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昼顔 DVD豪華版
『昼顔 DVD豪華版』を価格比較。★★★☆(70点)『昼顔』に対するみんなのクチコミ情報などもあります。
監督 | 西谷弘 |
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出演 | 上戸彩,斎藤工,伊藤歩,平山浩行,黒沢あすか |
発売日 | 2017年12月20日 |
定価 | 6,264円(税込) |
価格比較
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4,845円 (税込) 在庫あり。 |
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売り切れ |
商品詳細情報
販売元 | ポニーキャニオン |
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発売日 | 2017年12月20日 |
リージョン | 2 |
ディスク枚数 | 2 |
形式 | DVD |
ぴあ映画生活ユーザーによる「昼顔」のレビュー
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本気なら仕方ない
2017-07-19 by
奈菜
あらかじめ伝えておきますが,わたしは不倫反対派です。
妻がいて,不倫相手も両方騙して恋愛ごっこを続けるような男は正直くずだと思います。
でも,紗和と裕一郎の純愛を見ていると,本気で好きになってしまったら,もう仕方ないんじゃないかと思わされました。結婚という法律的な誓約を盾にいつまでも離婚させないことも,またある種の罪ではないだろうか。乃里子が愛していたのは本当に裕一郎だったのだろうか,それとも自分自身だったのだろうか。最後まで自分ひとり被害者意識の乃里子に恐ろしさを感じました。
日本は他国に比べて離婚率が低い国ですが,結婚制度についてもう少し考えてもいいのではないかと思わされました。 -
LOVE PSYCHEDELICO
2017-06-15 by
デニロ
上戸彩、斎藤工。わたしにとっては最悪の顔合わせ。予告篇で、北野先生!!とバスの窓から上戸彩が叫ぶシーンを観て、これは観ないだろうなと思ったものです。
フリーパスを得て、消化した一作。
予告篇は物語のほんの一部だった。
初めの30分、いや20分くらいで、こんな話いつまで続くんだと思い始める。だらだらと上戸彩の甘えた演技を見せられると嫌になってくる。爛れた関係を清算させられて三年後の話。上戸彩は海辺の町で静かに暮らそうとするが、若く豊満な肉体を持て余し気味で、いまだに忘れることのできない斎藤工の面影に思いを寄せる。
ひょんなことから再会するが、このエピソードには身が捩れるほどだ。狭い映画館の椅子では耐えられないほどの馬鹿馬鹿しさ。上戸彩がアルバイトをする海辺のレストランの従業員のキャラクターも最初から最後まで意味不明。というのか、ストーリーに寄り添って造形されていて、身悶える。
斎藤工の妻役の伊藤歩の心根もよくわからないが、彼女の葛藤が唯一のドラマだ。その曖昧模糊とした心情をよく演じていると思う。
が、ラストのいくつか、事故を予感させる音楽の使い方、伊藤歩と上戸彩の対決、呆然自失の上戸彩の再生、これから先の生きていく張合いの理由等々、井上由美子の脚本は暗い映画館でじっと見るには辛すぎる。そもそも本作はテレビドラマの後日譚とのことでした。やれやれ。
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もう一度見たい
2017-06-14 by
hazukiriona
昼顔。映画の公開を本当に楽しみにしていました。
もう一回見たい。
結末を知った上で、丁寧に見たい。
結末を知ったからこそ、もう一度見たいです。
”決して、もう二度と。せめて、もう一度。”
この言葉が全て。この言葉が見終わってからずっと頭から離れません。
上戸彩ちゃんは本当にとても可愛くて、最後の切ない演技も最高でした。
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自分の心を制御
2020-06-16 by
トラップ大佐
テレビドラマがあったことと、この映画はその続編になっていることを知らずに鑑賞。題名からは遠い昔に見た、カトリーヌ・ドヌーブの映画を思い起こした。それに比較すると、思っていたよりも濡れ場が少なく、この二人の関係が妙に幼い感じがあったことが否めない。不倫をするとみんな、みじめな生活を送らざるを得なくなるのだろうか。人を傷つけることは許されないことだけど、自分の気持ちに正直に生きるという意味では、求めあう男と女がいる限り、その関係は出てくることなので、ハッピーエンドになるように、大人の対応ができないものだろうか。愛する人のために別れてあげるというのはカッコいいけど、自分の心を制御できなければ無理しない方がいい。それこそ、お互いが不幸になる。上戸彩は慣れない役柄を演じていたが、ちょっとぎこちないところがあったかな。それと痩せすぎで女性としての彼女本来の魅力はあまり感じられなかった。
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不倫モノは難しい
2018-11-24 by
Blue Rose
