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エイドリアン・ブロディのあばら骨が見えるシーンが、本当に痛々しく見えて、かなり感情移入
2021/2/23 19:24
by
エルオレンス
【愛の悪魔/フランシス・ベイコンの歪んだ肖像】のジョン・メイブリー監督がエイドリアン・ブロディとキーラ・ナイトレイ主演で演出した新感覚サスペンス。時空を超えて、一組の男女が謎の死の真相を探っていく様を、ジョン・メイブリー監督がスタイリッシュな映像で描写します。SF、ラブ・ストーリー、ミステリーがコンジャンクションされたストーリー展開がとっても新鮮に映りました。湾岸戦争で頭部を負傷して記憶障害になったジャックは、ある殺人事件に巻き込まれ精神病院に送られます。拘束衣(ジャケット)を着せられ、死体安置用の引き出しの中に閉じ込められるという実験的療法を受けた彼は、覚醒すると15年先の2007年へとタイムスリップしている。
そこで出会ったウェイトレスから、自分が4日後に死ぬことを告げられます。エイドリアン・ブロディの溢れんばかりの優しさと、キーラ・ナイトレイのハートが痛くなるほどの寂しさが、ひしひしと伝わってくる衝撃的な作品でした。この作品は例によってセルDVD byレンタルビデオ店での鑑賞です。他のレビューにもあるように、やっぱりこの作品は役者が凄く良いのですよね〜〜。主演のエイドリアン・ブロディ、御存知【戦争のピアニスト】の主演俳優です。映画開始後22分で華やかに登場するキーラ・ナイトレイ、【パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊】のヒロインが可愛いかったのですが、この作品で本当に好きになりました。【ブレイド】シリーズのクリス・クリストファーソン、ジェニファー・ジェイソン・リー、そして6代目ジェームス・ボンドのダニエル・クレイグは気付くのに時間がかかりましたが…と言った具合にとにかく凄い役者で固められているので、鑑賞していてグイグイと引き込まれてしまいました。
特にエイドリアン・ブロディのあばら骨が見えるシーンがあるのですが、もう本当に痛々しく見えて、かなり感情移入をしてしまいました…。内容の方は、この作品は好き嫌いに分かれそうですね…。私的には、泣く位に嵌まりましたが…。ラストが本当に好き嫌いで別れそうです。私的には、むしろこのラストで良かった気がします、特に本当のラストで、キーラ・ナイトレイがある台詞を言って、エンディングの歌が入るのですが、なんか、「あっ、この作品素敵だなぁ・・・」って本当に思ってしまいました。でも、一つ本当に読めなかった事は、死因が全然読めなくて、その瞬間本当に一人で見ていたにも関わらず「えっ!?うそっ!!!」と声を発してしまいました。何か、ある意味不幸な男の人の話ではあるのですが、可愛そう…とかそういう感じではなく、本当に少し心が暖かくなったりするから、本当に不思議な作品です。
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