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もののけ姫 [DVD]

『もののけ姫 [DVD]』を価格比較。★★★★(76点)『もののけ姫』に対するみんなのクチコミ情報などもあります。

もののけ姫 [DVD]
76点
監督 宮崎駿
発売日 2001年11月21日
定価 5,076円(税込)

 

価格比較

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amazon.co.jpによる解説

「もののけ姫 [DVD] 」 原作・脚本・監督 宮崎 駿 製作 氏家斉一郎 製作総指揮  徳間康快 作画 安藤雅司 美術 山本二三/黒田聡/田中直哉/武重洋二/男鹿和夫 音楽 久石譲 主題歌 「もののけ姫」 発売年 1997年 上映時間 本編133分 定価 4700円(税抜き)

商品詳細情報

販売元 ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
発売日 2001年11月21日
リージョン 2
ディスク枚数 3
形式 DVD

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ぴあ映画生活ユーザーによる「もののけ姫」のレビュー

  • 100点 ただただ素晴らしい。

    2008-11-20  by 黄金のキツネ

    実写版の時代劇をはるかに超えるアクションの切れ。
    脇キャラまでも含めた登場人物や神霊たちの見事なまでの存在感。
    眺めているだけでため息がこぼれてしまう自然のたたずまいの美しさ。

    そして太古の神や森の神霊たちが自由に動き回った時代が終わり、人間社会と不本意ながらも折り合いを付けねばならなくなった神霊たちの時代への転換点が描かれている。神話や伝説が、「語り」の位置から実際の人間の営みの中へと回収されてゆき、「歴史」と呼ばれるようになる、ちょうどその瞬間に立ち会うことができたという深い感慨が湧き上がってくる。

    時間的にも空間的にも壮大なスペクタクルであり、自然と人間社会との対立が描かれてはいるが、それがテーマだとは思えない。それは単なるひとつのモチーフ、言わば背景にすぎない。そしてその壮大なる規模を背景の前で、この作品の唯一のテーマがアシタカの口からなんども発せられる。
        「生きろ。」
    ……と。

    宮崎監督はこのシンプルで掛け替えのないメッセージを観る者たちへ何度も繰り返していた。私的な解釈を盛り込むなら、
       「怒れる者よ、悲しむ者よ。
        あなたを私は愛(いと)しく思う。
        あなたよ、私と共に在れ。
        私と共に生きよう」
    といった内容になろうか。


    ところで本作については、アニメ版の『風の谷のナウシカ』が引き合いに出されることが多いようだ。そこでは腐海やそこに棲む生物たちや人間たち全てのために身を投げ出したヒロインが描かれている。観客は民衆の中の一員として救世主の姿と行動に感動する構造となっている。

    しかしこの『もののけ姫』はそのような構造ではない。広大な空間と時間とを描いているにもかかわらず、その最終的な視線の先は、特定された個人、すなわち観客ひとりひとりへと向かっている。つまりこの作品のメッセージは世界全体に向けられたものではなく、観客個人の心の中に直接語りかけてくる。

    これを対象が矮小化され、作品全体がスケールダウンしてしまったと解釈する人もたぶんいることだろう。でも私はそうは思わない。

    私は、メッセージの対象が個人へ向けてしぼられたがゆえに、その個人にとってより身近に受けとめられる言葉となり、個人の心の渇きをよりいっそう癒してくれる響きを持つことができたと考えている。だからこの作品を好きな人は幸いだ。なぜなら、
       「あなたは愛(いと)しきものだ。
        ともに在れ。ともに生きよう」
    という言葉で強く力づけられ、祝福を与えられるのだから。



    以下、自己レスライクな追加。

    コミック版の『風の谷のナウシカ』のナウシカは、ラスト近くでは自分を母親と慕うものすら使い捨てにして敵対する者を殺しつくした。壮大な叙事詩であったこのコミックがようやくたどりついた地点は、世界全体の救済ではなかった。敵を根絶した後で、「生きねば……」とつぶやきながら主人公は彼女の周辺の人たちとともに生きる、という非常に個人的な営みの選択であった。

