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赤ヒゲ さん

赤ヒゲさんのレビュー一覧

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469件中1-10件

  • 100点 この熱さは、ムトゥ以来かも!(0)

    2013年6月8日 to きっと、うまくいく

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    機内で急病人がでるオープニングから先が読めない。深刻なのか、笑っていいのか、色々な感情が沸き起こる。この混ぜこぜ感が「マサラムービー」たるところですが、それにしてもここまでの圧倒的な充実感とエンディングの幸福度は、「ムトゥ 踊るマハラジャ」以来の体験でした。主役のランチョー役のアーミル・カーンさんを最初に見たときは、「あれ、インドっぽくないなぁ」「トム・ハンクスとトビー・マグワイヤーを足して2で割ったみたいだなぁ」などと勝手に思って見てましたが、とても感情移入しやすい魅力的な人物で、彼が踊るシーンでは小躍りしたい気分になり、彼が泣くシーンでは全て泣けました。競争社会や権威主義など現代社会を取り囲む大問題にも挑みつつ、「大発明のペン」のエピソードをはじめ、盛り沢山のエッセンスがこれでもかと詰め込まれていて、心底楽しめました。原題は「3バカ」ってことでしょうが、「きっと、うまくいく」にこの映画のメッセージが込められていて、いいなと思いました。

     

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  • 100点 喪失と希望(0)

    2012年3月26日 to ものすごくうるさくて、ありえないほど近い

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    「9.11」が題材であることもすっかり忘れ、やけに長くて奇抜なタイトルだなぁとだけ思いつつ劇場に入りました。予告編も見てなかったので、逆さまの人の身体の一部が映し出されるオープニングからして意味不明でしたが、物語が進むにつれて主人公・オスカー少年の心象風景にぐいぐい引き込まれました。オスカー役トーマス君の演技も存在感もとてもすばらしく、トム・ハンクスやサンドラ・ブロックといった脇役陣もとてもよかったと思います。「9.11」という歴史的惨事はニュースやネット画像で繰り返し見ていますが、あたかも対岸の火事のように、起きた事実を知ってるだけでした。大人は得てして「そんなもんだ」で整理してしまいがちですが、この作品は「子供の目線」で描くことで、より身近にリアルに「9.11」を再現することに成功したように思います。少年の深い喪失感、父の無念、母の悲しみに涙を禁じ得ませんが、それだけでなく希望も描いた点でこの作品に愛おしさを感じました。

     

     

  • 100点 ズシンと心に響きました。(0)

    2013年6月29日 to 嘆きのピエタ

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    個人的にキム・ギドク作品で好きなのは「弓」ですが、それと同じくらいこの作品も好きになりました。冒頭から強烈で、そのあとも目を背けたくなるようなシーンが続きますが、単なる暴力だけではない「何かがある」と感じさせられるので、固唾を呑んで見入ってしまいました。監督は、金銭で傷つけられる人間を描いたと言ってますが、グローバル競争に勝ち残らんと四苦八苦しているのは韓国ばかりではなく、世界中の国々が経済問題に翻弄されている。そんな時代だからこそこの作品が投げかける意義は大きいと感じました。「慈悲」を意味するイタリア語「ピエタ」に象徴される結末は圧巻!「慈悲」は頭で理解していても、常に持ち続けることがいかに困難か、それゆえの尊さをしみじみ感じました。ヴェネチア国際映画祭金獅子賞の名に恥じない傑作だと思います。

     

     

  • 100点 大好き!(0)

    2015年1月4日 to 笑の大学

    三谷幸喜作品は基本的に好みですが、今作は三谷さんが監督してないのと何となく地味そうなので見てませんでした。が、これが実に面白い!役所広司さんがいいのは当然(?)として、稲垣吾郎くんがとても笑わせてくれてビックリでした。戦時中の時代背景、役所さんの気むずかしい人物像、吾郎くんのとぼけた演技、幾重にも織り込まれた脚本の妙によって、何ともいえぬ味わい深さがありました。人情というのでしょうか、言葉のやりとりによってお互いの人間性が通い合ってゆく過程が実に丁寧に描かれ、人間の真剣なるが故の可笑しさにすっかり魅了されました。タイトルにもありますが、「笑」も様々であって、こういう素敵な笑いもあるのだと改めて感じました。終わり方も上手くて、しみじみ感動してとっても爽やかな気持ちになりました。大好きな作品になりました。

     

     

  • 100点 15年の違い(0)

    2012年4月18日 to タイタニック 3D

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    J.キャメロン監督がタイタニック沈没後100年に合わせて3D化したのは、この映画をもう一度スクリーンで観て欲しかったからだそうですね。ネガからマスターへのスキャナー解像度も高くなって、97年公開時よりも画質がよくなったらしく、確かにタイタニックもローズ(ケイト・ウィンスレット)も一段と美しく見えました!それはさておき、15年ぶりに観てハッと気付いたのは、自分の視点が若い2人から老齢のローズの方へより近づいていたことでした。運命的な出会い、そして究極の離別にはやはり心揺さぶられましたが、それと同じくらいに、102歳になるローズが過去を回想し、ジャックから託された「あきらめずに生きぬく」という使命を全うした今、万感の想いで語る彼女の姿に強く感銘を受けました。それゆえに海に投げ入れた「紺碧のハート」が深海に眠るタイタニックに辿り着き、「あの時計」の下で待つジャックと再会を果たすラストには、15年前より大きな感動を感じました。美しいラブストーリーでありつつ、人間のエゴやおごり、物質文明への警鐘といったメッセージも込められており、これぞ不朽の名作だと改めて感じました。やはり、スクリーンでこそ味わいたい作品ですね!

