・・・