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情報通信技術の進歩は・・・
2018/10/26 8:59
by
さくらんぼ
これはIT革命を扱った映画だと思います。
オーロラは夜の虹であり、過去の思いでを表します。
無線はインターネットのルーツです。
警察や消防は公的なことを、親子は私的なことを表します。
時間は技術の進歩を表します。
つまり、「情報通信技術の進歩は人々に幸せをもたらす」というメッセージが裏面にあるのだと思います。
これを「親子の情の物語」に乗せて表現しています。
アマチュア無線をする人なら知っていますが、ある周波数では夏になると時々普段の10倍ぐらい遠くの人と話ができることがあります。電離層のせいで、オーロラと同じく太陽が原因、ハムが胸躍らせる瞬間です。作者にはきっとそんな経験もあるのでしょうね。安定通信マシンではわからないロマンチックな世界です。
★★★★
( これは 2001/1/7 0:00 by 未登録ユーザ まちのひ 〈さくらんぼの旧H.N〉に加筆再掲したものです。)
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追記 ( ウサギとカメ )
2018/10/26 9:13 by
さくらんぼ
平成30年になりましたが、平成元年頃には、今のようなスマホはありませんでした。あったのは、ティッシュケース2つ分ぐらいの体積の、大きく重たい携帯電話。値段も高く、弁護士先生とか、会社社長などが持っていたぐらい。ステータスシンボルの一つでもありました。(映画「テルマ」追記Yより)
余談ですが、その10年ほど前の、昭和54ごろには、私はアマチュア無線の免許を取り、携帯可能なトランシーバーを所有していました。
私が(遅れてきた)ケータイ・スマホをいまだに持っていないのは、その反動でもあります。そのせいで、今は、私自身が遅れた人間になってしまいましたが。 -
追記U ( 小説の最後の一行 )
2018/10/26 9:29 by
さくらんぼ
高橋一生さんのTVドラマ「僕らは奇跡でできている」を観ています。
最初は「?」と思いましたが、公園の空気のような良さがあります。
彼は動物行動学を教える大学講師の役ですが、幼いころから、自分の興味のあることだけに没頭する人間でした。いわゆる集団行動に向かない子どもです。
大人になってからもその癖は抜けず、周囲(ウサギ)からは、K.Yな変人(カメ)扱いされ、見下されています。
しかし、ふと気がつくと、いつも周囲の方が置いてきぼりを食っているのです。 -
追記V ( アマチュア無線の受験記 )
2021/2/21 10:03 by
さくらんぼ
昨今、SNSの「Clubhouse」が話題になっていますが、ご承知のように、「アマチュア無線」も見知らぬ人々と雑談ができる趣味です。
老若男女どころか、肩書も身分も超えて世界中の人と話せるのです。万一言葉が分からなくても、Q符号という無線の共通言語と片言の英語で、交信に必要な最低限度の意思疎通は出来そうです。交信の証であるQSLカードの交換もできます。半世紀前にはどこかの王様もやっておられるとの話もありましたが、現在はどうでしょうか。
追記
昔はあったモールス信号の実技試験が、今はペーパーテストだけになったようで、取得しやすくなったようです。
留学したり、遊びに行ったことのある国と、アマチュア無線で交信したい、異国の友人も作りたいという人もいるでしょう。一度チャレンジされてはいかがでしょうか。
追記2
数ある周波数帯の内、昔から14MHz帯は海外通信で有名でした。
現在のアマチュア無線技士の資格は4段階に分かれており、14MHz帯は上級である第一級・第二級にしか使えませんが、昔からDX通信(遠距離通信)の高速道路扱いされていて、よく飛ぶようですね。
追記3
少し詳しく、私が受けたモールス信号の国家試験の模様をお話します。自慢の為ではなく(それも否定しませんが)、試験の歴史の記録と、「だから、免許を取るチャンスだよ」と申し上げるために。
私が持っている第二級アマチュア無線技士に、昔は送・受信の「実技試験」がありました。1分間45字で2分間の欧文(数字等も必要)による手送り送信と音響受信です。
緊張して手まで震えかねない試験本番で毎分45字に合格するためには、練習では第一級と同じ毎分60字がこなせる程度の実力になっておく必要があります。それも、TVやラジオもつけながらの悪環境で、モールス信号をこなすと同時に番組も楽しめるぐらいの実力になっておくことが必要なのです。
1年間毎日練習して、なんとか私もその域になりました。そんな頃は、夜、練習後に寝ると頭の中でピーピー音が聞こえるので、起き上がってスイッチを見に行ったことが何回もあります。今はもう聞こえなくなりましたが。
それでも、試験本番は冷や汗ものでした。
追記4
最初は受信でした。
学校の教室のような場所で、40人ぐらいの満席でした。試験が始まると、教壇あたりの一個のスピーカーからモールス信号が流れてきます。
イヤホンではないので、教室に反響して聞きづらいです。40人がいっせいに鉛筆を走らせる音が、衣服や手が回答用紙の上をこする音が、サワサワと異常なほど大きく響きました。誰かが咳をしました。その瞬間だけ聞こえません。そう感じられるほど、神経を尖らせていたのです。
ビックリして気が散ると、その間にも数文字飛んでしまいます。
もし自信がない時には脱字にするのか、書いて誤字も覚悟するのか、瞬時に判断しなければなりません。そして、どちらも減点ですが、誤字の方が減点幅が大きいのです。現場での脱字は質問すればよいのに対して、誤字は情報が誤って伝わり、時に生死を分けることにもなるからでしょう。
