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コーヒーが冷めないうちに 通常版 [DVD]
『コーヒーが冷めないうちに 通常版 [DVD]』を価格比較。★★★☆(70点)『コーヒーが冷めないうちに』に対するみんなのクチコミ情報などもあります。
監督 | 塚原あゆ子 |
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出演 | 有村架純,伊藤健太郎,波瑠,林遣都,深水元基 |
発売日 | 2019年3月8日 |
定価 | 4,104円(税込) |
価格比較
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3,068円 (税込) 在庫あり。 |
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売り切れ |
商品詳細情報
販売元 | TCエンタテインメント |
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発売日 | 2019年3月8日 |
リージョン | 2 |
ディスク枚数 | 1 |
形式 | DVD |
ぴあ映画生活ユーザーによる「コーヒーが冷めないうちに」のレビュー
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テレビでやってください
2018-09-21 by
過去は変えられないが過去と向き合うことで未来に向かう自分は変えられるというタイムトラベルドラマの王道のひとつをきちんと踏まえているので、気になる点はいくつかあるものの原作は多分面白いんだろうなあと思った。
でも役者のアップのあまりの多用とかBGMで盛り上げすぎとかセットや撮影からくる画面の質感とかどう見てもテレビドラマのそれでしかなくて、キャッチコピーの「4回泣けます」もそうだけど観客を煽って泣かせる以外のやり方が出来ていないのも全体的に安っぽいなあ、と。劇場公開するなら映画として作る努力をして欲しい。泣いて満足って人もいるんだろうけどこれに高いお金を払うのはどうかと思った。テレビドラマでやれば4回どころか無料で1クールも泣けたのにね。
撮り方は悪かったけど役者陣はまあまあ良かった。難しい表情をすることが多い松重豊さんの柔らかな表情に感動した。 -
実は未来を見つめている映画
2019-11-30 by
Blue Rose
個人的には、時間を超えるような、いわゆる”タイムリープもの”は大好きです。ただ本作は、「お涙頂戴」のにおいがプンプンして、公開時からちょっと敬遠していたのです。で、今回気が向きまして、レンタルにて視聴。
本作、いくつかのお話が連なった、オムニバスのような形式になっております。ただ、最終的なテーマは一つ、ですよね。
過去に戻って、やり残したことをやってくる。撮り方もやっぱり「お涙頂戴」ふう。そのあたりはやっぱり気に入らないのですが(笑)、それでも映画自体のテーマには共感できました。この映画、結局過去に戻る映画ではなく、未来に進む映画なのですよね。過去に戻っても、過去は変えられない・・・それがポイントでしたね。過去に折り合いをつけて、未来に向かって進んでいく・・・。
ということは実際、こういう喫茶店がなくても、私たちはこの映画のそれぞれの主人公のような心持で生きていかなければならないということですよね。誰でも、過去の出来事について一つや二つ、「後悔」の気持ちは持っています。それにとらわれていては、前に(未来に)進めません。いかに折り合いをつけて前を向くか、それが大切ですよね。オカルト的な要素も含んだこの映画ですが、実際には至極まっとうなことを教えてくれているような気がしました。
追伸:松重豊さんの、笑いながら涙を流す演技、さすがだなあと感心しました。うまい! -
アホンダラ
2019-03-07 by
傳次郎
有村架純演じる「時田数」。このネーミングの時点であまり知的性は感じない。
この設定やルールにしても「コーヒー」というアイテムをはめ込んだためか雁字搦めで窮屈な世界観だ。
喫茶店内でそんなにエピソードある?みなさん。
冷める前に飲み干さないと幽霊って。ひどいパフォーマンスだ。
犯罪に抵触する店じゃないのか?
過去を変えても現在はなにも変わらない。
でも自分は変われる。
いいけど映画としてどうなのよそれ。
石田ゆり子はあれだ、席とトイレを往復する、もうRPGのモブだ。
そもそもアイスコーヒーしか飲まない自分にとっては需要の無い映画であった。
180円
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そこまでは・・・・
2018-09-18 by
harupon5121
最後は胸がほんのり温かくなる作品ですが、「4回泣ける」は言い過ぎかな?
薬師丸さんと松重さん演じるご夫婦のお話が一番良かったです。
林遣都さんが大好きなので、登場シーンが本当に少ししかないのが残念でした。 -
心温まる映画だけど...
