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Facebookから生まれたカップルの実話が映画に。その裏側を主演の中野裕太が語る
(2017/05/18更新)
Facebookで知り合った台湾人の“リンちゃん”と日本人の“モギサン”、そんなふたりの実話を基にしたラブ・ストーリーが『ママは日本へ嫁に行っちゃダメと言うけれど。』として映画化された。主演は数々の女優賞を獲得し、台湾でも絶大な人気を誇るジエン・マンシュー(リンちゃん)と、中野裕太(モギサン)が務める。本作について中野に話を聞いた。

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リンちゃんとモギサンの出逢いは、東日本大震災発生時に台湾から義援金が送られたという記事に対し、リンちゃんがFacebook上で「日本加油(がんばれ)!!」と応援コメントをしたことがきっかけだった。そのため、本作にはSNSでのやりとりを表現している場面が多数登場する。普段からSNSを使用している人は何ら違和感がなく入り込めてしまうだろうが、なじみのない世代にも理解できるのだろうか。「それは大丈夫だと思いますよ。使っているソースはモダンですけど、描いていることはクラシックなんです。どんな時代であろうが、本質的に人間が恋に落ちるきっかけはあまり変わらないと思うので、子供から年配の方まで楽しんでいただけると思います」
モデルとなった本人たちも撮影現場にいつも顔を出していたというが、中野が直接モギサンから何か意見を言われたことは一度もなかったそうだ。「リンちゃんからは、モギサンはパーマとヒゲで、って外見のことを言われたんですが、モギサンはいつも黙って見ていました」。そんな夫妻とは、本作をきっかけに親しくなり、撮影が終わった今でも月に一度は食事へ行く仲になったという。モギサンについて中野はこう分析をする。「パッと見は奥手っぽいですけど、楽しいことも好きだし、好奇心も旺盛なんですよね。ご本人も映画の中のモギサンの雰囲気そのままだと思います」。ただ、ドキュメンタリーっぽく描きたくはなかった、と中野は言う。「モギサンからもらったエッセンスをちょっと抽象化して、最近の日本の若者の代表みたいな描き方にしたくて。日本の男性と台湾の女性とが恋に落ちて結婚するという一種のファンタジーになるように描きたかったんです」
本作のような国際結婚は自身にも起こり得るか尋ねると、「なくはないですね! 国際結婚しかけたことがありますから」という驚きの答えが返ってきた。「でも、なんとなく、日本人になるんじゃないかなっていう感じはありますけど、まだ分からないです」
「映画館に行こうよ」という誘い文句が、デートや友達と遊ぶときのキラーワードであってほしい、と話す。「そういう意味でも、この作品は目的地としてふさわしいと思うんです。爽やかに90分間観て、楽しかったな、今日も1日笑顔で過ごせるな、って思ったり、観終わってから、手を繋いで帰りたくなったりする作品だと思います。ふらっと気負わずに観に行っていただきたいですね」
『ママは日本へ嫁に行っちゃダメと言うけれど。』
5月27日(土)シネマカリテ、ユナイテッド・シネマ アクアシティお台場 他順次公開
取材・文・撮影:小杉由布子
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『ママは日本へ嫁に行っちゃダメと言うけれど。』作品情報
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