    そのナウシカの思いとその後の生活に関わる最後のコマの文章を読むと、「私の周りにいる私の好きな人たちよ、一緒に生きよう」、という言葉に要約できる。それはこの『もののけ姫』のテーマとほぼ同じであると言っていい。もちろん『もののけ姫』のほうがより声高に主張しかつ繰り返しており、そこに宮崎監督の心境の変化をみてとれるような気がする。

    だからこの『もののけ姫』は、アニメ版のほうではなく、コミック版のほうの『ナウシカ』の正統なる後継者だと私には思える。

       なんとも語りにくい映画だった。
       しかし本当に素晴らしい映画だと思う。

  • 100点 活劇としても一級品

    2009-11-22  by 星空のマリオネット

    封切りを心待ちにしていた宮崎駿の『もののけ姫』(1997年)。
    ところが、当時スクリーンで観た本作に若干のショックと嫌悪を感じてしまい、それ以来お蔵入り。
    昨日、久々に観てみました。
    きっかけは森繁久彌さんの死。憎しみの猪の長・乙事主の声を担当したのが森繁さんの声を聞いてみたくて。

    驚きました!
    エンターテイメント映画として、そして活劇としても一級品。
    冒頭の「たたり神」との緊迫のアクションシーンから一気に惹きこまれ、ラストまで一筋の緩みもありません。
    繊細さとリアルさを併せ持った素晴らしい日本の風景画を思わせる幽玄な世界。室町の世、黒澤映画を彷彿させる見事な戦闘シーンに目を奪われ、ナウシカやトトロの世界のような美しく深遠な森に抱かれる。

    傑出したモノたちの葛藤。
    死と怒りを宿した心優しい救世主。ヤックルにのって駆ける青年アシタカのしなやかな躍動と剛弓に魅了される。
    破壊者であり創造者である紅の女・エボシ御前。彼女は手つかずの森の奥深くに孤立して存在するタタラ場(製鉄所)の統率者。世の中から弾かれた者たちが住まう、女性中心の共同体の生き生きとした描写が素晴らしい。
    荒ぶる森の巨大な生き物たち。もののけ姫・サンを育てた犬神モロの怒りの形相。死に向かい爆走する老猪・乙事主。
    森に住む小さな木霊たちや地べたを這いずりまわる猿人たち。
    そして「シシ神」。生命を統べる「シシ神」は翁のような顔を持つ鹿。美しい水辺を音もなく歩く。

    森を破壊するモノたちを激しく憎しみ、戦いの果てに滅んでいくモノたち。
    人間たちは富を奪おうと争う。
    森を失うということは、神の庇護を失うということ。
    神を失った世界で生きていく、新しい人間たち・・・

    PS
    声の出演者たちも個性的で素晴らしい。
    俳優としての力量を発揮し存在感を示したエボシ御前の田中裕子(抑えた棒読み風の台詞に惹きこまれた)、犬神モロの美輪明宏(なりきりの怖ろしさ)、乙事主の森繁久彌(重苦しいキャラに大らかさを与えた)、ヒイさまの森光子(意外に若い声で可愛げが)・・・贅沢なキャスティングで、声優の慣れた台詞回しとは全く違った魅力があったと思います。
    アシタカの松田洋治もピッタリ。宮崎アニメお馴染みの声優・島本須美もトキ役で頑張ってました。

