遙 さん
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2012年12月18日 to ゴーン・ベイビー・ゴーン
観終わって、私もアンジーのような気持ちになるかなって思った。
アマンダが将来どのような大人になるか分からないけれどこの場合、
法に従って正しいと信じる事を貫く事が良い事なのかどうなのか・・。
サスペンスの要素はあるけれど人間ドラマとして深かったです。
2012年12月18日 to フローズン・リバー
危険と承知で凍った川を車で渡っていくシーンは、 犯罪に手を染める事を選んだ主人公の追い詰められた人生と重なって見え、張り詰めた冷たい空気が伝わってくるようだった。
仕事として割り切った関係だった女性2人が最後に、
最善と思える選択に気持ちを落とすのだけど、
厳しさの中に静かな希望があり救われるラストだった。
共感:2人
2010年2月12日 to ターミネーター4
私の中ではかなりツボを押す作品。
映像の質感、何気ない風景、
登場人物それぞれの衣装、などなど、
好みの世界でワクワクしてしまった。
SF映画ではあるけれど、
ただ単に人間と機械との戦いではなく、
”人間と機械の違いとは?”という
大きなテーマがあり、奥行きのある物語に
なっているところも好きだった。
爆発シーンは実際に撮影しているだけあって、
臨場感に溢れ見応えあり。
シュワちゃんもCGで登場し、
おおっと思わず目を見張る・・・
クリスチャン・ベイルは
ジョン・コナー役が似合うと思ったし、
マーカス役のサム・ワーシントンも
主役に負けず存在感があって良かった。
カイルと一緒にいたスターという
名前の女の子、幼いのに逞しく、
そしてとても可愛くて印象的。
2010年1月28日 to シービスケット
実話に基づいた、
一頭の競走馬に夢を賭けた人々の物語。
互いの再生の物語である、
とラストで語られているように、
シービスケットも人間によって助けられ、
人間もまた、馬に希望を託す事によって、
傷ついた心を立ち直らせる事ができた。
勝つ事に対する熱意と同時に、
競走馬としても命あるものとしても、
人が馬に対して愛情を向けているので、
その温かい空気が伝わってきて、
ラストシーンはじんわりと感動し
余韻に浸った。
調教師のスミスが、
暴れているシービスケットと、
喧嘩をしているレッドを交互に見て、
”騎手はこの男だ”と、
ピンときたシーンが楽しかった。
紅葉した林の中をシービスケットが
疾走するシーンがとても美しい。
レースのシーンでは、
走っている馬達の足元を間近で捉えていたり、
馬の目線で撮っていたりしていて、
スピード感に溢れ、迫力満点。
2010年1月26日 to 天使と悪魔
ドラマ的要素もある原作に比べ、映画の方は
エンターテインメント色が強い感じで、
原作と設定が違うところも多かったけれど、
それはそれで面白かった。
ストーリーの流れは無理がない感じに
出来ていて、わかりやすくテンポも良かった。
謎解きサスペンスの良い雰囲気を堪能できた。
枢機卿の殺害される現場は、
映像ならではの怖さがあった。
でもやはり原作を先に読まなかった方が
良かったかも・・・
知っている方がより映画を楽しめるとは
思うけれど、どうしても原作の内容と
比べてしまい、物語の中にドップリと
浸る事ができず、ワクワク感が
抑え気味になってしまった。
科学と宗教の融合について深く考えさせられた。
シュトラウス枢機卿が言った、
「科学も宗教もどちらも大切」
という言葉は重かった。
ラストシーンの、ラングドン教授と
シュトラウス枢機卿の会話が
温かい気持ちになり、とても好きです。
2010年1月17日 to ドッジボール
久しぶりにコメディを観た。
大爆笑とまではいかなかったけれど、
くすくす笑える感じで面白かった。
子供の頃に遊んだ時とルールが違っていた。
これが正式のドッジボールなのかな、
なんとなく地味なイメージがあったけれど、
試合の流れによっては結構エキサイトできる
スポーツかもしれないって思った。
シンプルなストーリーだけど、
やはりハッピィエンドは
気持ちがスッキリして良いです。
ホワイト演じるベン・スティラーは
徹底した悪者ぶりで、ナルシスト全開な演技も
ブルっとするほど不気味で(笑)上手だった。
エンドロールも笑えます。
2010年1月10日 to ダイ・ハード4.0
シリーズ1、2を観て面白かった記憶が
あるので、今作品も楽しみにしていた。
今時の映画では見かけないような、
脂がノリにノった、タフで熱さムンムン(笑)
のヒーロー。それが逆に新鮮な感じに映り
良かったです。
危機一髪な時でも、どこかふざけているような
感じだったりするのだけど、
本人はいたって真剣。
それが笑いを誘ったりして、
楽しいシーンも幾つかあった。
ハチャメチャやっているようで、
瞬時の冷静な判断は素晴らしく、
マクレーン刑事のキャラの濃さは強烈です。
アクションは見所が多くて迫力あり!
