白波さん さん
男性
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2020年11月18日 to 映画プリキュアミラクルリープ みんなとの不思議な1日
春のプリキュア家族で行ってまいりました。
休日の昼頃だったのですが劇場は満席(ひと席空けで)でびっくり。
コロナによる延期(手元のムビチケ見たら3.20公開でびっくり)など色々ありましたが、やっとの公開ですね。
まぁ春のプリキュアなので、何も考えずに新旧が動いてるところ見てれば良いやって感じ。
今回のお目当てはハグプリ勢で、スクリーンで活躍する最後の作品でしょう。
その姿が見れれば良いのです。
それにしても、久しぶりに聞いた「めちょっく!」は感慨深いものでした。
ハリほまなカットがいくつか出てくるのもナイス。あれは狙った演出でしょうね、気が利いてるなぁ。
と、そんな感じだったのですが、これが面白かった!
リープものですが難解な箇所は語らず、友達に覚えてもらえない寂しさに焦点を当てたのが良かったですね。
子どもはもちろん、大人にも入ってきやすい物語でした。
それとアクションが多めで作画も見事。すごい動いてましたね。
また、最後花びらが舞う中で13人のプリキュアが踊るシーンは凄かった。
もうTVで観られない前期エンディングを使用してるのも良い。
このエンディングを見ていて、やっと春がきたかのように感じました。
随所にスタッフ達の愛を感じるし、初監督作品でこのクオリティは素直にすごいと思います。
子らも楽しかったようで、下の子も最後まで見れましたよ。
とても良いプリキュアでした。
2020年3月19日 to 愛がなんだ
今年になってから流石に見かけなくなりましたが、「片隅」と同じでテアトルでずーっとやっていた気がします。
テルコを演じている岸井ゆきの、彼女の空気感が実に良いですね。
足元は不安定なのにぶれる事なく前に進む姿も、何だか微笑ましいです。
また彼女を取り巻く人達も魅力的な人物ばかり。
みんなキャラがすっごい立ってました。
私は中でもナカハラが好きでした。
出番は数なめですが、とても印象的でしたね。
物語はメインビジュアルにあるラブラブな感じでは無く、絶望的な片思いでした。正直観ていてつらい。
そして彼女は全くめげない。それがまたしんどい。
共感ではないけど、どこか目が離せなくなるんですね。
きっと女性にはかなり刺さる内容なんだろうな、観ていてそう思いました。
そして終わる時にはふわりとした心地良さが残るんですよ。
何だか女の人には敵わないなと思い知らされましたね、そんな作品でした。
共感:1人
2020年2月23日 to 劇場版 騎士竜戦隊リュウソウジャーVSルパンレンジャーVSパトレンジャー/魔進戦隊キラメイジャー エピソードZERO スーパー戦隊MOVIEパーティー
何とルパパトが劇場新作に登場!
この一報に我が家はとても湧き立ちました。
家族で見ていて、みんな大好きだったのですよ。
しかしリアルタイムで無かったので、まさか劇場で観れるとは思ってもいなかったんですね。
観劇はもちろんグリーティングのある日で。
もちろんルパンレンジャーの日を選びました。入場時にはルパンレンジャー達と握手してもらって、子ども達も大喜びです。
また中のグリーティングアクターが実にわかってるんですよね。
レッドはダルそうに壁に寄りかかってのお出迎え、ブルーはクールにエスコート、イエローはキャッキャと可愛らしく、Xはメルシー?ですよ!本当感動さえしました!
そして映画が始まると、懐かしの面々が次々と現れるのが良いですね。実にわくわくします。
しかし少しすると、膝の上で観ていた息子さんに異変が…。
通路を何度も指差します。
そして私が何となくなだめていたのですが、動かないと分かるやススッと膝から降りてしまいました。
そう…飽きてしまったんです。
そしたら、なんと一人で歩いて行ってしまうじゃないですか。
これはまずいと私も席から降りて息子さんを確保。
すると今度は「アーアー(あっちあっち)」と出口を指差しながら引っ張ります。
流石にでかい声とか出されちゃたまらんと、出口に向かうことにしました。
こうして私の「スーパー戦隊MOVIEパーティー」は終了。
時間にして30分でした…。
その後はロビーを散々うろうろした後、フードコートでポテトビールセットを購入。
二人でもぐもぐしてました。
そんな一日でしたよ、まぁしゃーないですね。
おれのルパパト…。
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そしてその3日後、仕事帰りに一人で行ってきました。
平日夜なので人もまばら、ゆったり観れます。
始まると、改めて豪華な面々に心踊ります。
これだけ多いメンツなのに、うまく其々にスポットが当たってましたね。
強いていえば「クシャクシャのポイだよ!」が聞きたかったかな。無かったですよね?
そして戦闘パート、3戦隊同時変身はかなり胸に来ましたね。
ルパパトの時は少しでしたが、あの立体的なカメラワークが観れて嬉しかったです。
おお!ってなりました。
ただ戦闘全体としては数が多すぎて、何が何やらなところもありましたね。
色々と盛りすぎでお腹いっぱい。でも子どもは大喜びなのかな?
