鯛 さん
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2006年7月20日 to エターナル・サンシャイン
同じであることで親近感が生まれる。
さらに、同じであることは楽だ。
しかし、同じであることは退屈である。
刺激を求めて違うものを欲しても「恋愛」の中に安らぎや癒しという観念があるためにやがて疲れてしまう。
相反する「同じであること」と「違うこと」を同じ人物との関係の中に求めてしまい、その狭間を幾度となく往来する。
まさに恋愛そのものを描いた傑作だ。
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2006年7月20日 to ファイト・クラブ
スリラーの王道(脅威が間近に迫り、周囲には信じてもらえず、自ら行動しない限り解決はない)を走っているし、その状況を作る効率の良さにただただ感心。主要人物二人だけなんですよね、これ。マーラとナレーター(つまりタイラーでもある)だけ。
この映画はある男が世界を肯定できるまでを描いていて、それがテーマでもあると思うのですが、枝葉の部分に注目が集まり、よく誤解されているのが残念です。
2006年7月19日 to 時をかける少女
主人公・真琴は自分の性格を、友人との関係性を決めてかかっていたため見失っていたものに翻弄されます。
時をかける能力を手にして何かを守るため、救うために奔走する彼女は様々なことに気付かされます。
決めてしまう方が楽だし、融通が利く。しかし、その一方で多くの可能性を削っている。選択肢は、膨大に存在し、自分が決めている。世界を肯定する姿勢と勇気を再び。
2006年3月25日 to ニライカナイからの手紙
ワンアイデアだけで物語を作る。それ自体を非難する気はないのですが、それを活かす構成力の無さには閉口します。
しかもこのタイトルは何なんでしょう。出オチ以上、事前情報の時点でオチを披露している摩訶不思議なタイトル。アホです。
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2006年3月18日 to ブラザーズ・グリム
締めはハリウッドに毒されたような大団円でつまらなかったのですが、全編に渡る演出の素晴らしさには驚きました。常に緊張感を維持しているように感じます。ただ撮っているだけの監督ならこのシーンダレるだろうなという場面もスリリングに演出されていて好感を持てます。久しぶりに演出された映画を見た気分。
批判している人は具体的には何がダメだと言っているのでしょう。作家イメージへの期待を裏切られたという意見以外を聞きたいです。
確かに兄弟の性格をもう少しわかりやすく差別化し、その変化を明確に示した方がテーマ性などに発展もしただろうにと残念なのですが・・・。
2006年3月4日 to NANA
中島美嘉の猿芝居には土胆を抜かされた。役者をやるならもうちょっと勉強しましょうよ。
この人ってプロ意識に欠けていると前々から思っていた。というのも音楽番組でのライブ映像を見ると中腰で憑依されたように苦しそうな表情で唄っている姿は何とも気持ち悪い。見られる職業であることをもっと意識すべきでは。テメーが気持ちいいのを優先するならカラオケ行ってろと思ってしまう。
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2006年3月3日 to THE有頂天ホテル
キャラクターが多く、それぞれのシーンをさばくために積み上げて崩すというコメディの定石を作りづらくなっている。構成上の笑いを好む私としては小ネタでは笑えずコメディとしては失敗しているような気がします。しかし、コメディ作品という前情報を外して観てみればそれなりに楽しめる気も。
2006年3月2日 to ホワイト・ライズ
構成はよくできてて感心させられたのですが、感情移入できるキャラクターがいない。けっこう観る方にも集中が必要ですね。真相が見えてくるまで観るのが苦痛でした。もっとシンプルな見せ方はなかったんだろうか。
2006年3月1日 to メゾン・ド・ヒミコ
「ジョゼと虎と魚たち」を作ったスタッフとは思えないようなえらく散漫な内容。漠然とした人たちの漠然としたドラマ。何か軸となるものが欲しかった。
2006年3月1日 to チャーリーとチョコレート工場
冒頭の貧しい家族の描写はうまく構成されていて好感を持てたのだが、工場に入ってからはルーティンなパターンが続き、中だるみ。終いには家族は大事という理由なき説教で締めくくる。
暇な人がアトラクションとして観に行くには適しているでしょうが・・・。