てるてる13 さん
てるてる13さんのレビュー一覧
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98件中1-10件
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続編が楽しみに(0)
2011年10月11日 to 探偵はBARにいる
札幌ススキノを舞台とするハードボイルド。
大泉洋さんがハマっていました。
いつも寝ている相棒とか、お願いしないと動かない車とか、たまりませんね。
続編が楽しみになりました。 -
なんだか「おとぎ話」を読んでいるみたいで(0)
2009年11月4日 to わたし出すわ
この作品を観ていると、なんだか「おとぎ話」を読んでいるみたいで、お金をもらった人たちは幸せになれたのでしょうか?
というお話。
なるほど、なるほど、と思ってみていたら、とても面白かったです。 -
みんな楽しそうに、ニセ札づくり(0)
2009年4月13日 to ニセ札
木村祐一さん初監督作品です。戦後実際に起こった事件をモチーフに作られた作品です。
世の中、犯罪というものは山ほどありますが、殺されるのは嫌だし、傷つけられるのは嫌だ。騙されて損をするのも困る。ということで、「ニセ札」いいですね。好きなものなんでも買えるし。
村の名主で、庄屋の戸浦さんが言います。「ニセ札で誰が死にます? 誰が損します? 日本は戦争中に中国でニセ札作っていた。お国がニセ札作って、ぼくらが作ったらあかんという法はないでしょう」 そのとおり!
職人魂が沸き起こり、みんな楽しそうに頑張ってます。川原でピクニックをしたりします。
紙幣の紙の製紙も、製版づくりも順調に行き、いよいよ印刷機を購入して…。
あとは、見てのお楽しみ。
「ニセ札」で損をするのは、国です。
もともと値打ちのない紙切れに、国が信用を与えて、貨幣の代わりをさせているのですから。
だから、検察官も、裁判官も「国家への反逆だ」と怒ります。
でも、この行為を喜び、感謝してくれる人たちがいます。
とてもすばらしい作品でした。
劇場で購入したパンフレットのタイトルが、「キム兄の正しいニセ札の作り方教えます。」
これ、本屋で売ってもいいと思います。
「世界のニセ札豆知識」がためになります(なんの?)。 -
この戦いに勝者はいない(0)
2009年4月12日 to レッドクリフ PartII ―未来への最終決戦―
この映画、わかりやすい作りで、冒頭にパート1のおさらいをサラッとしてくれます。
パートTは、この物語の背景、登場人物をしっかりと植えつけました。
パートUは、その登場人物がいきいきと動き出します。
論功行賞が行われるとしたら、第1等は孫権の妹、尚香さんでしょう。男装して曹操の陣営にもぐりこみ、敵の情報を逐一ハトをつかい、諸葛孔明の元に送り込みます。パートTで、彼女が孔明に言った「決戦のまえにかき回してやる」ことをしっかり実行しました。
様々な駆け引き、悩みを抱えつつ、決戦の時は迫っていきます。
すごい、すごい、作品でした。
「この戦いに勝者はいない」と、周瑜は言いましたが、まさしく、壮絶な戦いでした。
こうして、みるとあの予告編やチラシ、すごいなと思います。
「信じる心が、未来を変える」
闘う心―集中力さえあれば、小石で巨人をも倒せる―周瑜
忠義の心―約束したことは、最後まで違えません―孔明
野望の心―全軍突撃!赤壁を奪え!―曹操
孤高の心―誇りのためだ。たとえ勝てなくても戦わねばならぬ―孫権
仁愛の心―夫のためでなく、民のため。この戦いをやめてください―小喬
不屈の心―海賊と見下されても、誇りがあれば十分だ―甘興
純真の心―私は逃げない。必ず、戻ってくる―尚香
ああ、劉備、あなたの心は・・・?
ちょっと殺しすぎ! 心の中の妖精が悲鳴を上げます。
でも、すごい作品。
よくぞ作りました。共感:2人
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正義の味方って何? (0)
2009年4月6日 to ウォッチメン
いろいろな意味で、やられました。
これは、スーパーヒーロー物語なんですね。
時代は1985年。「K−2」のように、これは、アメリカがベトナム戦争に勝ってしまった世界。だから、ニクソン元気です。
なんで勝っちゃったのか? スーパーヒーローたちのおかげです。
愕然としましたが、「正義の味方」って何? スーパーマンも、バットマンも市民のために、正義を守るために悪と闘ってきましたよね?