それでも最後は何だかんだとスカッと納得できました。
振り返ると、その登場から最後までノエルが中心にいましたね。
エンドロールでは最後の方見慣れた文字に「ん?」となったんですが、そうゆう事だったんですね。
まぁ「パーティー」なんで良いんじゃないでしょうか?
大人の女性ファンがどう受け止めたのか気になりますがw
そういえばリュウソウもあと少しなんですよね…何だか感慨深いです。
やっぱり少し寂しいですが、それでもルパパトの新作を観れたのは本当に嬉しかったです。
キラメイジャーもがんばれ!
2020年3月4日 to 映画 おかあさんといっしょ すりかえかめんをつかまえろ!
よしお兄さんにりさお姉さん、卒業してしまった二人がスクリーンに揃うだけで胸アツです。
正直前回のはダメダメだったので、子どもが喜べば…と全く期待しないで行きました。あの二人が観れれば良いかな…と。
始まると、あのガラピコ達のテイストもそのままだったので「今回もダメかな…」と諦めていました。
スクリーンのすりかえかめん達をみてると、嬉しいような寂しいような不思議な感じでしたね。
と、観進めていくと「あれ?…割に見れるな?」と、なり。
途中からはむしろ楽しんで観てました。
ただ悲しいかな…ブンバボンよりからだダンダンの方が劇場の子ども達は盛り上がってましたよ。これも時代なのでしょうね。
それと前回「戦隊MOVIEパーティー」の途中で席を立ってしまった息子さんも、今回は最後まで座って観ていましたよ。
全体的に前作より作りが良くなっていて、何だかんだと家族みんなで楽しめました。
確実に面白くなっていましたよ。
そしてよしお兄さんにりさお姉さんは、これで本当に卒業ですね。
やっぱり寂しいけどしょうがないですね、今まで本当にありがとう。
2017年3月24日 to LUPIN THE IIIRD 血煙の石川五ェ門
前作「次元」と同じように前後での構成です。
相変わらずハードボイルド路線で、最初から最後まで全部が格好良いです。
原作よりの粗めのタッチが物語にとても良く効いていて、観ていて気持ちが盛り上がります。
絶妙なキャスティングの作品を観ている時のような感じなんですね。
そして前作もですが適役が魅力たっぷりなんですね、今回もすごいのが出てきました。
またタイトルにあるように血吹雪が多めです、不二子以外は皆血を流していたんじゃないでしょうか?さらに皆すごく痛そう。
尺は短いのですがその密度がすごく、とても楽しめた一時間でした。
そして今回、物語の背景となる「謎の組織」は全く見せてこなかったので、続編作る気満々なのでしょう。
次の主役は銭形なのか、ルパンなのか、次の発表が楽しみでなりません。
2020年10月31日 to mid90s ミッドナインティーズ
ジョナヒル初監督作品。ニルヴァーナ、ピクシーズ、モリッシー等、とにかく音楽が満載。
同じA24の「WAVES」がプレイリスト ・ムービーと言われていましたが、むしろこの作品の方があっていると感じました。それくらい歌が溢れてました。
楽曲もだけどカルチャーも拘っていて、見ていてわくわくします。
初っ端からTシャツがガイル(ストII)ですしね。
作品は少年の成長を描いたティーンムービー。
特に男の子はすっごいわかるエピソードが満載で、心の中で何度も頷いてしまうでしょう。(特にニルヴァーナがかかるシーンは久しぶりにドキドキしましたw)
何というかジョナヒルが自分の思い出を切り取ったような作品でした。
思春期特有の焦りや不安も垣間見れ、少しヒリヒリとした感じもどこか懐かしい。
そんなに起伏のある物語では無いのですが、何だか見ていて心地良い作品でした。
2020年2月28日 to パラサイト 半地下の家族
細部まで練られた脚本、緩急のついた演出、魅力的なキャストと、とても見所が多かったです。
サブタイにある半地下ですが、ああゆう建築様式の事だったんですね?
てっきりそうゆうんじゃない事かと思ってました。
物語はのんびりとしたコメディタッチでスタート。
音楽の選曲と使い方が秀逸で、物語をとても盛り上げていたと思います。
中盤からは一気に速度を上げ、緊張感あふれる展開がとても良かった。
物語が進行するとビールも段々グレードが上がり、黒ラベルが出て来たときはびっくりしました。
というか、他にもスノーピークやベアブリックなど、日本製品結構出演してたのが意外。
何というか昨今の不買運動等を考えると、観ていてハラハラしてしまいましたw
あと例の歌「独島(竹島)は我が領土」が劇中で使われている問題、個人的にはそんな気になりません。
学校で歌わせてるくらいだし世代に合わせた演出なのかもですね。歌詞も違いますし。
他、知らなかった風俗や生活など、身近に感じ取れたのも面白かった。
韓国の格差社会は知っていましたが、こう映像にして見るとやっぱり違いますね。
コミカルにみせていますが、かなり根が深いのでしょう。
正直突っ込みどころは随所にあるのですが、それを勢いで全部持ってってました。
クライマックスの部分も伏線があったので色々な心情が見て取れるのですが、それでもやはり「恨」の文化と「火病」を感じました。
最後後味の悪さを残すのも、根底にある問題の深さを感じさせる良いラストとも言えるでしょう。
少し残念だったのは思ったより展開が見えやすく、そこまで物語に意外性が感じられなかった事でしょうか。
「ネタバレ禁止」とか煽りまくってたから、ハードルが上がりすぎてたみたいです。
しかしながら、それを鑑みても十分楽しめましたよ。
まるでアトラクションのような、劇場型の悲喜劇でした。
※社長と娘ですが2013年のオレオのCMで、親子役で共演しててびっくり!