ハッカー役の青年やマクレーン刑事の娘さんも
好印象です。
世の中がいかにコンピュータによって
動いているか、そして
それに頼って生きているか、
痛切に感じたりもしました・・・
2009年12月20日 to グラン・トリノ
ちょっと偏屈で頑固者の老人が、
移民の少年とその家族と交流していくうちに
信頼関係を築き、情を深めていく。
身をもって少年の未来を守った
主人公の生き様に心を打たれ、涙が溢れた。
親子の間に、深い溝が出来ていった過程は
描かれていないので、なんともいえないけれど、
遠くにいる身内の表面的な付き合いよりも、
見知らぬ者であっても懐にスッと入ってきて
くれるような、温かい雰囲気のある隣人が、
主人公にとっては一番身近な存在として
心を開く事ができ、
打ち解けられたのかもしれない。
少年が主人公の誇りであるグラン・トリノを
託してもらえたのは、友情以上に「真の男」
として認めてもらえた証なのかなっと思う。
ラストシーンはジワっときた。
主人公と神父さんが、じんわり、ゆっくりと
心を通わせていくところも良かったし、
床屋の主人との粋な会話も楽しく印象深い。
共感:3人
2009年12月18日 to きつねと私の12か月
きつねの美しさに魅せられてしまった少女の話。
登場するのは、少女ときつねと森の動物達。
ストーリーは少女のナレーションにより、
展開はほとんどがこの2者の交流に
絞られているので、皆さん書かれているように、
ドキュメンタリー・タッチのような、
普通のドラマとは違う作風だった。
きつねを眺めているだけではなく、
仲良くなりたいと思うのは子供の純真さだと
思うし、その真っ直ぐな無邪気さは
微笑ましいのかもしれないけれど、
「これ以上きつねに近づかないで欲しいな」
と、ハラハラした気持ちで観てしまった。
野生には野生の掟があり、人間との境界線は
存在していて、必要以上に入り込んでしまうと、
バランスを崩してしまう危険が。
楽しくハッピィなお話ではなく、
ラストの方では、教訓になるような
厳しくほろ苦い現実が待っている。
「好き」という感情がエスカレートして、
「支配」という欲に変わってしまう
人間の本質を想い、考えさせられる。
自然の美しさや動達物の姿を生き生きと
鮮やかに撮影していて素晴らしかった!
とても感動した。森にもいろいろな
表情があり、まるでファンタジーのよう。
2009年12月13日 to カーズ
自惚れが強い自信家の若きレーサー、
ライトニング・マックィーンは
レース会場に向う途中、アクシデントにより、と、ある町に迷い込んでしまう。
人情・友情・愛情に触れるうちに、
他を信頼する心や思いやる気持ちに
目覚めていく。
レーサーとしても個としても成長していく姿が
温かく描かれていて良かった。
車達の表情、目元や口元などが可愛い。
車のボディに町のネオンが映し出される
シーンや、水しぶきや物体が
弾き飛ばされて舞い上がるシーンなど、
CGがリアルで綺麗で感心した。
レースでのクラッシュ・シーンは迫力あり。
サリーとのドライブでは美しい風景の中、
車を滑らかに走らせていて観ていて楽しかった。
個人的にツボだったのが、フェラーリ好きの
タイヤ販売店の2車。
カリフォルニアでの決着レースは感動で
ウルっとなってしまった。
脚本も良かったし、それぞれのキャラクターが
魅力的に描かれていて、観る前は
子供向けなのかなっと思っていたけれど、
大人も満足できるステキな作品だった。