おすもうさん さん
おすもうさんさんのレビュー一覧
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87件中1-10件
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現金運ぶのも大変やなぁ(0)
2009年8月21日 to サブウェイ123 激突
っちゅうか、わざわざツッコミどころ満載にせんでも…と思てもうたで。
トニーはん、何や微妙なお年頃かいな〜
まあ、前評判から、74年の「サブウェイ・パニック」とは比べものにならないらしいと期待せずに見たので、ガックリはしませんでしたが、今なぜ?という辺りが伝わらず、軽い皮肉程度の楽しみではもったいない気がしました。
主役の二人は申し分なく、持ち味を十分に発揮されていますので、ファンには見応えある作品ですが、全体に薄味です。
個人的な感想は、「やっぱりアメリカは銃社会なんやなぁ」といったところです。 -
レッドフォード様渾身の一作!(0)
2008年11月11日 to 大いなる陰謀
できれば劇場で、集中力を害されない環境の方がよいのですが、たぶん再映されないでしょうから、DVDでも構いませんので、少しでも興味があれば観てほしい作品です。
オバマ大統領が誕生しましたし、これからのアメリカと世界の情勢を、日本に暮らす一市民としてもより敏感に考えるよい機会だと思います。
レッドフォードの過去の出演作から「大いなる」(勇者)と(大統領の)「陰謀」を取ってきてくっつけたくなる気持ちは分かりますが、うまくいかない邦題でした。
ただ、レッドフォードを追い続けている者としては、彼の思いが胸を打ち、熱い涙を流しました。
トム・クルーズもメリル・ストリープも熱演で応えていました。 -
文句なしに面白かった(0)
2008年11月11日 to フィクサー
私は、シドニー・ポラックとアンソニー・ミンゲラのコンビによる製作作品に波長が合うようで、どちらも相次いでお亡くなりになってしまい、心から残念です。
そういうタイプにはたまらないつくりですので、一般受けはよくないですが、オススメしたい。
まあ、ソダーバーグだから少々クサいし、突っ込みどころも楽しんでもらうとして、脚本とジョージ・クルーニーの確信犯的演技の秀逸さを堪能していただければ。 -
超確信犯(0)
2008年11月11日 to 王妃の紋章
先日のオリンピックの開閉会式を含めて、チャン・イーモウは腹の底からご満悦ではないでしょうか。私は、この作品をガラ空きのシネコンの大画面で堪能しておいて、本当によかったなぁと思いました。
ドロドロの内実とコテコテの外装は、その様相に差こそあれ、彼我を問わず人間の原点であり、争いが尽きないことを前提に世界の富は動き、その裏の欲望を覆い隠して「平和の祭典」を執り行なう現世を嘲っているのが心地よかったです。
その辺の裏読みをまったく除外しても、この作品は色彩と音の饗応が素晴らしくて、見ごたえは十分でした。宮廷内を銅鑼を鳴らして時を告げる係の鷹揚とした声や、美女を数多揃えて一斉に起床させるシーンや、漢方を調合する広い薬膳室とそれを煎じて玉座の下から燻じる魅惑的な様子やら、黄金に輝く菊花と同じようにとても数え切れない兵士をこれでもかと繰り出し圧倒する映像もすべて見事でした。
もちろん、コン・リーもチョウ・ユンファも。 -
淡々と(0)
2008年8月29日 to いのちの食べかた
目の前をベルトコンベヤーで流れてくる豚の逆さ吊りの腹を割いてビヨヨーンと飛び出す内臓をこともなげに選り分ける作業やら、延々とその手首を鋏でちょん切り落とす作業やら、牛の血を一気に抜くためにバシャーとばかりにあたり一面にその血を浴びそして洗い流す作業やら、大規模工場での超合理的な野菜の栽培と収穫を含めて、すべて人間が食べることを前提とする生命の生成と解体とでもいうのかを、会話・字幕を一切入れずに見せる。
意図して美しく見えるように撮り、編集し、合間には働く人々の食べる姿(これもおよそ最低限のエネルギー摂取に近いものばかり)をはさみ、敬虔な気分にすらさせられる。
初見の4月は、花粉症で体力消耗中であったため意識が朦朧としてキツかったが、7月に再見した際には、実によくできていると改めて感心した。 -
怒りと痛みと苦しみ(0)
2008年7月4日 to 4ヶ月、3週と2日
とで押し潰されそうになりながらも、必死で前に向かう主人公と心の中で共闘する。
チャウシェスク政権下の1987年ルーマニア。とにかく画面が暗く、寮内での人の動きとか、外出時のただならぬ張り詰めた空気とか、リアルな緊迫感が漂い、見ているだけで消耗した。
ケントやラックスが闇で取引されていたのねと妙に感慨深かったり、ああいうどうしようもない友達に振り回されてしまうというかついつい面倒見てしまうことあるよねと思ったり、無神経な彼の家族に傷ついたうえに身勝手な彼に憤るしかない説明できない自分の状況にますますドツボに嵌る様子に同情したりと、主人公に寄り添った視点で納得できる展開。監督は男性ですよね?
