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ロストブランド
2014/8/12 19:53
by
へっじぱんだ
「トランスフォーマー ロストエイジ」を観た。
小生の映画の観方として、例え続編であってもその作品の製作陣・俳優陣・シリーズに纏わるエピソード(前作であのキャラがどうだったとか、あれが成長してこうなったとか)などは一切排除し、純粋に初めて観た人の立場の感性に准えた印象を仮想して観覧している。
つまるところ、シリーズ続編の課題・醍醐味は前作を凌ぐ斬新さであり、大胆さなわけで、これまでに様々なヒット作が続編やリブートで間延びしているなか、今作についても果たしてそうであった。つまり、極めて行き詰っていた。
今作の概略を平たく言えば、人類の恐怖の象徴である異次元からの「地球滅亡の危機」を舞台に、観る側に対して最もビジュアル請けする「ロボット」「恐竜」「侍」を大胆にもぶち当てたのである。当然、VFXスタッフや中国ロケなど、多人数・破格な予算を費やしたのは一目瞭然だ。
反面、シナリオがちぐはぐな為まったく感情移入できない。映像的に3D目線で製作が行われたであろうスローシーンが多様に使われ緊張感など皆無に等しい。
たかだか一兎の地方哲学論者の主観になるが、経済学的に見解するならばMarverasはじめハリウッドならず、USA主導の拝金資本主義の終焉を示唆しているのではなかろうか。
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