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二十日鼠と人間 [DVD]
『二十日鼠と人間 [DVD]』を価格比較。★★★★(76点)『二十日鼠と人間』に対するみんなのクチコミ情報などもあります。
監督 | ゲイリー・シニーズ |
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出演 | ジョン・マルコビッチ |
発売日 | 2007年10月26日 |
定価 | 995円(税込) |
価格比較
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売り切れ |
商品詳細情報
販売元 | 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン |
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発売日 | 2007年10月26日 |
リージョン | 2 |
ディスク枚数 | 1 |
形式 | DVD |
ぴあ映画生活ユーザーによる「二十日鼠と人間」のレビュー
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不適応者は殺せ
2020-03-17 by
ニコラ
と主張しているのか。スタインベックがそんなことを言うはずはない。なぜレニーが567、じゃない563れてしまったのかを考えるべきだと、スタインベックは語っているのだと思う。相模原障害者施設殺傷事件をワーワーと取り上げるのではなく、なぜ起きたのか、社会が冷静に向き合うべきだ。ELAINE STEINBECKも協力してます。タバコは9本。
今年はネズミ年でチュー。
ゲイリー・シニーズ:1955年(昭和30年)3月17日〜、今日は彼の65歳の誕生日です。
昨日2020年3月16日、相模原障害者施設殺傷事件の犯人に死刑判決がでた。中国、北朝鮮も死刑大好き国家でチュー。 -
大好きです。
2005-02-05 by
utako
原作が大好きで何度読んでも泣ける作品。映画はどうかなって二の足踏んでいましたが、キャストを見る限り私の中でのイメージぴったりだったので見ました。
初めてです。ここまで原作のイメージに近い映画って。すごく良かったです。ラストも近づくにつれ本の台詞と重なって涙が止まりませんでした。私の一番好きな本がこのようなかたちで映画になったのはとても嬉しいです。
スタインベックはやはり好きです。 -
考えさせられた
2003-11-19 by
コロ助
原作の小説を薦められたが、途中で挫折し何年か前に深夜のテレビでたまたまやってたのを見ました。見終わった後とても切なかった。自分も最後の決断は何とかならんものかと考えたが・・・ 考えた末思ったのが、あれが彼のマルコッビッチに対する優しさの限界だったのか、それとも最大級の優しさだったのかということ。ラスト以外にもたくさん考えさせられる事はあった。自分の中でこの映画は名作の一つです。
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二人の男の友情と悲劇
2016-12-30 by
odyss
最近DVDにて。
1930年代、大不況時代のアメリカ・カリフォルニアを舞台に、二人の男の友情と運命を描いた作品。文豪スタインベックの原作ですが、原作は未読。
二人の男とは、ジョージとレニー。レニーは巨漢で力も強いのですが、頭が弱くて幼児程度の知能しかない。万事、ジョージの指図に従って生きている。逆に言えば、ジョージは血縁でもないレニーの面倒を見ているわけです。
この二人が或る農場に雇われます。横暴な雇い主。やはり横暴なその息子。息子の妻はなかなかの美人。雇われている労働者には、片手がない老人や、差別されている黒人も含まれている。
二人には夢がある。小さな農場を購入してそこで気ままに暮らそうというのです。しかしお金がない。
こうした状況のもと、二人が運命によって予期せぬ方向に・・・というのが本作品の内容。
知恵遅れの巨漢であるレニーと、彼の面倒をあくまで見続けるジョージという設定には、人間が一定の条件の下で生きつづけるしかないという諦観のようなものが含まれていますが、それだけに、いつかは小さな農場を購入してというささやかな夢が美しく見えてくる。
雇い主の息子の妻も、映画の世界に行きたかったのにという不満を抱えて生きている。
そうした中で生じる悲劇が、大げさではなく淡々として進行するこの映画の味わいに、深い色合いを与えていると思いました。 -
