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白石和彌監督が描く「家族」
2019/6/21 13:20
by
ke0082
とはいえ一筋縄ではいかない。ギャンブルもバイオレンスも殺人もある。しかし、監督が描きたかったのは、大きな喪失を抜けた先にある新しい「家族」の予感だ。
初タッグとなる香取慎吾がギャンブルに嵌ってどこまでも堕ちていく男を好演。ここに白石組常連たちの安定感が絶妙に組み合わされて、白石作品がまた新たなステージへと足を踏み入れたことを感じさせる。
3.11後の石巻を舞台に、登場人物全員が傷を隠して生きる中で、一人真っすぐな瞳で立つヒロイン・恒松祐里の生命力が光を放つ。
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