ただいまの掲載件数は タイトル59028件 口コミ 1146724件 劇場 586件

赤ヒゲ さん

赤ヒゲさんのレビュー一覧

ユーザー登録すると、レビューを評価できるようになります。

523件中1-10件

  • 70点 かくも奇妙な生き物(0)

    2018年6月10日 to 浮雲〈1955年〉

    「なんでこうなるんだろう?」と見ていて腑に落ちないけども、だからこそ不朽の名作たり得たのでしょう。戦中はベトナムのジャングルの中で、復員後は東京の古いホテルや鄙びた温泉宿で、二人は逢い引きを重ねます。浮気をやめない男の方から「もうやめようじゃないか」と何度も言うわけですが、結局、女の方が諦めきれない。この男のどこにそんな魅力があるのか詳しくは描かれませんが、そこはかとない雰囲気が奥ゆかしく魅力的でした。二人が小さなコタツを囲んでお酒を飲むシーン、路地を片寄せながら歩くシーンは、夫婦ではないが故の艶めかしさがありました。昭和の香りが懐かしくもありましたが、男女関係には隔世の感ありという気がしました。

     

     

  • 80点 先入観の落とし穴(0)

    2018年6月9日 to エレファント・ソング

    画像

    全く予備知識なく、なぜ、今作をレンタルリストに入れていたかも忘れて鑑賞したのがよかったです。何がホントで嘘なのかわからず、どこで「爆発」するのかハラハラしながら観ました。オープニングに使われている有名なオペラ曲が「私のお父さん」というタイトルだと後で知って、胸の奥に刺さった悲しみがもう一度溢れてきました。グリーン院長(ブルース・グリーンウッド)が問題児である精神病患者マイケル(グザヴィエ・ドラン)を自らの手でコントロールし、事件解決を試みながらも翻弄されてしまう展開は、観ていて歯がゆく、何ともいえぬ焦燥感を禁じ得ません。マイケルが挙げた条件の1つが「カルテを読まないこと」であったことも、今になって悲しく思い出されます。先入観が真実を見えなくするということについて、考えさせられました。象の涙が目に焼き付いて離れません(どうやって撮影したのか気になります…)。

     

     

  • 80点 貴重なドキュメント!(0)

    2018年6月6日 to 夢と狂気の王国

    画像

    宮崎駿さんの仕事ぶりは、何度かテレビでも拝見していますが、こうしてじっくりと観られるのはとても幸せでした。高畑勲さんの登場がほとんどなかったのは残念でしたが、高畑、宮崎、鈴木の3者による化学反応があって初めてジブリができ、数多くの唯一無二のアニメ作品がこの世に生まれることができたのだということをしみじみ味わうことができました。「自分の幸せのために生きるのか?」といった問いかけや建物の上から見下ろした家々の風景と数々の宮崎アニメを重ねてみせるシーンなど、見所は随所にありました。ジョン・ラセターさんも言ってたとおり、猫バスや作品の中に宮崎駿の人柄が反映されているのも納得です。今年4月にご逝去された高畑さんのご冥福をお祈りしつつ、鑑賞しました。

     

     

  • 80点 挫折を知る人の優しさ(4)

    2018年5月27日 to 恋は雨上がりのように

    画像

    「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」以来、小松菜奈から目が離せなくなっています。色々な役をやられてますが、今作の橘あきらこそまさに一番見たい役どころで、彼女の魅力全開って感じですね!「女性を綺麗に撮りたい」とこだわってきたらしい永井監督さんにもお礼を言いたいです(笑)。オジさんと美少女というと「レオン」を思い出しますが、マチルダは12歳でしたから、それとはまた違った関係になっていますね。17歳と45歳の設定で変にいやらしいものにせず、爽やかな作品になっていることがすごく嬉しかったです。小松菜奈と大泉洋の二人でなければ別の雰囲気の作品になっていたに違いないでしょう。原作の眉月じゅんさんは、「この漫画をラブストーリーと思ったことは一度もない」と語っていますが、なるほどと思いました。エンディングの大泉さんの表情、本当に素晴らしいなって目に焼き付いています。劇場で見られてよかったです!

     

    共感:2人

     

  • 80点 宮崎アニメの原点(0)

    2018年5月27日 to 白蛇伝

    宮崎駿さんが17のときに見て衝撃を受け、その後アニメーターの道へ進むきっかけとなったとされる作品、ということで鑑賞しました。舞台は中国ですが、「まんが日本昔ばなし」のような懐かしさを感じるものでした。森繁久弥さんと宮城まり子さんの二人だけで何人もの登場人物の声を演じているところも見所です。絵も話もシンプルで、絵本の読み聞かせのような雰囲気が楽しめました。中国文学を愛した芥川龍之介が「杜子春」などの名作を残していますが、こういう寓話でしか描けない世界観がとても心地よく、なんとなく少年時代に戻れたような余韻が残りました。

     

     

  • 60点 J.ローレンスのオーラ(0)

    2018年5月27日 to JOY

    画像

    ジェニファー・ローレンス主演作ということで鑑賞しました。ロバート・デ・ニーロ、ブラッドリー・クーパー…、見ているうちに既視感が沸いてきました。そういえば、デヴィッド・O・ラッセル監督作品だったっけ!非常に奇妙な話ながらも最後の大逆転で大ファンになってしまった「世界にひとつのプレイブック」に似た雰囲気の作品ですね。ただ、そこまでのカタルシスはなかったかな〜。良くも悪しくも監督らしさが出ているように感じました。J.ローレンスはいつ見てもいいですね〜。