  • 0点 活劇とヒューマニズムは相容れない

    2010-09-18  by ろっける

    初めに断っておくけど、私はいわゆるジブリファンじゃありません。
    だからと言う訳じゃないけど、この映画はよく判らなかったな。
    最近、ネット上でもジブリ作品に対しての厳しい評価が目立つようになったけど、だいたいは以前の作品は評価できるけど最近のはとても見てられないと言う主張が多い。
    以前の作品と最近の作品とを何処で線引きするかは人によって様々だけど、どうもこの作品くらいから雲行きが怪しくなってくるみたいだね。
    宮崎駿氏の作品って、この作品が世に出るまでは「ファンタジーですから」って言い訳が効いたと思う。最近になってしきりに言われるようになったプロットの破綻も、ファンタジーなのだから仕方無いのかな?って見ている人が自分に言い訳をして納得させられたと思うんだよね。
    でも、これは日本史をベースにしたシリアスな作風を目指しているから、そう言う言い訳が一切出来ない。
    だから歴史考証をある程度はしっかりやって、リアルな作品を目指さなければならなかったはずなんだけど、それが出来てないんだよね。
    そもそも活劇とヒューマニズムって相容れないものだと私は思うのだよ。
    変な例えかもしれないけど、ランボーとかに「君達、人殺しはいけないことだよ」と説教されても誰も説得力なんか感じない。それと同類の間違いを犯しているような気がしてならないんだよね。
    今まで宮崎駿氏の作品ってファンタジーを基本にしていたから、そういう矛盾とかがあってもそれが矛盾として表面化する事はなかった。けれど、これは日本史がベースになっているから、そう言う矛盾がモロに表面化している。
    それに自然との調和をテーマにして人間の愚かさを描くにしても、江戸期(作品が扱っている時代とは多少時代がズレるけど)の日本が世界でも類を見ないリサイクル社会を実現していた事実を知っている私には、どうしてもそのテーマは白けて見えてしまった。
    自然との調和をテーマにするのなら、もっと違う時代をチョイスしないと駄目だよ。
    で、プロットの破綻、表現の矛盾、テーマーの弱さのせいで、この作品が伝えようとしているヒューマニズムはどうしても私の心に響かない。
    アメリカで公開された時には『PG−13』に指定されたらしいけど、私にはそれが判る様な気がする。
    活劇ならば活劇に徹すれば良かったような気がするけど、ヒューマニズム的要素を訴えようとしているのは私には煩く感じたな。

    話の展開も遅い。私はテレビで観賞しただけど、同じシーンがずっと続いているような印象を受けた。
    ラストのシーンも私には印象が薄かった。
    反戦とか自然との調和を訴えたいのなら、レイチェル・カーソンの名著『沈黙の春』をそのままドキュメンタリータッチで描いた方がいい様な気がする。
    アニメの表現方法じゃ『沈黙の春』を一つの作品として作り上げるのは無理があるかもしれないけど、だからって日本史をベースにした活劇でそう言うテーマーを訴えるのは無理があるでしょ。
    なんだか置いてけぼりを食らった作品だった。
    活劇としても中途半端に感じたし。
    興行成績は立派だったけど、最近さかんに言われるようになったジブリ作品の破綻については、既にこの作品から始まっていたような気がする。

    映像とかは、幾つもの賞を総舐めしただけあって綺麗だった。
    アニメとかにあんまり理解のない私にもそう思わせたのだから大したものだと思う。
    でも、なんだかそれだけの作品の様な気がしてならない…

  • 100点 宮崎駿の自然観

    2006-06-07  by nei3

    監督の世界観が克明に描かれた作品。
    個人的には、宮崎監督作品の中では一番の出来だと思います。
    英語圏の国では、「ただのエコロジスト映画だ!」と批判されることもありますが、その理由は英語吹き替えか英語字幕で観てみればよくわかります。
    日本人――またはアジア圏の人々――でしか分からないような独特の映画ですね。
    人間と神、人間と自然との関わり……
    この作品では繰り返し人間と自然が対峙します。
    しかしこの映画を観終えた時、それは「人間vs自然」の構図ではないのだと分かるでしょう。

  • 60点 ストレスがたまりました

    2008-06-01  by 流離

    う〜ん、それでも生きていかねばならぬのはわかるのだけれど、どうやって??お互いが納得できる着地点はあるのだろうか。ナウシカは明るい方向性が見える(最後の新芽のシーン)のだけれど、もののけは全く想像できなかった。
    美輪明宏さんのモロと一体化したすばらしい声と、カウンター・テナーの米良美一さんの澄んだ歌声が私にとっては救いだった。
    観たあとのストレスの多さに、宮崎作品を映画館で観るのはもうやめようかな、と思った作品でもあった。

  • 10点 ストレートすぎません?

