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ぱおう さん

ぱおうさんのレビュー一覧

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174件中1-10件

  • 80点 色彩で魅せます(2)

    2018年2月12日 to 今夜、ロマンス劇場で

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    モノクロ映画の世界から飛び出してきたお姫様がヒロインだけに、カラフルな衣装に青空や夕立、虹に蛍、さらにはペンキにドロップと、私たちにとっては当たり前の日常風景の色彩までが美しく切り取られています。
    中でも、藤棚下のデート(?)シーンは幻想的で良かったなあ。

    SFではない恋愛ファンタジーで、小難しい説明がないのもかえって好印象。
    ストーリーも、映画らしいと言いますか、2時間枠にちょうど収まって起承転結がきれいに決まる心地よさ。人気原作ものでないオリジナルストーリーは、いいものです。

    俳優陣も豪華で、演技も文句なし。

    減点材料がほとんど見当たらない良作ながら、唯一、ヒロインの恋敵(?)役が本田翼さんなのには困りました。綾瀬はるかさんの方が好みなら、すんなり流れに乗れたはずなのですが。
    私にとっては、個人的に不幸な、想定外のミスキャストでした。
    ごめんなさい。(誰に言っているのやら分かりませんが、何となく謝りたい気持ちです。)

    総じて、心洗われる感動作。乗れていたら90点でした。

     

     

  • 70点 魔術はささやく(笑)(2)

    2018年2月5日 to 不能犯

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    予告編から、松坂桃李さんのミステリアスな悪役ぶりを楽しむ作品を期待して劇場に行きましたが、期待は外れませんでした。
    松坂さんが演じる黒服の怪人宇相吹(うそぶき)が事実上の主役。にやあっと気味の悪い笑みを浮かべる姿が、実にはまっていました。

    宇相吹は悪人ではあるのでしょうが、依頼人の恨みを買った人間を独自の基準で裁き、「愚かだねえ、人間は」と「うそぶく」姿には、曲がった正義のような信念も感じられ、ヒロインの女刑事(沢尻エリカさん)と裏表のように描かれています。
    彼に殺させる人・殺される人の物語が、オムニバス的に描かれていきますが、つぎはぎ感はなく、滑らかに盛り上がっていく緊迫感は好ましいと思いました。

    惜しむべきは、松坂さん以外のキャスティングでしょうか。ヒロインの沢尻エリカさんも悪くないのですが、同僚刑事役の矢田亜希子さんは、同じ「おめめパッチリ系」で何やら姉妹のようにかぶっているし、一脇役のはずの芦名星さんが美しく強烈過ぎてヒロインを食ってしまうし、部下の新田真剣佑さんも、昔更生させた板前の間宮祥太朗さんも、役柄には必要ないイケメンぶりだし・・・・・・と、いくつか挙げるだけでも、ヒロインを取り巻くキャストが、相乗効果ではなく飽和させる方に行ってしまった印象を受けます。
    助演には助演らしいキャストを充てて欲しいですね。群像劇ではないのですから。

    設定には、既視感を感じましたが、おそらく昔読んだ小説にどこか似ていたからかと思います。
    それでも、最後までオチの読めないストーリー展開を、ハラハラドキドキ楽しめましたので、サスペンス作品としてはまずまずでした。

    ※2/4 18:02に初回投稿しましたが、芦名星さんを芦名聖さんと誤記していましたので訂正しました。

     

    共感:3人

     

  • 80点 充実したSFアクション(4)

    2018年1月21日 to ジオストーム

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    劇場の予告編を見て、『2012』のようなディザスタームービーを予想していたのですが、良い意味で外れました。

    世界の気候を人工衛星網でコントロールするという設定はSFながら、それ以外は現代と変わらない印象の世界を舞台に、宇宙と地上の同時進行でハラハラドキドキのサスペンス劇が展開します。

