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アイアコッカもいた
2020/1/15 15:14
by
デニロ
フォードとフェラーリの対決というよりも、巨大自動車メーカー内の功名心争いのような物語。
それにしてもマット・デイモンがフェラーリチームに行った姑息な嫌がらせはスポーツマンシップに反する。この意味不明のシーンは製作者のフォード社に対する当てつけなのだろうか。フォード家のこの卑劣さ図々しさは、後年、リーマン破綻したGMやクライスラーとの差なのだろう。翻ってレース終了後、真の勝者クリスチャン・ベールに敬意を表した敗者フェラーリ会長の潔さは無論騎士道に則りチョーかっこいい。
クリスチャン・ベールの演じたケン・マイルズの家族とその後を丹念に描いているところから本作の製作者の思いが伝わってくる。
運転免許証も持たぬわたしもレース会場で爆音を聞いてみたいと思わせる作品だった。
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