    2001-10-01  by 未登録ユーザひろひろ

    日本で型破りのヒットを記録した本作。 異常なほどの前評判のわりには苦しいストーリーだったと思います。 スタジオ・ジブリのファンの方々の中でも賛否両論の様ですね。 当方はあまりジブリ作品には詳しくないのですが、イチ映画ファンとして書かせていただくとすれば、作品のメッセージ性がストレート過ぎると思います。 宣伝にも「生きろ!」と強い売り文句。 やはり1流の監督なら何も語らずにストーリーの中にメッセージを織り交ぜ、伝えるべきではないかと思います。 

  • 40点 期待していた宮崎監督初の時代劇でしたが...

    2006-01-29  by tabula_rasa

     もともとはテレビ・スペシャル用の企画で、宮崎版「美女と野獣」になるはずだった作品です。しかしできあがったものは、まるっきり別物! サンは、父に疎まれ野獣に嫁入りさせられる娘ではなくなり、森の動物たちと暮らす野生的な少女として登場。しかも彼女は主人公ではなく、あくまでもタタリ神に呪われた王子アシタカの冒険物語として作られている。

     しかし、それより気になったのは宮崎監督の苦悩(環境問題に対してどう折り合いを付けるべきか?、など)が、そのまま作品に出てしまっている点。「ラピュタ」や「魔女宅」の頃にはたっぷり盛り込まれていたサービス精神も影を潜め、重苦しさだけが漂う... やはりこれはエンターテイメントとしてはどうなのかな? と思います。まあ、気持ち的にはわからなくもありませんが(同時期に公開された劇場版「エヴァンゲリオン」もコピーは正反対だけど、監督の苦悩とか反サービス精神が表に出ているという点では同じなんですよね)。

     そういう理由でこの採点です。ただ、映像に関しては、宮崎監督が作画に手を加えており、たっぷり枚数がかけられているので見応えがありますね。おなじみの空を飛ぶシーンがないので、爽快感には欠けますが...


    [ドイツ語吹替版]2001/春 Friedrichsbau Apollo(Freiburg/Germany)

  • 60点 その後が気になる。

    2009-01-22  by おみーな

    すごく、インパクトのある作品でした。

    ストーリーは、ジブリ作品にしては分かりやすく、違和感も特にありませんでした。

    公開時、ポケモン映画と内容が被っていて、どちらが真似したんだろうかと話していた事を覚えています。
    最後は、多分こうなのだろう・・と思うのですが後引いてしまって、消化不良の作品です。

    すっきりするなんて期待はしてないので、いいんですけどね(苦笑)

  • 100点 戦う少女

    2006-06-13  by January

    『風の谷のナウシカ』、『天空の城ラピュタ』と並んで好きな宮崎駿監督作品です。その中でも最も媚びない野生の少女と、心優しい勇敢な少年を軸に自然破壊と環境問題、あるいはらい病差別問題、男女と仕事の問題など盛りだくさんのテーマに「生きろ」というキャッチコピー、実によく出来ています。そして、ナウシカやラピュタがヨーロッパ文化を背景にしていたのに対して、日本の風土と伝承話をメインに据えた大作でもあります。そういう意味では『となりのトトロ』に近いともいえます。

  • 80点 カヤ好き

    2006-03-28  by toshiaki0712

    スケールのでかい映画ですねー。
     
    自然と、人間と、
    互いに潰し合うその両者の仲で、
    主人公のアシタカは叫ぶ。
     
     「生きろ!」
     
    生きろ。共に生きろ。
    宮崎監督はこの映画を通して何を伝えたかったのでしょう。
    結論の出ない問題を前に、
    この映画は、しかし確実に、スクリーンを越えて僕らに何かを訴えます。
     
    ・・・でかい。
    このテーマの大きさが、映画のスケールの大きさの理由なのでしょう。
     
     
     
     
    ところで、
     
    僕はあの、カヤのファンなのですが・・・。
    お仕置き受ける覚悟をしてまで見送りに来てくれてるのに。
    大切な玉の小刀まであげたのに。
    いつもいつも兄さまを想うと言ったのに。
     
    アシタカさん、あんたそれはないよ・・・。

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作品情報

もののけ姫 (1997)
76点

監督・脚本
宮崎駿
宮崎駿
出演
(C) 1997 Studio Ghibli・ND

 



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