     

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  • 100点 人情物語に泣き笑い。(0)

    2012年2月4日 to ALWAYS 三丁目の夕日’64

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    友人に誘われて、期待もせず見てきました。
    正直、前作までの自己評価はそれほど高くなく、特に悪いわけではないのですが、何となく先が読めてしまうし、それほど意外性もなく、ただただ昭和を懐かしむ映画という印象だったのですが、今作は、とても強く感情移入し、見応え十分でした。3作目ということもあり登場人物それぞれの役回りが明確で、各人に共感でき、茶川とその父との確執や鈴木則文・トモエの絶妙な夫婦愛やロクちゃんの恋物語などなどドラマが盛り沢山で充実感がありました。脚本もよかったですし、役者さんたちがのびのびといい演技をしてたと思います。三浦友和さんの「幸せとは…」の台詞は、今作のテーマを凝縮していたような言葉で、とても心に染みました。いい作品だと思います。

     

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  • 100点 ハイリスク・ハイリターンかも(0)

    2013年3月2日 to 世界にひとつのプレイブック

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    冒頭から主人公パット(ブラッドリー・クーパー)の身勝手な言動に正直、イラッとしました。「武器よさらば」の結末にキレたり、繊細で傷つきやすいのは自分に対してだけで、他人を傷つけるのは平気でやってのける。「うわ〜、勝手な人間だな〜」とどん引きしてしまいました。ロバート・デ・ニーロ扮する父親もなんか変だし、兄も友人もみなどこかクレイジー。ジェニファー・ローレンス扮するティファニーもぶっ飛びまくり。イカれた言動ばかりを見せつけられてモヤモヤした違和感が絶えずありましたが、不思議と引き込まれるものもありました。それがティファニーのせいだったと見終えた後で思い当たりましたが、見ている間はとにかく不快感ありあり。それがクライマックスぎりぎりのところで、不快が共感に塗り変わった瞬間、強いカタルシスがありました。モヤモヤしたまま見終えてしまう可能性もはらんだ作品かもしれません。そういう意味でハイリスクですが、共感する何かが自分の中で感じられたら、強烈なリターンが味わえるかもしれません。爆笑ではありませんでしたが、「こんな映画観たことない!」は本当でした。

     

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  • 100点 これは面白い!(0)

    2017年8月26日 to サンセット大通り

    冒頭、プールに浮かんだ死体である主人公ギリス(ウイリアム・ホールデン)のモノローグで物語が語られるところから、映画的な面白さにぐいぐい引き込まれました。練り上げられた台詞の一言一言にユーモアやアイロニーが込められていて、久しぶりに名作ならではの濃厚な味わいに酔いしれました。物語は、サイレント時代の大女優ノーマ(グロリア・スワンソン)が自ら執筆した「サロメ」の脚本で映画界での再起を夢想する片棒を売れない脚本家ギリスが担ぐことになり、運命に翻弄されていくというものですが、設定とキャスティング、「サロメ」との相似性などでとても見応えがありました。ギリスが親友の婚約者ベティ(ナンシー・オルソン)と共同執筆するくだりも物語に深みを与えるエピソードで、「愛しているけど、恋はしてないの」という台詞に続くキスシーンは、何ともロマンチックでした。ビリー・ワイルダーの偉業は、色あせませんね〜!

     

     

  • 100点 松坂さん、ツボでした!(0)

    2015年6月21日 to 男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎

    少し前に「蒲田行進曲」を見た流れで今作を鑑賞しました。松坂慶子のマドンナ、よかったです。瀬戸内の島、浪花、柴又、対馬、松坂さんがいるだけで華やかに見えました。「男はつらいよ」シリーズを見るのは久しぶりでしたが、歳をとるほどにこの作風が馴染んできます。すでに他界した親戚の人たち、若い頃に旅した日本各地の風景、色々な思い出と重ね合わせながら見ていると、しみじみと懐かしさがこみ上げてきました。寅さんと共に日本の在りし日の姿がフィルムに残されていること自体、貴重な記録のように思えます。話の筋書きはワンパターンですが、大体日常なんてそんなもので、それはそれで大切なものだということを感じました。

     

     

  • 100点 100%爆笑!(0)

    2015年1月4日 to ゲット スマート

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    劇場公開時を含めて見るのは3回目ですが、やっぱり抱腹絶倒でした。ここでの評価がいまいちなのを考え併せても、何故これほど好きなのかよくわかりませんが、個人的には「大のお気に入り」です。くだらないといえばくだらない笑いのオンパレードですが、エージェントを熱望するスマート(スティーブ・カレル)の心意気や整形したくなかった訳をさりげなく言う99(アン・ハサウェイ)のナイーブな一面など、人物設定がしっかり描かれているので、ドタバタに笑いつつも、登場人物らに感情移入してしまいます。トイレでの諜報シーンも限りなくバカバカしい反面、途轍もなく真剣なエージェントのなせる技と思って見ると、笑いながらも感心してしまいます。「蓼食う虫も好き好き」の例えは適当ではありませんが、製作者らのこの作品への愛着、愛情に僕も嬉しくなります。

     

     


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