おすもうさん さん
おすもうさんさんのレビュー一覧
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87件中1-10件
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大満足!(0)
2006年7月25日 to ベン・ハー
(早稲田松竹でリバイバル)
改装後の素晴らしい環境で堪能できるという、よい機会に恵まれました。
観るのは初めて。
原作は、子どもの頃に抄訳ですが何バージョンか読み漁り、耽溺していたので、妙に懐かしかったです。
ガレー船のエピソードやライ病の谷などは鮮明に記憶にありました。
入りも、前後半の分け方も、納得のいく作りで、エンタテインメントとしても完成していて、しかも今日においても示唆に満ちた数々のシーンに興奮しました。
キリストについての部分は、さすがに子どもの頃のように純真には受けとめられない気もしましたが、問題ありません。
また、4頭立ての戦車競技のシーンは、想像をはるかに超える迫力で、息を呑みました。
バラック似のメッサラも、チャールトン・ヘストンも、甲乙つけ難く美しい肉体で、溜息が出ました。
生き抜く力を分け与えられたような充実感が残っています。共感:5人
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オッパッピーなミュージカル!(0)
2008年2月29日 to ヘアスプレー
劇場で見たのは3ヶ月も前ですが、そのご機嫌な気分はまったく薄れていません。
トレーシーが歌う「グッド・モーニング・ボルティモア」で始まる明るい光の溢れる冒頭から、軽やかに作品のノリに引き込まれました。元の作品は未見ですが、楽しませながら再教育も兼ねる秀逸のリメイクではと思います。
個人的には、トラボルタとウォーケン様がステップを踏みながら戯れてくれるだけでも大満足でしたが、ペニー役のアマンダ・バインズがキュートで達者だったのがうれしい発見で、また、なんといってもコーニー・コリンズ役のジェームズ・マースデンが上手くて面白くて、ついつい、「そんなの関係ねぇ〜!」と言い出すんじゃないかとひそかに期待してしまったりしたのでした。 -
映画にできること(0)
2008年3月7日 to パンズ・ラビリンス
を最大限に見せてくれた素晴らしいオリジナル作品だと思います。空想世界と現実と史実をミックスして迷宮へ導くとは、ギレルモ・デル・トロ恐るべし。近年もてはやされている所謂「ファンタジー」大作(原作を台無しにしがちな)に、痛烈な一発をお見舞いしてくれました。
描写がエグいとの御意見も多数ありますが、<R−12>という規定がなくて<PG−12>になってしまったのが問題だったのではないでしょうか。私はむしろ、12歳〜16歳の子どもたちに、できれば見終わってから背景を説明してくれる大人と一緒に、ぜひとも観てほしいと思いました。オフェリアほどの過酷な現実に対峙していなくても、人生でもっとも多感な時期に、空想の世界に生きる力を見出すことは、何物にも代えられない希望と勇気を与えてくれることを実感できるはずです。
昔々の少女としては、おとぎ話や妖精物語とともに、冒険物・英雄譚だけでなくパルチザンなどのレジスタンス物も読みふけったことを思い出し、あらためて救われました。特に女性に対する姿勢が温かくてうれしかったです。共感:2人
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これが原型だったのか!(0)
2007年10月2日 to 三匹の侍
高橋英樹と役所広司と小朝の「三匹が斬る!」の大ファンでしたが、こんな原型があったのですね。
しかも、ますますカッコいいじゃありませんか。
丹波さん一周忌追悼オールナイトの3本目。
興奮も絶頂で、素晴らしい一夜となりました。
痛快チャンバラ映画っていいですね。
平幹二朗さんも長門勇さんも味があって魅せてくれましたし、TVシリーズの方もぜひ見たいと思います。
そうそう、カジノ・ロワイヤルのダニエル・クレイグも真っ青の「百叩き」のシーンが特筆モノでしたが、丹波さんはこの後ショーン・コネリーの007に出ちゃうんですもんね。やっぱスゴイわ… -
ほかのを知らないので…(0)
2007年10月2日 to 丹下左膳
お許しください!