2018-09-18 by
らっこのこ
原作は読んでおらず、まっさらな状態で観ました。
4回泣けるというキャッチフレーズだったので号泣かな?と思っていましたが、泣いたのは2回でした。観る人の年代や経験で泣ける箇所が変わるだろうなと思いました。
過去に起こったことを変えることはできないけれど、淹れたコーヒーが冷めるまでの間、戻りたい過去に戻れる特別な席がある喫茶店で繰り広げられるお話。
途中何でもありな感じがして受け入れがたい展開もありましたが、全体としては観ることができて良かったと思えたので70点。 -
リスタート
ぴあ試写会で拝見しました。
キャッチコピーは4回泣けるですが、残念ながら全く泣けませんでした。何故なら、過去の悔い、心残りのシガラミから解放され未来に向かって歩む物語だと感じたからです。
原作にはない新谷君と数ちゃんのエピソードは、縦にストーリーを繋いでいると感じました。
観て損は無いと思います。
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過去は変えられないけど未来は変えられる
2020-10-17 by
qp
ある喫茶店のある席に座るとコーヒーが冷めるまで過去に戻れる喫茶店があります。過去に後悔があって戻った人たちの話です。
最初から喫茶店で客が騒がしくて驚かされます。喫茶店で過去に戻れると席があるという不思議な設定の説明になりますが、店の人も常連客もその存在は当たり前のように話しています。
過去は変えられないという設定があります。過去に戻る作品だと過去が変わってタイムパラドックスが起こってしまう作品が多いです。序盤では過去を知ることで新しい情報を得て、決心を変え、未来を変えていくことに意味を感じました。
コーヒーが冷めないうちに戻ってくるというのはずいぶん曖昧だなと感じます。でも、全体的にゆったりとした雰囲気がよかったです。記憶障害になっている場合は記憶がある頃に出会える幸せがあります。自分の伴侶が記憶障害なら、未来から戻ってくる可能性があることを知っているなら、何度でも帰りたいです。
ウェイトレスの数は最初からルールを説明などが淡泊だなと思っていました。新谷君の作品を見に行くときに、そういう人であることが分かり、彼女の境遇が気になり始めます。
思い入れのない人でも死んだと思った後に出てくると感動します。過去にいる人は相手のことを思っていて、明るい人ばかりなのがずるいです。
後半になって新谷君の存在価値が分かります。猫に会いに行きたいと言ってたり、数に現在絡んでるときはどうなるんだと思ってました。でも、最後は過去に戻ってきた人が過去に影響を与えてしまっていますので、やっぱりタイムパラドックスですね。
過去だけでなく未来も行けるけど、未来に何が起きてるか分からなくても行く理由があるときがあります。幽霊がい続けた理由は分かりましたが、今までに他にも幽霊がいたのか、あの人が幽霊になっていたらどうなっていたのか気になりました。未来に行ったらタイムパラドックス起こるんじゃないのと思ってしまいました。
過去は変えられなくても知らなかった事実を知ることで未来が変わります。皆が自分の知らないところで自分のために動き、考えてくれると信じることで覚悟ができます。絶対に失いたくないことは何か、自分に問うことができます。
コーヒーで過去に戻れなくてもできることがある、過去は変えられないけど未来は変えられると改めて思える作品でした。 -
ひろ子と架純に計10点。
2020-06-09 by
ニコラ
過去にイロイロあって、タイムスリップして気分を切り替えて今を生きて行こうとするオハナシみたいだったが、粗筋が分かりにくかった、表現にもっと工夫が必要だろう。それにしても、コーヒーの量が多すぎないか? ピンク電話は今も活躍してるんか? タバコ2本。
薬師丸ひろ子:1964年(昭和39年)6月9日〜、今日は彼女の56歳の誕生日です。 -
もしも世界を変えたいならば
2020-04-28 by
是々&非々
「タイムトラベル」がテーマの映画では、歴史(運命)が「どう変わるか」、あるいはそれを「どう変えるか」が大きな見所となります。なので、「タイムパラドックス」の難問が避けて通れず、映画を観ながら、左脳を無駄に酷使させられたりします。
でも、この物語の場合、「歴史(運命)を変える」をあえて禁じ手にしました。
それじゃあ一体何のために「タイムトラベル」なんてするのか。その意味をこの映画は、「人とのつながりを見つめ直すため」という、ただ一点に絞ります。
では、それはどんなつながりか。自分の人生の、「ある日ある時」に存在した、あるいは「いつかある日に」存在することになる、「大切な人」との「つながり」です。
コーヒーが冷めるまでのつかの間、その「人」との間に隔てられた「時間」は輪郭をなくします。「歴史」も「運命」も変えられないし変わらない、けれど、「断線」を修復し、「混線」を解消し、「脱線」を阻止する、そのチャンスだけは与えられ、そのとき、チャレンジした本人の体内時計は間違いなく針を進め始め、不変だったはずの「現実」が、違った世界に見えてくる・・・この映画が描くのは、そういうファンタジーです。「世界を変えたいなら、まず自分が変われ」という言葉の実践テキストみたいです。
ただ、人とつながるそれだけのために「時間」を超える、というのは、手順がかなり込み入っているみたいで、この映画でも、ややこしいルールがいっぱいなのは、まあ、仕方がありません。
いっぽう、人と人とが「空間」を超えてつながることはどうか、といえば、「ハードルが超えられないほど高い」という訳ではありません。離れて暮らしていても、移動の自由がある限り、会いたいという強い気持ちがある限り、会いに行くことはできる。
この映画でも、日本とアメリカ、東京と仙台、という場所の隔たりは、登場人物にとって、「まず自分が変われば」、ひと跨ぎ。だから、この映画の主舞台が珈琲店のテーブルだけであっても、ぜんぜんかまわないんでしょうね。
そうは言っても、いったん「空間移動」の自由が損なわれれば、人とのつながりはとたんに閉ざされてしまいます。一年前にもしそんなディストピアを描く映画が公開されていたら、設定があまりに荒唐無稽すぎて一笑に付され、途中退場者が続出したかもしれませんね。人間の想像力にも、許される限度というものがありますから。
本筋とは離れますが、映画を見終わったとき、この珈琲店は、どうやらいまから十数年後の未来まで、店を畳むようなことにもならず、平穏に営業を続けていることがわかる仕組みになっています。ただそれだけのことなんだけど、なんだかしみじみとほっとしてしまいました。
世の中、常にいろいろなことがあって、ときには不安なまま夜明けを待たないといけなかったりもします。でも少なくとも、この映画の世界では、街の片隅の小さな珈琲店は、今日と同じ明日をたくさん積み重ねて、十数年後の朝を無事に迎えているみたいです。
そんな珈琲店で、丁寧に、心を込めて淹れられたコーヒーを飲みながら、それが冷めるまでのひとときを、好きな文庫本でも読んで過ごす・・・というなんでもない日常がたまらなく愛おしくなったのでした。 -
これはこれでよい
2020-03-19 by
Shige
現実から大きく超越した内容であるが、どうあれこれはこれでよい
過去に一瞬で戻れる機会があれば、想いは広がる
吉田羊が作品の基礎を固めている