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看板に偽りなし
2020/1/14 18:17
by
さくらんぼ
「パラサイト」というタイトルと予告編を観れば、「あんな映画なのね」と、多くの方がイメージできると思います。
実際観ても、(概ね)イメージどおりのストーリーでした。
意外性は(あるには、ありますが)少ないです。
しかし、エグイ話なのに、バックに流れているクラシック音楽に恥じないほどの、完成度と品格があります。
その品格ゆえに、カタルシスも抑え気味になりましたが。
そして、「太極旗」の中心にある、「陰陽の太極」のようなお話だとも思いました。
★★★★☆
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追記 ( アンタッチャブル )
2020/1/15 9:19 by
さくらんぼ
お見合いのように、いきなり結婚を前提としたお付き合いもありますが、恋愛の場合、結婚を考えるのは、何年もお付き合いしてからの人もいるはずです。
「絶対に失敗しない計画とは、無計画である。計画するから思い通りにいかないのだ」、みたいな話が、主人公の口から語られました。
この映画「パラサイト 半地下の家族」のストーリー展開も、概ねその通りになっていました。
主人公は、金持ちにパラサイト(寄生)して、おこぼれを頂戴して、生きていくつもりだったのです。当然に宿主に危害は与えません。そんなことをしたら自分の生活も脅かされるからです。
だから映画の中盤には、主人公の提案で、宿主に対し、寄生家族たちが感謝の祈りを捧げるシーンもありました。
しかし、主人公は宿主を殺めてしまうのですね。
それは、「臭い」と侮辱されたからです。
それは身分へ侮辱、差別用語と同等でした。
布団部屋どころか、本当にトイレで暮らしているような、地下室家族にとっては。 -
追記U ( 「朱に交われば赤くなる」 )
2020/1/15 9:46 by
さくらんぼ
という言葉があります。「友や環境を選びなさい」という意味だと理解しています。主に精神的な話。
しかし、臭い(匂い)も人体にしみこむのです。
たとえ風呂に入っても、下着から全部新品に取り換えても、しばらくは消えないものなのです。
なぜかというと、空気に臭いが移るように、「気」にも臭いが移るからです。
そして、「気」は気功をやらない人でも、少しづつ体内にしみこみ、経絡を通って、全身を駆け巡り、体内に溜まりもします。
その「気」が、しばらくは、リラックスした瞬間などにバリアが切れ、しみ出てくるからです。
トイレ生活者なら、オナラと言うよりも、脱糞に近い臭気を放つ可能性もあります。
そんな人でも、無臭の場所や、良い匂いの場所で暮らしたりすれば、だんだんと臭いも変化していきます。
しかし、寄生した主人公たちは、トイレ生活者だったために、宿主から「みんな同じ臭いがする…」と言われていたのです。
宿主は、自分が言っている言葉の意味が分かりませんでしたが。 -
追記V ( 失業すれば親も敬えない )
2020/1/15 14:23 by
さくらんぼ
TVドラマ「冬のソナタ」がブームになる前に、ソウル観光に行ったことがあります。女性たちの韓国に対するイメージが、まだマイナスだった頃です。
デパートへ行って驚きました。女店員さんが、日本の数倍もいたからです。
大げさに言えば、オフタイムなら、客の数より、おそろいの制服を着た女店員さんの方が、目立っていたほど。
今はどうか知りませんが、そんな社会が、日本並みにリストラを始めたら、職を失う人はさぞ大勢いるのでしょう。
職を失えば、自分たちの生活も困りますが、日本よりも親を敬うらしい韓国社会で、どうやって親の面倒まで見ていくのでしょうか。
この映画「パラサイト 半地下の家族」を観て、そんな気持ちになりました。 -
追記W ( 濃縮された「韓国社会の空気感」なのか )
2020/1/18 9:42 by
さくらんぼ
映画「パラサイト」のチラシ、芝生の中央にボールが転がっているもの。
あれは「太極旗」をモチーフとしたもののようにも見えます。
ボールが陰陽の太極で、周囲にある、登場人物の目にかかった□が四卦です。
他の一枚のチラシでも、登場人物の目には□が入っています。宿主たちは□で、寄生家族たちは■ですね。陰陽があります。
