J P さん
男性
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2019年8月18日 to チャッピー
うん、面白いっすね。
第9地区とテーマが一貫している点でも監督の作家性の高さが窺えてグッド。
第9地区の時も思ったことですが、この監督には善悪や道徳の基準がなく、いや、あることにはあるのだが、それよりも今その環境下で生きている人にあくまで焦点を当ててストーリーを牽引していくというスタイルで、その点に非常に魅力を感じます。
なんというかこの監督の作品を観ていると生きる勇気がもらえる感じがします・・・と言ったら言い過ぎか。
だけどなんかこの監督の作品のキャラクター達は生きることに貪欲なんだよね。自分が生きることが第一だから立場とか関係ないよっていう。
主人公の価値観が根本から逆転する中で、それでも生きてやるっていう。
次作が気になる数少ない作家の一人ですね、この監督さんは。
2019年8月18日 to キングコング:髑髏島の巨神
単純にデカイ怪獣がどつきあう、その中で人間がサバイバルする、ただそれだけでも十分面白い。
迫力ある画が作れれば他はいらねぇ、と言った男気溢れる作風が大成功しているし、娯楽の本質を突いていると思う。
ヒロインとコングのふれあいをあの程度にしておくセンスも好感が持てる。
2019年8月18日 to ミスター・ガラス
う〜ん、前作を予備知識なしで見てから今作の存在を知り、第1作が好きな身としては非常に期待していたんだが・・・、最終的な感想としては非常にコレジャナイ感の強い作品でした。
なんか三人が一堂に会するってのにももともと違和感があって、実際観たら限定空間でのこじんまりとしたやり取りが続くだけなので、それでも面白いのだが、わざわざ三部作にしてまでシャマランがやりたいことに共感できませんでした。
ヒーローとヴィランの存在理由をテーマにするのは良いとしても、終盤のバトルもなぁ・・・ただの筋肉自慢が広場でどつきあってるだけにしか見えないんだよなぁ・・・。なのにシャマランお得意の重厚感がスパイスされるので、まったく噛み合ってないパターンでした、個人的には。そういう意味では1作目程度のバランスが一番丁度良いと改めて思いました。
正直言ってダンとイライジャは1作のままで終わってほしかったです。
ラストに関しても、そっちに持ってくのか〜といった感じで全く肩透かしでした。壮大にスベってる感じです。シャマラン作品は傑作かスベってるかの二極化が顕著な監督だと思いますが、個人的にはスベってるほうですね、今作は。
あと個人的にはイライジャの母が一番の狂人だと思います。イライジャは悪党の自覚があるからともかくとしてあの母親は普通の感覚なら精神崩壊するか自殺するかだと思うのですが、あいかわらず息子の擁護しかしないので、諸悪の根源はイライジャというよりはあの母親だと個人的には思います。
あとはこのシリーズのテーマ曲が本作にはほとんど流れなかった点も寂しいところです。
2019年4月14日 to メイズ・ランナー
過去より今みたいな台詞があって一つの目的の為に共闘する主人公達には素直に好感が持てる。
彼らの目は活き活きとしているのに対し、そこに居残ることを選んだ青年達の目はどこか影を宿している。
こういった部分は無意識に理解させられるところで、こういった表現が可能である芸術が「映画」というものなのだなと改めて感じさせられる。
2019年4月14日 to ロード・キラー
テンポが良くよく練られたプロットで構成された小品。
犯人から電話がかかってきたくらいで何故か慌てて外に出て、わざわざ敵の土俵である公道に行って結果襲われるというパターンが続くが、まぁいいかと許せるくらいの没入感はある。
だが「激突!」のようなシンプルさから生まれる重厚感はない。今回のような作品を観る度に改めて「激突!」の偉大さが分かる。
2019年4月14日 to カメラを止めるな!
低予算のインディーズとは思えないほど出来の良い作品ではあるが、良くも悪くも優等生的な映画でもある。
インディーズだからこそメジャーでやれないことをやってほしいと思うのだが、そのような人間はこの日本にはいなのだろうか。
というか、そのような作品を作っても食っていけないのだろうが・・・
日本の低予算のインディーズとなると本作のような優等生映画か文学オタクが作った内省的で死ぬほどつまらない映画のどちらかといったイメージがあるが、本来インディーズに求められるのは五感を破壊するようなアヴァンギャルドさではないのかと個人的には思うところではある。
2019年3月10日 to 百円の恋
観客を信用した硬派な演出が光る一作。
公園で若い女の足を見たボクサーが主人公に冷たくあたる流れの一連のシークエンス等、台詞を極力省いていくところに監督の技量が窺える。
ストーリーは、ニートな主人公が外に出れば、出会う人間がクズばかりで中盤まではひたすらげんなりさせられる内容である。
だが一番同情するのは100円ショップの店長で、何一つ間違ったことはしていないのに主人公に殴られるは、泥棒のホームレスに刺されるはで無茶苦茶である。しかも因果応報のような演出がされており、貧乏人は心が清くて体制側は汚いといった陳腐な価値観が水を差している。
どんなボクシング映画でも練習シーンが個人的には一番好きだが、この映画ほどボクシングの才能がなさそうな主人公がひたすら練習するシーンはやはり観ていて一番盛り上がるところである。
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2019年3月10日 to 守護神
フルメタルなスパルタものと渋いケビンコスナー以外に特に見所はなかった。
2019年3月10日 to エンド・オブ・ホワイトハウス
数週間ぶりにここに書き込んでいるが、近代兵器を使用した戦闘シーン以外は観た内容をほぼ覚えていない。
ようは何も残るものはないタイプの映画だが、それでも70点は献上する価値のあるアクション映画であったことは覚えている。
2019年3月10日 to ハード・ソルジャー 炎の奪還
近年のヴァンダム映画に多いノワール系、ご都合主義が目立つがテンポが速くなんとか眠らずに観ることができるクオリティはある。
ヴァンダムアクションは銃撃戦やナイフがメインでたまに廻し蹴りが入る程度。
細かいカット割りで省エネアクションである。
CQCをベースにしたいならもはや廻し蹴りはいらない。実戦的な技と派手な大技が合っていない。
ヴァンダムの演技は相変わらずの渋め路線だが、演技の幅がないのでいつものヴァンダムといった感じで感情移入をさせられるようなものはない。
結果として暇つぶしかヴァンダム好きなら観る価値はある作品といったところか。