農業&ロード・ムービーの傑作
2014-06-25 by
すかあふえいす
農業&ロード・ムービーの傑作。
ジョン・フォードの「怒りの葡萄」を思い出すとても厳しくて優しい映画だ。
ルイス・マイルストンの「廿日鼠と人間」も悪くないと思ったけど、俺はリメイクの方が好きかな。
いつか大きな農場を持つと語るジョージ、それを楽しげ気に聞くレニーの二人。ジョージは知恵で、レニーは力でお互いを助け合う。
レニーは発達障害という壁を持つ。その壁が二人を衝突もさせたけど、何だかんだいって二人は互いを尊重して力強く生きてきて。
ジョージはいつも進んで貧乏くじを引き、レニーを支えた。レニーの心の壁を打ち壊して、彼をもっと楽にさせたかったのかも知れない。
レニーは自分なりに生きた。ジョージの夢を叶えようと彼なりに、精一杯。純粋が故に、農業も動物も人も同じように愛した。そんなレニーの純真さが悲劇を生んでしまうとは・・・皮肉としか言えない。
レニーはジョージの支えでもあったし、足に繋がれた鎖でもあったのかも知れない。そう思うと余計に切なくなってくる。
彼の姿は、何処か「フォレスト・ガンプ」を思い出してしまうのは何故なのだろうか。
ジョン・スタインベックの小説は、夢を持つ事の大切さ、現実とどう向き合うかをいつも教えてくれる。そこに映画という視覚が我々に生きる事の大切さも教えてくれるのだろう。 -
考えさせられる
2011-08-28 by
Para
今更・・・ですが、鑑賞。
ゲイリー・シニーズとジョン・マルコビッチ、若い!そしてうまい。
ちょうど、「チェンジリング」でジョン・マルコビッチを見たので余計にそう感じられた。
原作は1937年に出版されたスタインベックの小説。
知的障害者の描き方とかいやにステレオタイプだな、と思ったが、たぶん、影響されているのは周囲のほう。
いろんな見方ができる映画なので、何度も見たい。
結局、ジョージにとってレニーは友情というよりは老人キャンディが大切に飼っていた犬のような存在だったのかな。
いろいろ考えてしまった。
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名シーン満載!
2011-08-15 by
シガロ
ゲイリー・シニーズ、どっかで観たと思ったらフォレスト・ガンプのダン中尉か。笑 もっと色んな映画にも出てると思うけど、妙に印象に残ってた。彼の寡黙な演技と、ジョン・マルコヴィッチの快活な役がマッチしていてよかった。マルコヴィッチは最近の映画しか観てないけど、こんな役もやってたんだなぁ。
この映画とにかく名シーンが満載で、兄弟が夢見る生活を語るシーンはいいし、それを上手く使ったラストも心にガツンと来る。あとはレニー(マルコヴィッチ)が凶暴になるシーンや、爺さんと犬の別れも見どころ。
主人公は凄いね。レニーを施設にも入れず、面倒みてあげるなんて。彼らの間に何があったか、自分の人生を犠牲にしてまで彼といる必要があるのか、難を言えば、もうちょと過去の馴れ初めも聞きたかったかな。
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名作
2008-09-12 by
タルウィルケンフェルド
まだマルコビッチのオツムに毛があるころの作品。彼が純粋を絵に書いたようなレニーを好演、監督兼主演のシニーズもがっぷり四つ。しかし、この作品がベストテンに入らないのは納得できない。文学作品の映画化は、良くて当たり前といわれがちだが、これはナイストライですな。
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悲しい・・・
2004-12-30 by
トモ
時にはレニーのことを疎ましく思いながらも、
結局はいつもレニーのことをちゃんと考えてあげているジョージ。
そんなジョージの気持ちを考えるとほんと涙が出てきます。
あの決断はレニーのためにも正しかったんだと言ってあげたい・・・ -
うん
2004-09-20 by
味のり
地味で過激な作品。犬やネズミを使った伏線は良いですね。
3人で牧場の計画をする所は思わずこっちも楽しくなった。
この映画で一番、明るい場面でしょう。
レニーに夢の話をしてやる場面では思わず自分も笑顔になってるジョージが微笑ましい。
ジョージのレニーに対する複雑な感情をシニーズはよく演じていたと思うし、マルコヴィッチもうまかった。
自分の中で、マルコヴィッチは「マルコヴィッチの穴」で
すっかりコメディイメージが付いてしまったのだが、
今作で、やはり演技派という感じを受けた。
果たしてジョージはネズミの様にレニーを捨てたのか?いや、レニーの為だったと信じたい。