私は「太極旗」については素人ですので、もし失礼がありましたらお許しください。世界中の国旗には敬意を持っているつもりです。
その上で申し上げますが、Wikipediaなどにある「太極旗」の説明を少し読んで類推するならば、この映画「パラサイト」は、「富の集中を批判し、富は分かち合うべきだ」という思想が描かれているように思います。
つまり「調和」です。
それは「太極旗」の精神でもありましょう。 -
追記X ( 映画「万引き家族」 )
2020/1/18 9:48 by
さくらんぼ
貧困ファミリーという事で、遠くに映画「万引き家族」の影が見えなくもありません。
オマージュかどうかは現段階では分かりませんが、いずれにせよ、優劣つけがたい仕上がりの2作品ではあります。 -
追記Y ( 「モールス信号」 )
2020/1/18 11:43 by
さくらんぼ
そう言えば、「モールス信号」も「四卦」ですね。
だから彼らが発信、あるいは解読していたのは、モールス信号ではなく、「四卦」の精神だったのでしょう。 -
追記Z ( ピザ屋の箱 )
2020/1/18 11:48 by
さくらんぼ
なぜ、ピザ屋の箱作りのアルバイトが出てきたのかと思っていましたが、写真にある、ピザの箱(デザイン)と周囲4人の構図も、「太極旗」のように見えます。
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追記[ ( 「モールス信号」A )
2020/1/18 14:31 by
さくらんぼ
主人公たちがランプ点滅で送っていた信号の一部です。
四卦:坤は陰であり → 太極旗の右下参照
四卦:乾は陽であり → 太極旗の左上参照
四卦:坤は陰であり → 太極旗の右下参照
それは「陰陽」のシグナルであり、上から下へ、モールス信号のSOS、「… --- …」でもあります。
寄生者が2家族いたので、陰が二つあっても良いのでしょう。 -
追記\ ( 「男おいどん」 )
2020/1/19 16:55 by
さくらんぼ
もし私がこの映画を愛するとしたら、「悲惨の中に漂うユーモア」を評価したからだと思います。
往年の人気漫画、面白くも汚らしい「男おいどん」を思い出しもします。
『 時は1970年代、場所は日本の東京、文京区本郷[3]。
「無芸大食人畜無害」を信条とし、貧しくも概ね正直に浪人生活を送り続けるチビでガニ股・ド近眼・醜男・サルマタ怪人とまで呼ばれる大山昇太の周囲には、なぜか様々な女性があらわれては通り過ぎてゆく。
彼の部屋の押し入れにはパンツ[4]が山積みとなっており、ろくに洗濯もしないため、雨が降ればサルマタケと称するキノコが生えるほどの状況で、あまりの貧困ゆえにサルマタケも食用にされる。
珍しく親密になりかけた女性が現れても寂しい結末が待っている。新しいバイトが決まればことごとく失敗し失業を繰り返す。
悲惨極まりない日々を過ごす不器用な昇太だが、案外前向きで逞しく、狭い自室を「大四畳半」と形容し、大家の老婆に叱咤され、同居する謎の鳥「トリさん」に愚痴をこぼし、好物のラーメンライスにありついては世話になるラーメン屋の夫婦に励まされ、いつか故郷に錦を飾らんと自身を奮い立たせる。 』
( Wikipedia 「男おいどん」あらすじ より引用 ) -
追記] ( 見えないハイヒール )
2020/2/7 9:16 by
さくらんぼ
映画「パラサイト」のチラシに、家族が椅子に座っている写真があります。
そして、左下には誰かの足が少し写っています。
死体のつもりでしょうか。
私の父が病気で亡くなった翌日、葬儀屋さんと棺桶について打ち合わせをしました。
葬儀屋さんは父の身長からみた常識的なサイズよりも大きなものを提案しました。当然に値段も高くなります。
「大きすぎる」と思った私が質問すると、葬儀屋さんは、「亡くなると、つま先はピンと伸びるので、大きなサイズでないと…」と言われました。
驚いた私が隣室に安置してある父の足を確認に行くと、その通り、つま先が伸びてたのです。
私は検視の専門家ではないのでいけませんが、その時の経験でいえば、あの写真、あやしいです。
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