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デンゼル初の悪役映画
2005/1/16 22:39
by
椎茸
「LAコンフィデンシャル」以来の興奮を覚えた作品です。
若いうちは志しを持ち、正義感と希望で社会に出るが大抵その無垢なる力は体制の中で去勢されてしまう。去勢だけならまだしも悪の世界にまで身を委ねざる負えない環境に直面した時に、人はどう行動するのか?という普遍的テーマがこの映画の主軸になっているのではないでしょうか。
後になって、題名は忘れたがリチャードギアとアンディーガルシアが出てた昔の映画の内容に「トレーニングデイ」が似通ってると感じた事もあったけど、考えてみれば警官や刑事の汚職はアメリカが抱える問題の一つなのだろうから、似ている内容の映画が沢山あったとしても不思議ではないのかもしれない。今の日本も警察、政治家は言うに及ばず、一般の公職者の汚職のニュースも後を絶たないわけだけど、そういう事からしてもこの映画のテーマは決して他人事ではないはずだと思いました。
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