話に聞いたことがあるぐらいで、歴代のちゃんとした作品を全く見ていないため、ただただ丹波さんがカッコよくて、見とれていました。
左腕がないことすら、半分ぐらい過ぎるまで気づかなかったくらいです。(汗)
立ち回りといい、太刀捌きといい、ひょえ〜というぐらい凄いし、ドドドッと突っ込んでも、スススッとかわしても実に様になる姿勢の良さにしびれました。 -
「ノーモア・ジェイソン・ボーン」(0)
2008年2月29日 to ボーン・アルティメイタム
の祈りは届くか…
超期待の三部作が見事に完結しました。
私はこれ以上の続編は望みません。
今作でもっともうれしかったのは、ニッキーことジュリア・スタイルズが引き続き登場し、絶妙な役柄を演じたことです。出てきたシーンでは、思わず、「おぉ、ニッキー…」と口に出してしまいました。(笑)
彼女については、「セイブ・ザ・ラストダンス」で惚れ込んでいたので、このシリーズでどんどん存在感を増して、ついにはラストまで飾るに至ったのはうれしい限りでした。共感:2人
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御免!(0)
2007年10月2日 to コレラの城
と言って去る姿がキマルことキマルこと。
完全にヤラレました…
丹波さん一周忌追悼のオールナイトの初っ端
(2007.9.22@新文芸坐…学生時代の旧劇場は昼間でも痴漢がウヨウヨしていたので、隔世の感があります。まあ私が年取っただけかもしれませんが、とにかく快適でうれしい限り)
さて、丹波さんをリアルタイムで認識しているのはGメン以降なので、こんなに若くてカッコいいのは初めて!!!(これでもすでに40代なんて驚きです)
褌にさらし巻いた半裸姿は、もう仰け反るほど輝いていて、すっかり参ってしまいました。
鰐淵晴子を逆さ吊りにするシーンなんて、たまりませんでしたよ。
上映前のトークショーで、ダーティ工藤さんが「これはつまらない」と言っていましたが、全然!
こんなに楽しめるとは思いませんでした。
お話的にもお姿的にも大満足です。
今さらながら、合掌しつつ丹波さんを探求することを決意した次第です。 -
アン・リーを突き動かすもの(0)
2008年5月27日 to ラスト、コーション
に、期待を軽く超えて圧倒された。
前作とは180度違う形で、またも人間のコミュニケーションの極限と時代と社会に翻弄される悲哀とを究極的に描き出している。
しかも、エンドロールに至るまで徹底的に美しくて感涙。
個人的には、若いときは苦手だったトニー・レオンが、「インファナル・アフェア」以来凄みを備え完璧な俳優として存在していることにも感動。 -
日劇さんに感謝!!!(0)
2007年9月5日 to 50回目のファーストキス
夏休み限定の「SWEET NIGHTS」。
昼間はポケモンを上映していたスクリーンで、週替わりでのラブコメ特集の、なんとトリをつとめさせてくれました。
公開時には歌舞伎町の場末っぽい映画館で見ましたので、ゴージャスでデカイ日劇で、しかもガラガラで、サンドラー兄さんとドリューちゃんを堪能できて、もう最高の夏休み!
98年に共演した「ウェディング・シンガー」でも、二人の息はピッタリでした。
三度目の作品も見たいな〜〜〜 -
文句なしに面白かった(0)
2008年11月11日 to フィクサー
私は、シドニー・ポラックとアンソニー・ミンゲラのコンビによる製作作品に波長が合うようで、どちらも相次いでお亡くなりになってしまい、心から残念です。
そういうタイプにはたまらないつくりですので、一般受けはよくないですが、オススメしたい。
まあ、ソダーバーグだから少々クサいし、突っ込みどころも楽しんでもらうとして、脚本とジョージ・クルーニーの確信犯的演技の秀逸さを堪能していただければ。
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