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期待したのに残念な出来でした
2020/4/5 11:55
by
えり蔵
ここ数年ハリウッドのこれ見よがしなCG満載のヒーロー映画に食傷気味だった。ところが、2年ほど前に公開された『バーフバリ』シリーズは、上手いCGの活用、お得意の歌や踊りやアクション、タイタニックをバロディ化して笑いを誘うなど本当に面白かった。特に、古代インドを舞台にすることで荒唐無稽な筋も気にならず、久しぶりに映画を観て興奮した。
ところで、数十年前に日本で上映された『踊るマハラジャ』は、本当に田舎臭い映画だった。それから映画の研究を重ねたり、ハリウッドで勉強して祖国に帰還した映画人が、才能を開花させたのがこの映画だった。私は万感の思いで観たものだった。
それでは、この『サーホー』どうだったのか。長くてダラダラ、筋が滅茶苦茶、男優や女優が同じな顔に見えるなど以前のインド映画に戻ったような残念の出来だった。
現代を舞台にすると、どうしてもインド映画の特徴である宗教観や身分制度など日本人には理解しにくいものを感じてしまったり、内容によっては説教臭さに癖々してしまうことがある。
やはり、インド映画は古代を舞台した方が合っているような気がする。
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