    宇宙や災害の描写は、CGを駆使してリアルですが、派手な映像表現だけに頼らないしっかりしたストーリー運びと人間関係の描写が素晴らしく、宇宙と地上が二重で迎えるクライマックスには、興奮と感動を覚えました。

    とにかく、素直に面白いと言えるのが嬉しいです。

    近年、もはやお約束のハリウッド作品の中国ヨイショも、このくらいなら許せるかな。

     

    共感:2人

     

  • 70点 地味ながら後味良し(0)

    2018年1月21日 to 嘘を愛する女

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    展開は地味ながら、2時間枠で謎が丁寧に解き明かされ、すっきりとした後味が残る点に好感が持てます。

    長澤まさみさん演じる自己中キャリアウーマンと、謎解きに協力するさえない中年探偵(吉田鋼太郎さん)の掛け合いが、双方の演技力に安定感があって、起伏の大きくないストーリーも飽きずに楽しめました。

    謎が解けてから、高橋一生さん演じる正体不明の男が、なぜ仕事中毒のヒロインと同居したのかを考える時、うるっとくるものがありました。

    話の重みの割に、味付けは薄味の印象。私の場合はこってり好みですので、感情移入度が今一つでしたが、良い作品ではあると思います。

     

     

  • 80点 なぜかヒロインに共感(4)

    2018年1月8日 to 彼女がその名を知らない鳥たち

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    年が明けて、やっと近所で劇場公開。ドロドロした暗黒作品を予想して、警戒感と期待を半々に抱きつつ鑑賞。
    ところが……。

    あのひどいヒロイン十和子に、自分でも意外な共感を覚えてしまいました。
    クレーマーだし、尻軽女だし、罵詈雑言ひどいし。
    でも、あんな希望のない人生なら、さもありなんとも思わせます。これも、蒼井優さんの魅力と演技力のなせる業か。

    それに、阿部サダヲさん演じるダメ男陣治のなりきりぶりもすごい。昔、「女性には生理的に受けつけられないタイプの男性がある」と聞いたことがあったのですが、本作でその意味が、初めて理解出来たような気がします。
    あの不潔感とガサツさ。背筋が寒くなるくらい。いくら尽くしてくれると言っても、もし自分がヒロインの立場に置かれた女性なら、一緒に暮らすなんて無理。いや、指一本触れられたくないだろうなあ。
    ※偉そうに言える立場ではありませんが〜(笑)

    そういう訳で、後半の意外な展開の面白さと、ヒロインへの共感から、暗黒作品どころか、王道のサスペンスに感じられました。
    私の場合、陣治への「生理的嫌悪感」が感動にブレーキを掛けてしまいましたが、それでも80点はつけられる良作でした。

     

    共感:2人

     

  • 70点 動く絵本のよう(2)

    2018年1月4日 to レッドタートル ある島の物語

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    言葉も音楽もない作品ですが、素直に観れば、ストーリーは自然に伝わってきます。

    頭で考えずに、感性(のみ)で受け止めるが良しなのかと思います。
    絵はきれいですので、動く絵本と思えば。
    絵本であれば、もっと奇抜な展開の話はいくらでもあるでしょう。

    他に似た作品は思い当たりませんが、悪くはない鑑賞体験でした。

     

     

  • 90点 生と死、光と影(0)

    2018年1月4日 to 花筐/HANAGATAMI

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    ブラヴォー、大林宜彦監督!
    余命三ヵ月の宣告を受けながら、本作を撮り終え、病も退散させてしまったとか。
    その渾身の気迫が乗り移ったかのような、鬼気迫る作品でした。

    幻想的な映像美も、舞台転換のような場面の移り変わりも、棒読みのような台詞回しも、クラシック基調の切ないBGMも、何もかもが大林流。
    2時間50分近い長い時間、独特の芸術世界を満喫させて貰えました。

    カリカチュアライズして描かれる反戦メッセージが濃厚でありながら、伝わって来るのはもっと本質的な生と死の対照。
    光と影のコントラストが鮮やかな舞台は、現実の唐津から変換され、夢の中のようです。
    登場人物たちも、文学作品から抜け出して来たようで、現実離れしながら強烈な存在感を放ちます。