そんな事を思い出していると、窓の外をトラックが通って行きました。そのエンジン音がとてもうるさく感じられました。しかし、ここで気が散ると数文字飛んでしまいます。
この運命の2分間を経験すると、普通のペーパーテストで1〜2時間も時間がもらえるのは、緊張どころか、まるで休憩をもらったかのような解放感があります。
追記5
次の送信試験は、会社の面接試験のように、別室で待機して、一人ずつ試験室に呼ばれます。試験室には試験官が数人いて、数か所に机が分散して置いてあり、一度に数人受験できました。
原則として電鍵は備えつけの物を使いますが、許可を得て使い慣れたものを持ち込むこともできます。私は持ち込みました。少しでもリラックスするために。
試験官と向かい合ってマンツーマンで座り、電鍵を電線につなぎました。
合図で試験用紙をめくると欧文の文字が書いてあります。
まず、自分の受験番号と、氏名を打ち、その後に試験問題を打ちます。
打つと、ピーという音がすると同時に、テーブルに置かれた装置から、紙テープのようなものにトン・ツーが印字されていきました。初めて見たので、ドキリと動揺しました。
試験官はそれを手に取って見ています。
私は少し手が震えましたが、練習で第一級並みのスピードで打てるようにしていましたから、震えながらも打つことが出来ました。
終わったら礼をして退室します。
命が縮みました。
追記6
モールス信号を暗記するだけなら欧文と数字を数日で覚えることもできるでしょう。ペーパーテストで100点を取れる人もいるかもしれません。
しかし、実技試験ではモールス信号を思い出している時間は無いのです。
毎分45文字ですから一文字1.3秒の時間しかありません。もし3秒考えたら2文字飛んでしまうわけです。それに動転したら、あっという間に5〜10文字飛んでしまい、不合格になりかねません。
だから、送・受信ともトン・ツーが言葉に聴こえるまで、ペンで文字を書くように自然に手が動くまでの練習が必要なのです。
これは短期間では身につきません。
現在でもペーパーテストにはモールス信号の問題が出ますが、実技試験に比べれば(失礼ながら)無いも同然だと思います。ですから、第二級アマチュア無線技士の免許は取りやすくなりました。
追記7
残る無線工学・電波法規は中学程度の学力で解けます。
見慣れない無線工学の公式が出てきますが、私はメモ用紙に書いてポケットに入れておき、会社への通勤時間(往復2時間)に、呪文のように暗唱して覚えました。一週間あれば5つ覚わるわけです。
電波法の条文もメモに書いておき、同様に暗唱して覚えました。
記憶する問題は全部歩きながらの暗記です。
自宅では計算問題を解くことに専念しました。先ほど述べた通り、中学程度の学力で解けます。ただし(当時は)電卓禁止でしたから計算尺は必須でした。
第二級アマチュア無線技士の免許を取れば、14MHz帯にも出られますので、第4級を取って無線を開始したら、その情熱が冷めないうちにササっと取りに行って下さい。
第二級ではなく、いきなり第一級を取りに行くことはさらに良いことだと思います。 -
追記W ( 14MHzのお空を可視化する )
2021/2/21 14:14 by
さくらんぼ
「 アマチュア無線 14MHzの魅力 」
( 制作者 印旛沼無線クラブチャンネル )
14MHz帯は第一級・第二級にしか使えませんが、これを拝見すると、海外通信に人気な事が分かりますね。 -
追記X ( 読むだけでもドキドキします )
2021/2/21 14:26 by
さくらんぼ
「 2アマ女子エリーの“あまちゅあ無線に恋してる!?”
第1回 FBガールズ初の14MHz帯、100W運用 」
( 月刊FBニュース編集部 )
アマチュア無線界では、女性ハムの事を「YLさん」と言います。
(私の知る限り)YLさんの数は少ないです。 -
追記Y ( 近いうちに制度改正か )
2021/2/21 14:31 by
さくらんぼ
「 429者が意見提出! 総務省が“アマチュア無線が大きく変わる制度改正案”に対するパブコメ結果を公表−−1月31日(日)〜2月6日(土)まで先週の記事アクセスランキングTop10 」
( 「hamlife.jp」 ) -
追記Z ( 合法的な運用を )
2021/2/21 14:37 by
さくらんぼ
『 …前略…
本来、無線局は電波利用の原則の例外として各法令により規制され、一つの周波数の割当てを受けるだけでも、総務省に対して膨大な書類手続きを必要とし、提供する地域・空中線(アンテナ)の性能にまで細かく制限を受ける。
送信機からアンテナまで自由に通信・製作し、電波発信地域などの制限もなく、かつ長波からミリ波まで様々な周波数を「帯域」として広く自由に利用できるのは、私的学究目的のアマチュア無線だけである。
周波数帯域を、たった一人でも自由に利用することが許されているアマチュア業務は、それ故に従事者の責任は重くアマチュア無線を始めようとする者は全て無線従事者の有資格者である必要がある(日本では電波法第39条の13規定)。
…後略… 』
( Wikipedia「アマチュア無線」非営利・自由な私的学究無線 より抜粋 ) -
追記[ ( 酒田大火でアマ無線が活躍 )
2021/2/27 10:14 by
さくらんぼ
「 酒田大火40年〜つなぐ記憶(1) アマ無線有志、最前線で情報伝える 」
( 2016/10/27 12:30 「山形新聞」 )
https://www.yamagata-np.jp/feature/sakatataika/kj_2016102600544.php
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