違うんです。
悪い人は覆面をして強盗したりします。顔を隠すと、ばれずに悪いこと出来るからです。
じゃあ、悪を懲らしめる方も、覆面をすれば思う存分やっつけられるなんて言っているのです。
で、ヒーローチームというのができて、このメンバーの活躍により、アメリカはベトナムに勝利します。ベトナムの人たちは、悪の手先なんだ、なるほど。
原作を読んでいないのでいい加減ですが、まじめに作っている分、笑えてしまうところも。
ほとんどバットマンとか、コスプレフェチか?というところとか・・・。
すごく恐ろしくて、「いいのか?」と悩むところがありますが・・・。
うーん、納得できん! 戦えよ!というのが私の思い。まあ、まともなメンバーいないしなあ。
「地球が・・・」と「ダークナイト」を足したみたいな、でも面白かった。共感:1人
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堺雅人さんはおいしいとこ、みんな持っていってしまう、いい人(0)
2009年4月5日 to ジェネラル・ルージュの凱旋
この映画、不思議な作品で、田口先生(竹内結子)と、東大卒で厚生労働省の白鳥(阿部寛)コンビが大活躍かと思うとそうでなくて、やっぱり主役は、ジェネラル・ルージュこと速水センター長(堺雅人)なんでしょうね。パンフレットも真ん中に写っているし。
テーマはと聞かれると、
1.日本の医療体制の欠陥を厳しく指摘したもの
2.大学病院の弊害を鋭く追及したもの
3.官僚の本質と問題点をあからさまにしたもの
4.人の命はかけがえのないものだということを象徴的に描いたもの
5.目的のためには、優先順位を付け、ときには非情にならないといけないということを訴えたもの
6.お医者さんの中にもおかしな人が出てきているということを警告的に示したもの
さあ、どれでしょう。
いやあ、すごい映画でした。堺雅人さん、最高!
速水さん花房さんの関係が、ウルウルします。
堺雅人さんはおいしいとこ、みんな持っていってしまう、いい人ですね。
医療現場の状況も含め、ちょっとそら恐ろしい実態が垣間見えました。
「ハッピーフライト」もそうですが、現場の関係者の声を聞いて作られたんだろうなあと思います。
阿部寛さんは、「トリック」同様、こういう役ははまるよね。小児病棟で子供たちに「ガリバー」と言われてムキになっているところがかわいい。共感:1人
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待った甲斐があった!(0)
2009年2月1日 to マンマ・ミーア!
ABBAという、スウェーデン出身のグループが素敵な曲をいっぱい出しました。「ダンシング・クイーン」とか、「チキチータ」とか・・・。それらの曲を使ったギリシャの島を舞台としたミュージカル。
メリル・ストリープという、アカデミー賞の常連のような大女優がミュージカルの主役として、歌い踊ります。何という才能なんでしょう。芸達者な3人組の歌は見事です。
「ダンシング・クイーン」は圧巻です。
結婚式はどうなる?! ということで、盛り上がっていきます。
映画が終わると、舞台のカーテンコールのように、3人組のステージ。たまりません。
エンドロールに、アマンダ・セイフライドのソロで「Thank You For The Music」という曲が流れますが、とてもいい曲。聞いていて、「Thank You For The Movie」だよな、としみじみ思いました。
ああ、待った甲斐があった!共感:6人
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待ちかねたぞ!第2章(0)
2009年2月1日 to 20世紀少年〈第2章〉最後の希望
もちろん「本格科学冒険映画」です。
2000年の大みそかの夜の巨大ロボットによる人類滅亡計画「血の大みそか」は、悪魔のテロリスト・ケンジとその仲間が行ったものですが、「ともだち」の身体を張った行動によって、テロリスたたちの行動は阻止され、人類は救われました。それから15年。
テロリストグループの主要メンバーである「オッチョ=ショウグン」はとらえられ、東京湾の「海ほたる刑務所」に収容されていますが、同じく収容されていた漫画家角田とともに、大胆不敵にも脱獄を図り、都内に潜伏を図ります。
ケンジの姪のカンナは、ユキジの保護のもとで、高校生なのですが、先生の授業には反抗する、近所迷惑の騒音を流すなど、「こんな子に育って、ケンジさんに合わす顔がない」と、ユキジさんを嘆かせます。カンナは、「ユキジさんは変わった。なぜ、戦わないのか!」となじります。
過激な娘、カンナさんは夜は中華料理店でアルバイトをしながら、タイと中国のマフィア同士の抗争に弾丸の雨も恐れず(マトリックスか)、ついにボス同士を仲直りさせてしまい、マフィアがボディガードになる始末。困ったものです。
一方、地下に潜行したテロリストグループは、「しんよげんの書」なるものを発見しますが、それには人類滅亡の新たな計画が書き込まれていたのです。
真相を追求するため、同級生の小泉響子とともに「ともだちランド」に入ったカンナさんですが、そこにもテロリストの魔の手が…。
と、いう話でしたか、ちょっと違うか。
絶望的な状況で、「元祖ともだち」メンバーが頑張ります。そして、同級生が次々と顔を見せます。「オッチョ」シブい! 「サダキヨ」怖い!
