映画情報のぴあ映画生活 > 作品 > 軍旗はためく下に

製作年/国 | 1972年/日本 |
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配給 | 東宝 |
時間 | 96分 |
監督 |
結城昌治の直木賞受賞作を、のちに“仁義なき戦い“シリーズを撮る深作欣二が自費を投入して描いた作品。ストーリーは後年、原一男監督のドキュメンタリー「ゆきゆきて、神軍」の中でも取り上げられた、第二次世界大戦末期のニューギニア戦線での飢餓を主題に進行。新藤兼人の書いたシナリオは原作に従って、戦後、戦地で銃殺された夫の死について、その未亡人が生き残った人々を訪れて真相を聞き出そうとする構成となっている。だが会う人ごとに言うことが食い違い、そのなかで人肉を食べた事実、軍隊のヒエラルキーのなかでの上官の卑劣さが浮かび上がっていく。謎解きにも似た展開の底に、戦争の凄惨さが強烈に焼きついてくる。
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『軍旗はためく下に』クチコミレビュー
注目のレビュー:軍旗はためく下に
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全てが私を追い抜いてゆく (0)
2020-12-28 by
アキラ
実直に史実を調べ淡々と語る新藤兼人とヴァイタリティとインパクトを叩きつける深作欣二って対極にいる二人のコラボな訳だが、これが意外と成功しています。いわゆる『野火』や『ゆきゆきて神軍』等でも有名な大東亜戦争における東宝戦線での人肉事件。南方は弾薬や食料を届けようにも海路を行けば米軍に沈められ陸路を行けば支那軍に襲われるってな状態で兵糧攻め状態。極限の状況下で兵士たちは獣と化す。その悲惨な状況 ...... 続きを読む
2人がこのレビューに共感したと評価しています。
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文句なしに深作欣二の最高傑作 (0)
2014-10-11 by
すかあふえいす
ギターの重低音、白黒とカラーが交差する映像。 軍旗の中に埋められた真実とは何か。 戦後数十年の時が流れ、未亡人となった妻は未だに夫が“殺された”本当の理由を知らない。夫の罪が誠だという証拠も何処にもない。 「無罪を立証する積極的証拠なし」として頑なに真相を隠そうとする国、だが妻は諦めず四人の“生き証人”たちに辿り着く。 戦闘ではなく骨太のドラマに主眼を置いた作りが良い。 新藤兼人はつくづく監 ...... 続きを読む
2人がこのレビューに共感したと評価しています。
新着レビュー:軍旗はためく下に
見出し | ▼満足度▲ | 投稿者 | ▼投稿日▲ |
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全てが私を追い抜いてゆく(0) |
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2020/12/28 |
犬死。(0) |
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2014/8/16 |
どっぷりと8・15を考える(0) |
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2014/8/15 |
文句なしに深作欣二の最高傑作(0) |
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2014/10/11 |
終戦記念日にこそ観たい(0) |
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2012/8/18 |