キャスティングはたまたまでしょうけど、改めて親子役になるとは面白いものですね。
共感:1人
2017年12月9日 to アトミック・ブロンド
とてもスタイリッシュな作りです。最近は質の高いアクション映画が多いですが、こちらもまったく遜色のない出来です。
先にスタイリッシュと言いましたが、セロンは全身傷だらけ正に満身創痍で実に泥臭い役どころです。
それにしても相変わらずデニーロアプローチを地で行ってますね。
「モンスター」での変身には驚かされましたが、今回も驚くような引き締まった身体になっていました。
舞台は冷戦末期のベルリン、世界観や小物がどこか古い感じがするのはそこら辺なのですね。
女性のセロンが主役なのですが、カットを細かく繋げてスピード感を出すような(悪く言うとごまかすような)作りではなく、想像以上に骨太なアクションです。
ですがアクション一辺倒ではなく、しっかりと諜報員ならではの駆け引きのあるストーリーも楽しめるのが実に良い。
セロンの魅力をたっぷりと感じられる良質の作品でした。
2018年2月21日 to マンハント
ジョン・ウーの新作ってだけでも期待大でした。しかも日本の原作で舞台もちゃんと日本ロケ、キャストもとても興味深い組み合わせです。
そして物語は冒頭からジョン・ウー節が炸裂してて楽しい!
正直、アクションの勢い任せで作ったような脚本なのですが、初めて「挽歌」を観た時のような感覚でとても楽しかったです。
口の悪い言い方しますと、バカバカしくもずっとワクワクしながら観ていました。
でもチャンハンユーと福山雅治の絡め方も上手いし、特に福山的にはこの作品で自身のとても良いキャリアになったと思います。
言語がチャンポンだったり、これまた海外視点の日本表現(でも悪意はなかったですよ)、飛ばし過ぎのアクション、置き去りのサスペンス要素、自分の娘に大役起用、とにかく突っ込みどころ満載なんですね!
あと、お酒ひっかけてから観るときっと楽しさが倍増しますよ。
とにかく最初から最後まで面白かったです、スクリーンで是非!
2018年5月9日 to レディ・プレイヤー1
トレーラーではあまり引っかからなかった(むしろ不安だった…)のですが、スピルバーグですし大丈夫かなと劇場へ。
どうせならIMAX3Dでと思ったのですが、スケジュールの都合で2Dになりました。
あまり事前情報を入れるのが好きな方ではないんで、今回もそのようにして足を運んだのですが、この作品においてそれは誤りでした。物量がともかくものすごく、端々にまで目が行き渡らないのです。
ストーリーはともかく、登場キャラクターだけでも知っておけば、きっと倍くらい見つけられたんじゃないかと思います。これは失敗した点でした。
それにしてもすごい数、これは許諾に莫大な時間(使用料も?)がかかっていそうです。
物語は少し静かな立ち上がりなのですが、ログインしてから勢いはすごい。この緩急の入れ方がうまいんですね。
色の少ない地味な世界から、色鮮やかなバーチャルな世界にログインする。スクリーンでそれを体感すると、あたかも自分もVRの世界に入り込んだような高揚がありました。
序盤のレースシーンはこれまたすごく、色々な仕掛けが本当に面白い。
また、ちょっと顔を出すだけと思われた「金田のバイク」はデロリアンと同等の扱いで、その見せ場もたくさんあります。日本人として、また「AKIRA」のファンとしてとても嬉しい演出でした。
その後も次々と現れるキャラクターにはその度ニヤニヤさせられますし、ガンダムの登場シーン「俺はガンダムで行く!」はかなりアツかった。
本編で唯一耳にする日本語のセリフなのですが、このアイディアがスピルバーグ自身だというのがまたすごい。
(マーケットを考えるとマクロス「ロボテック」が出てこなかったのが不思議)
とにかく多いキャラクターに心配だった物語ですが、これが実にうまく構成されていました「やはりスピルバーグだなぁ…」といった感じで、途中何度も感心させられました。
SFでジュブナイルで、みんなが大好きなスピルバーグ作品です。
日本のサブカルチャーへの愛も感じられるし、何よりあの圧倒的な映像空間は一度目にしてみる事をお勧めします。
その時は絶対スクリーンで。