映画情報のぴあ映画生活 > 作品 > ゆきゆきて、神軍

製作年/国 | 1987年/日本 |
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配給 | 邦画マイナー=疾走プロ |
監督 |
「さようならCP」「極私的エロス・恋愛1974」などを自主製作し、その衝撃的な映像で注目を集めた原一男によるドキュメンタリー。天皇にパチンコを発射した事件をはじめとして、戦争の責任をあくまで過激な手段で追及し、国家・社会といった共同体に挑戦し続けるアナーキスト・奥崎謙三を追い続けた作品。彼がニューギニア戦線で起きた兵隊同士の食人事件の疑惑を、何人もの証言者のもとに、すさまじい執念をもって食いさがり、真相をつきとめていく過程が中心となる。カメラの気迫がもたらすゾクゾクする面白さと、ズシンと重いあと味。“撮る行為“自体が平和な日常の裂け目に視線をうがって、思わぬ現実をあぶり出していく武器になることを再発見させてくれる秀作。ニューギニア当地で撮ったフィルムは当局に没収された。第37回ベルリン映画祭でカリガリ映画賞を獲得した。
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『ゆきゆきて、神軍』クチコミレビュー
注目のレビュー:ゆきゆきて、神軍
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”沈黙は美徳なり”か? (0)
2008-07-31 by
ミスター・ドイル
高校時代の友人の友人(別高校)が当時の昭和天皇に向かって投石したかどで逮捕される事件があったことを思い出してしまった。 かって天皇を現人神と崇めその名の下の戦争遂行の為散っていった幾多もの命の叫びが聞こえてくるような強烈な作品。戦争は人を人でなく鬼にしてしまうといわれるが主人公奥崎謙三の執念というよりも怨念じみた姿勢も鬼を連想させるには充分すぎる迫力がある。 大東亜戦争の南方方面で顕著 ...... 続きを読む
8人がこのレビューに共感したと評価しています。
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修羅のごとく (0)
2009-06-02 by
ミッチ
奥崎さんは戦争によって鬼にされてしまった。地獄から生きて帰ってこられたが、本当に地獄だったのだと思います。私には想像することさへできない、本当の地獄だったのだと思います。そうでなければ、あんな行動はとるはずがない。 もう、奥崎さんと同年代の方はだいぶ残り少なくなられたでしょうが、この映画をはじめてみたころ、私は、自分の周りにもそんな地獄に加担する経験をしてきたにもかかわらず、平気な顔して普 ...... 続きを読む
3人がこのレビューに共感したと評価しています。
新着レビュー:ゆきゆきて、神軍
見出し | ▼満足度▲ | 投稿者 | ▼投稿日▲ |
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再び戦争を起こさない(1) |
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2015/6/16 |
これほどのドキュメンタリ... (0) |
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2015/2/2 |
類を見ない《怪物》がここ... (0) |
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2015/1/31 |
「知らぬ存ぜぬは許しません」(0) |
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2015/1/28 |
奥崎謙三のインパクトにつ... (0) |
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2015/1/26 |
重い映画だ。(0) |
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2015/1/22 |
本物の暴力。(0) |
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2014/12/3 |
“超”が付くほどの馬鹿さ加... (0) |
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2014/11/9 |
かつてない衝撃(0) |
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2013/12/26 |
嫌悪感が(0) |
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2010/4/29 |