映画情報のぴあ映画生活 > 作品 > ハリヨの夏 > 感想・評価 > 高良健吾の
高良健吾の
2017/11/25 8:31
by
やまのさかな
「映画デビュー」の作品。それが理由で観た。
高良くんは「杉本翔」役のオーディション合格で出演。役柄と同じ「高校3年生」の秋に京都でのオールロケ、約2週間を京都で過ごす。映画のオーディションを受けたのは初めて。映画の撮影も初めてだった、とのこと。
個人的に「高良健吾の出演作品を!」と心に決めて、この夏、DVDを探しては観る、を始めて、最初の時期に観て…。「えーと…どうしよう…」というのが最初の感想。(そもそも今年春先に「帝国の第二王子」役の煌びやか&ダークな高良くんにハマったのだからあまりの「距離感」に戸惑うしかなかった。笑)
そのあとDVDを幾つも観ているうちに、高良健吾の振り幅の大きさに唖然とさせられ、「役柄に入り込んでいこうとするパワー」の凄さというかを実感させられて、それがいろいろな作品で様々な監督や現場との出会いを経験しながら彼自身が自分の中に育ててきたものであるらしい…と気づかされた。
秋も深まったこの時期に見直して思うのは、高良くんの17〜18歳頃の姿が観られるこの「ハリヨ」は貴重な作品、ということ(11月生まれだから「秋」撮影というなら当時17歳か?と推測)。(高良健吾ファンの自分にとって貴重…という意味で…念のため)。
この「ハリヨ」に続く時期の高良くん。個人的に特に強烈な印象のある作品がふたつ。
廣木隆一監督の「M(2007.9.15公開)」での「稔」。オーディションに参加・合格。「高校3年生の最後の休み期間」に撮影。
さらに蜷川幸雄監督の「蛇にピアス(2008.9.20公開)」の「アマ」。オーディションに参加、「3度の監督面接の難関を突破」して出演。
(もちろん他にも高良健吾は「サッドヴァケイション」「ひゃくはち」「禅」「フィッシュストーリー」等々と次々に出演していて、いろいろな少年たちを演じている。稔・勇介・純平・アマ・俊了・五郎…とそれぞれに独特の存在感がある。この時期に高良くんはすでに何か「覚悟」を決めて「その人物を生きてしまおう」としている気がする。)
「強烈な存在感を放つ高良くん」は「M」と「蛇にピアス」あたりの現場で生まれ育まれ始めたのでは?と思う。その「M」や「蛇ピア」で何かを掴んだ高良くんの、その掴む「前」の貴重な作品が、この「ハリヨ」なのか!と思う(単なる思い込み?笑)。
それが分かった気がして!の「満足度70点」です。個人的に。嬉しくて。(偏った採点です。すみません)。
(そういう意味で、最近の高良健吾と似たイメージを求めて観たら「唖然」とするしかなかったのは当然。
また、ファンタジー作品中心の映画鑑賞しかしてこなかった自分がいきなり「日本映画」のテイストに触れて戸惑うしかなかったのも、今、夏を振り返ると納得。)
(非常に個人的なレビューで申し訳ない…とは思っております。ご容赦を…)
このレビューに対する評価はまだありません。
※ユーザー登録すると、レビューを評価できるようになります。
返信を投稿
Copyright©2021 PIA Corporation. All rights reserved.