何しろ、キャラクターが原作そっくりなので、はまる!
第1章のおさらいをすると、より分かる。
ケンジ! お前はどこで、何してるんだよ! メンバーはみんなそう思っているでしょうね。
ケンジなき今、カンナが「最後の希望」です。
波乱に満ちた幕切れで、いよいよ最終章は8月29日公開のよう。
それまで、なにをすればいいんだ! とりあえず、も一回原作読むか。共感:3人
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悩める行雄君のあしたは (0)
2009年1月31日 to 大阪ハムレット
森下裕美さんという漫画家の作品は、「少年アシベ」とか、「ひまわり武芸帳」「ここだけのふたり!」「ウチの場合は」とか、かわいらしい絵と、少々毒のあるほのぼの漫画を描く人で、この人の作品は大好きです。
その森下さんが、大阪を舞台にした「大阪ハムレット」を描きました。かわいらしいキャラクターはほとんどなく、ごっつい顔、怖い顔の登場人物が登場してきますが、笑える、泣ける漫画です。
その映画化です。
中心になるお母ちゃんを松坂慶子さんが演じています。働き者で、面倒見がよくて、おおらかで、お酒と歌が好きで、笑いが絶えません。
お母ちゃんには、3人の息子がおり、長男の政司(久野雅弘)君は中3なんだけど大学生に間違えられる老け顔、次男の行雄(森田直幸)君は、中1で喧嘩っ早くて、ヤンキー道を走っています。三男の宏基(大塚智哉)君は小学校で、将来なりたいものを聞かれて、「女の子になりたい」と宣言します。宏基君の理解者は、お母ちゃんと年の離れた妹の亜紀(本上まなみ)ちゃん、亜紀ちゃんはかわいらしい格好をするのが好きなんだけど、がんで入院中。
そんな一家にお父ちゃんの弟というおっちゃん(岸部一徳)が転がり込んで、同居してしまう。おっちゃんは「家族なんだから」といって、色違いの財布やTシャツを買ってくる。
そんな家族を見て、「りゅうのすけ」先生が「ハムレットみたいやな」と言ったことに行雄君はキレる、「なんで、ハムスターやねん」「ハムスターちゃうねん、ハムレットや」
ということで、行雄君は、図書室でシェークスピアの「ハムレット」を借りて読みだすのですが、意味がわからん、辞書を引き引き読みだします。悩める行雄君のはじまり、はじまり。
政司くんの恋の行方は。
悩める行雄君のあしたは。
宏基君の学芸会は。
笑えて、泣けて、ほのぼのして、ああ、人生っていいもんだな、と思える作品。
みんなに見てもらいたい作品ですね。共感:1人
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「飛んでる!」 観ていた子供も言いました(0)
2009年1月29日 to 旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ
予告編でこの映画観たいなあ、と思っていましたが、この「ペンギンが空を飛ぶ」というサブタイトルがなんだかわかりませんでしたが、映画を観てわかりました。市長も言いましたが、隣の子供も「飛んでる」って言いました。
ああ、こんな努力や工夫や、発想があったから、日本一の入場者の動物園ができたんだな、そして、こりゃ、旭山動物園行かにゃなるまいと思いました。
とても感動的ないい映画でした。共感:1人
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