     

     

  • 70点 追いつけない…汗;(2)

    2018年5月13日 to レディ・プレイヤー1

    画像

    仮想現実とリアルな社会がCGと実写がないまぜになって縦横無尽という感じが凄いなぁ〜!と思うと同時に僕のアナログ頭脳では理解が追いつきませんでした…(汗;)。「激突!」「E.T.」「マイノリティ・リポート」「ジュラシック・パーク」などこれまでのスピルバーグ作品のエッセンスが随所に感じられ、まるでその集大成のような印象でした。クライマックスで数々のロボットが登場し、「これはアベンジャーズか!」といった豪華感も楽しかったです。そして終わりそうで終わらないエピローグでリアルな世界のリアルな人々が描かれ、しっとりとした感動が訪れるところは、「シンドラーのリスト」のような味わいがありました。それにしても冒頭の「JUMP」から始まり、懐かしのロックンロールの数々、よかったです!個人的には少々消化不良でした…。

     

    共感:1人

     

  • 70点 人間の本性(2)

    2018年5月12日 to 新感染 ファイナル・エクスプレス

    画像

    人間、切羽詰まったときにこそ、その本性が現れるという作品で、エゴと自己犠牲を描いた作品も古今東西色々ありましたが、ゾンビ映画で観たのはたぶん初めてだと思います。とにかくゾンビの描写がものすごくて、どうやって撮影したのか気になりました。この手の映画をみると必ず、早くゾンビになっちゃった方が楽でいいのではと思ってしまう自分がいます…。

     

    共感:1人

     

  • 100点 右脳直撃!(2)

    2018年5月12日 to グレイテスト・ショーマン

    画像

    ぜひ劇場でみたいと思いながら、ぎりぎりで鑑賞することができました。「ラ・ラ・ランド」同様に冒頭から迫力ある音楽と踊りでグイグイ引き込まれます。間髪入れず美しい描写や力強い音楽や華麗な踊りが続き、全く飽きさせません。実在した興行師バーナムの物語は事実とは違った面もあるようですが、山あり谷ありのドラマチックな人生がコンパクトに凝縮されていて見応え十分でした。色々な理由で差別を受けているマイノリティたちを見世物にする部分が物語の核となっていて、とてもデリケートな面もありますが、彼ら自身がバーナムの興行によって救われたと話すエピソードが感動的でした。さらに、本編後にあった「This is me」のセッション風景もとても感動的で、本作品のメッセージそのもののようでした。理屈より先に右脳で感じてしまうような作風は、ミュージックビデオ演出のキャリアがあるマイケル・グレーシー監督ならではかもしれません。自分の中では、今年の1位か2位になりそうな作品でした。

     

    共感:1人

     

  • 60点 伊丹ワールド(0)

    2018年4月30日 to 大病人

    どの作品をみても伊丹監督独特の世界観が楽しめます。初めてみた伊丹作品は「あげまん」(90)でしたか?耳慣れない、しかも艶っぽさもあるタイトルの魅力に誘われて劇場に足を運んだ記憶があります。ただ、まだ若かったせいか、より深く伊丹ワールドにのめり込んだのは、さらに10数年後でしたか。世の中の不条理や社会現象の裏側、人間の滑稽さなどにも目がいくようになってから、伊丹監督独特の視点に惹かれるようになりました。今作は医療が発達した現代における死に方をテーマにしており、作品が作られた93年よりもさらに今日的な問題であるように思います。臨死体験や般若心経とオーケストラのコラボなど斬新なシーンが散りばめられています。個人的には、少々くどく感じてしまいましたが…。残る未見の作品は「ゴムデッポウ」だけになってしまいました。

     

     


[ 赤ヒゲ|映画情報のぴあ映画生活 ]
└トップページへ

赤ヒゲ さん

男性
カウンタ : 19911

マイエリア

お気に入り

お気に入りユーザー(11)

  • ひょうろう
  • 魔人ブウ*
  • 猫ぴょん
  • えんぞ
  • 出木杉のびた
  • 安室
  • みかずき
  • ハナミズ
  • Stella
  • 星空のマリオネット
  • はに丸

 

お気に入られ(10)

  • はに丸
  • 星空のマリオネット
  • ハナミズ
  • ひょうろう
  • えんぞ
  • 猫ぴょん
  • 出木杉のびた
  • Stella
  • みかずき
  • 安室

 


興収1000億円超えのシリーズがついに完結! 『メイズ・ランナー』大ヒットの秘密に迫れ!
『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』まとめ
総製作費100億円の超大作、待望の新章が日本最速独占放送!『ウエストワールド シーズン2』特集
大人の胸を揺さぶる熱きドラマ 長瀬智也主演の本格社会派ドラマ『空飛ぶタイヤ』ほか、シリーズ完結編『メイズ・ランナー:最期の迷宮』など話題作続々更新中! 映画論評・批評の新コーナー“critic”
新作続々、公開中!マーベル・コミック映画ニュースまとめ!
未来の映画監督たちよ、ここに集え!
ぴあの映画特別号「ぴあ Movie Special」、最新号となる春号が4/2発売!
スーパーヒーロー、遂に終結!DCコミック映画まとめ
『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』まとめ