う〜〜ん、なんといえばいいのか・・・(汗)。こういう「不倫もの」って、評価が、といいますか観ている時の気持ちの置き所が難しいですよね。たとえば愛し合っている二人が結ばれて「よかったよかった」と言いたいところですが、でもそれが不倫の果ての事であったなら、傷ついている人もいるわけで、良かったとばかりも言えません・・・。「不倫は純愛」という意見もわからないではないのですが・・・。
この作品も、どういう感想を持っていいのかよくわからないまま観進め、観終わりました。ラスト近くのあの車のエピソード、伊藤歩さんが狂気をはらんでいく所はとっても怖かったです。でも、それまでは順調に見せていても、やっぱりああなりますよねえ・・・。そしてその結果としての斎藤工さん、悲しかったです。
ラストのラスト、「子どもが・・・」のエピソードも「良かったねえ」とはならず・・・。結局不倫は周囲に理解を求めず、本人がよければそれでいい・・・というものなのでしょうね。う〜〜ん、やっぱりむつかしい・・・。 -
不倫は他人を不幸にし、自分にも返ってくるということ
2018-10-07 by
qp
紗和は不倫をして今までの人間関係や生活を切るために、海辺の町に転居します。そこで、不倫相手の北村が近くで講演があることを知り、覗きに行くとという話です。
ダブル不倫がバレた後から話が始まるので不思議な映画だなと思っていましたが、連続ドラマがあったことをこのサイトを見て知りました。不思議な状態から話が始まりますが、映画は映画として楽しめます。
ただ、紗和と北村はどういう出会いがあり、何に惹かれ合ったのかは分かりません。でも愛し合ってしまっているということがすぐに行動で伝わります。
会わないと誓約書を交わした後に遠い場所で偶然再会していますが、また北村の妻の乃里子にバレてしまいます。ばれた時点で終わりだと思いますが、そこから私が思わぬ方向へ話が展開していきます。
正直、田舎というか小さい町は怖いなと思いました。他人の経歴も素直に信用できません。それに、やはり不倫相手の相方の存在も常に怖い存在となり続けます。
本作は不倫について起こり得ることと描いています。不倫が悪いとは言っておらず、不倫は他人を不幸にし、自分にも返ってくるということを描いているところが面白いです。紗和の自業自得かもしれませんが、「裏切ったことがあると信用できない」、「女は自分ができなかったことをやった女が一番嫌いになる」などの言葉は突き刺さります。
また、登場人物が一時的に感じていることと心の底で思っていることは違うことが感じられました。心底他人がどう思っているかを感じながら行動しないと危ないな、損するなと思いました。
最後に、全体的に長いのですが、展開が早いとも感じてしまいました。ダラダラしているように感じた部分がいくつかありました。
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田舎のバスで追っかけ。
2018-09-16 by
ニコラ
なーんも印象に残らん映画です。タバコ0本で打ち切り。
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ミドリのヒカリ
2018-07-08 by
はちべー
テレビドラマは観ていませんでしたが、メイン3人のキャラクターはわかりやすく、物語にはスムーズに入れましたね。
不倫したことがある人、された人、当事者じゃないけど被害を受けた人、ただの傍観者など、それぞれの立場やそれまでの経験で視点が違ってくるのが面白い作品だなと。
人間の誰もが持つ自分勝手で愚かな部分を、上手く物語に織り込んでいると思いました。
北野と乃里子も面白いキャラクターでしたが、やはり主役は紗和ですね。不倫する女にありがちな視野が狭く、賢くない雰囲気を上戸彩が絶妙に演じていたと思います。
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衝撃
2018-05-04 by
秋楡
北野先生があんなことになっちゃうなんて。
そしてお2人のスケジュールが取れなかったとしても、やはり加藤と利佳子もチラリとでも出て欲しかったなあ。 -
【銀河鉄道の螢火】
2018-04-15 by
らりほう
蹌踉めき 靴脱ぎ落とし 躓き 水没し ずぶ濡れ 息切れ 地這い 脚引き摺り…、それでも前を向き歩んでゆく − 紗和(上戸彩)のそれら身体性が、彼女の立場・概況、そして心象を映してゆく。
調理/食事然り。所作/行動は悉く心象顕現として機能する。
彼を捜し求め“右往左往”する様や、時折彼女の髪を揺らすエモーショナルな風の用法等、それを捉える精緻な撮影共々洗練されている。
クラクション、視線交錯、夜の禍患と、不穏が三段活用で表徴される黒塗り乗用車。
鉄道操作軌道上の天の川等、各種モチーフの反復に依る語りが映画的だ。
無論、安易な非映画的ツール“携帯”の使用は最小限に抑制されており、作り手のその気位に嬉しくなる。
作品は副次的に、他者を謗り貶し それを自身の気慰みとする - 御大層な倫理観を持つどこぞの姿勢をも浮かび上がらせていよう。そんな同時代風潮へ訓戒的な姿勢にも作り手の気位が伺えるか。
劇中夥しく頻出する窓硝子越しのショット。
バス後部硝子は紗和と 追い掛ける北野(斉藤工)を隔つ障壁と化し、電車自動扉窓は車内とホーム上それぞれに立つ二人を分かつ。他、軽トラ背面硝子、シンポジウム会場窓硝子等、二人は都度 窓の“此方と彼方”の位置関係に立たせられる。
思い出そう −劇中二人の最期の位置関係を−。
そこでも窓硝子は、酷薄な迄に二人を分け隔つ。
“彼方”の者を透過しつつ、その表面に鏡映する像を“此方”の者が見ている − 序盤から暗示されていた“彼方と此方”の諷喩の その酷薄な帰結に唯絶句する。
《DVD観賞》