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”respect”は何かのサイン
2020/1/14 20:34
by
えり蔵
中盤まで展開が読めるとはいえ、演出と脚本が良く出来ており、特に辞めた家政婦が再び現れてからの急展開のシーンは素晴らしい。 昨年のパロム・ドールを受賞した是枝作品のように露骨ではなく、韓国の抱えている就職問題、学歴社会、住宅問題、脱北者などが映画の中で取り上げられている。しかしながら、ラスト近くがスプラッタ映画のようになったのは本当に惜しい。
この作品は面白いことは確かであるが、某週刊誌で担当者全員が満点をつけたり、“難点のない映画”,”この一年の最高傑作”などのマスコミの高評価には疑問がある。また、好きになれなかった昨年の是枝作品と同様にパロム・ドール受賞であるが、1990年代にマイク・リーやアンゲロプロスの作品が受賞した頃が懐かしい。
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