非合法下の堕胎がいかに危険で女性を追い詰めるものであったかを訴えるのに、あの衝撃のシーンは必要だったのだろう。特に男性に向けて。たとえ、観客が不快感をあらわにするとしても。
それにしても、法外な金額を手にするために堕胎に手を染めている男が、不足分を直接身体で払わせるというのは、主人公にとっての代償は計り知れなく大きいだろうが、他に手段がないとはいえ、そんなんで足りるのかと疑問に思ってしまった。 -
すごい話(0)
2008年6月20日 to 潜水服は蝶の夢を見る
片目の眼球しか動かせず、そのまばたきだけでコミュニケーションを成立させるなんて、聞いただけでも鳥肌が立つぐらい驚異的な話を、体感させようという試みにやられました。実際に彼の内部に入っているかのような映像に、少し酔いそうになりながらも必死でついていく感じ。邦題を「ロックト・イン・シンドローム」にした方がよかったのではないかと思ったぐらい。
アルファベットを繰り返し読み上げるシーンは、撮っているうちに自然にそうなっていったのでしょうが、次第に慣れていく様子がよく現れていて感動でした。
魅力的な女性に溢れる病院の様子とか氷河の雪崩れ落ちるシーンのまき戻し映像とか、監督の腕に唸りながらも、現実の看護体制や福祉制度などの医療事情や社会背景も含めて描いてもらえたらもっとよかったのにと思いました。 -
痛々しい(0)
2008年6月20日 to ガチ☆ボーイ
プロレスは、小学校の教室で強い子が弱い子を実験台に使って遊ぶのを嫌な気持ちで見てきた世代で、しかもそんなことに無頓着な教師が空き時間にビデオ見せたりしてたこともあって大変ニガテ。それなのに、評判高いし、佐藤くん頑張っているからと不安と期待を胸に見に行った。
結果は微妙。説得力がないわけではないが、説明的展開で長ったらしい気がした。先輩とかOBとかの人間関係も必然性がなく、もっと単純にぐいぐい行ってもよかったのでは。
リアルに痛いシーンが多くて疲れ、物悲しい気分で帰宅。 -
古厩監督どうしたんかね(0)
2008年6月20日 to 奈緒子
駅伝ドラマには尺が短かったかね。
自分からの企画じゃないから乗り切れなかったのかね。なんか残念な映画でした。
そりゃあ、三浦春馬くんはステキ!若さ溢れる肉体が美しくて美しくて。「ごくせん」なんかに出なくていいのにね。
チームのみんなも頑張っていて、一生懸命走る姿はよく撮れていたと思います。こういうの撮るのは得意ですよね。
ただ、お話として成り立っていないというか、全部上野樹里ちゃんに引っ張ってもらっているというか、鶴瓶に走れと言われてもな〜とか、結末が見えているだけに感動薄くて、ひたすら若い肉体で目の保養に終わったのでした。 -
わからなくはないけれど(0)
2008年6月20日 to ダージリン急行
ふーん、こういう映画なのか。インドに対する感覚がアメリカ人とは違うので、遠い感じ。
色合いや速度はとても美しくて、見ていて心地よかったけれど。
ジェイソン・シュワルツマンって、ルイ16世の印象が強烈だったけど、おもしろい。しかもずいぶん若いのねぇ。プロローグの短編はおしゃれ。
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