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ファゴットのこと
2010/8/6 10:54
by
IKA
本作の中で、バソンとファゴットの違い……というのが説明されておりました。
フランス式バソンとドイツ式ファゴットは、同じ楽器のように見えても実はかなり違うもんなんだということでした。
すると、一般的に「バスーン」といってる楽器は、一体なんなんだろう?……ということで、ちょっと調べてみました。
結果をまとめれば、以下のとおりです。
★「ファゴット」は、元々イタリア語で「薪」のこと。イタリア語表記はfagotto,
ドイツ語表記は Fagott、英語表記ではbassoon(バスーン)となる。
★フランス語でbasson(バッソン)という楽器は、上記fagotto、 Fagott、bassoonとは異なる楽器で、これが映画の中で出てきた「フランス式バソン」である。
★ドイツ式ファゴットの発明は1825年ころで、軍楽隊長のアルメンレーダーと楽器製作者のヘッケル(今に続く管楽器メーカーであるヘッケル社の創設者である、Friedrich Alwin Heckelのことか?)が協力して製作。イタリア、イギリス、アメリカに広まった。★アメリカでは、fagottという単語は、同性愛者の蔑称であるfaggotと音が近いのでコレを避け、bassoonと呼んでいる。
★ファゴットの元型となった楽器は、16世紀くらいに生まれた。ショーム、ランケット、ドゥルシアンと呼ばれる楽器がそれで、特にドゥルシアンは二つ折になっており、現在のファゴットに近い。
★フランス式バッソンは、バロック時代のファゴットを基にして作られ、現代にその音を伝えている。
およそこんなところでした。
ファゴットの祖先のドゥルシアンの姿は、次のサイトで見られます。
<リンクURL>
とりあえず情報まで。
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