    花筐(はながたみ)は、作中にも登場する、檀一雄の原作小説ですが、大林監督の名作『ふたり』のテーマソング「草の想い」の歌詞(大林監督作詞)でも、最後の部分に、
    ゛時は移ろい行きて ものはみな失われ
    朧に浮かぶ影は 草の想い
    ひとり砂に生まれて ふたり露に暮らせば
    よろこびとかなしみの 花の形見” と、
    どこか本作の味わいにも通じる、諸行無常っぽい印象の言葉が出てきたのを思い起こしました。

    大林宜彦監督は、高齢といえども、その精神には微塵の衰えも感じられません。
    是非、次回作にも期待させて下さい。

    2018年、素晴らしい作品で映画生活を始められたことに、心から感謝します。

     

     

  • 80点 サプライズ狙いで遠回り(10)

    2017年12月18日 to スター・ウォーズ/最後のジェダイ

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    前作にエピソード4そっくり説があったように、本作はエピソード5そっくり……と思わせておいて、ストーリー展開でことごとく予想をひっくり返してきます。

    終始アクション中心で楽しませてくれるのには好感が持てましたが、サプライズを狙い過ぎたためか、展開がいちいち遠回りになるため、シリーズ最長作品になったように思います。
    ここまで意地になって予想外を狙わなくても、直球勝負でも十分楽しめると思うのですが。

    それにしても、ヒロイン以外の新キャラの存在感が未だに薄すぎます。敵も味方も持ち駒がない状態で、次作は一体どうするのでしょうか。
    私には、前作のエピソード7が底値でしたので、本作は十分楽しめましたが、もうアイデアが湧かないのであれば、エピソード9でスターウォーズはきれいに終了し、新シリーズは中止にした方が良いと思います。

     

    共感:7人

     

  • 70点 楽しめますが……。(2)

    2017年12月15日 to DESTINY 鎌倉ものがたり

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    劇場予告編で面白そうだったので、観てみました。
    なかなか楽しいファンタジーでしたが、特に後半に登場する黄泉の国の描写が、どこか『千と千尋の神隠し』を想い起こさせるノスタルジックな世界観で、日本映画らしさに満ちていました。

    演技も映像も高水準でしたが、惜しむべきはストーリー展開でしょうか。
    色々な逸話を盛り込み過ぎて、全体のインパクトが薄まっている印象。
    せっかく、人と魔物が同居する不思議な街・鎌倉を創り出しているのに、「その他大勢」の妖怪たちは単なる背景のようなもので、ストーリーにはほとんど絡んで来ないのです。

    2時間余りを楽しく過ごせましたが、しっとりと浸れる部分がわずかだったのは、寂しく感じました。

     

    共感:1人

     

  • 80点 いい映画を観た!(4)

    2017年12月10日 to オリエント急行殺人事件

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    2時間をわずかに切る中に、名優たちが演じる十人以上の登場人物の出番が詰め込まれているにも関わらず、ストーリー展開もシーンの切り替えも滑らかでテンポ良く、あっという間にエンドロール。
    終盤にはつい感涙する場面もあり、観終わって残るのは、「いい映画を観たなあ」という充実感。

    ミステリーの古典的名作に、オールスターキャストとくれば、重厚で堅苦しいイメージがありましたが、良質なエンターテイメントと言うべき観やすさでした。

    主人公エルキュール・ポワロの背景事情を示唆するかのような独り言も何度か描かれ、新シリーズ導入編としての位置づけも感じられました。
    このような素敵な仕上がりなら、次回作も是非観てみたいです。

    ただし、本作の事件の推理は、特殊な背景事情を知らないと無理ですので、原作未読の観客に先回りは不可能です。
    名探偵ポワロの推理を一緒に楽しみながら、切ない人間ドラマを味わう作品でした。

     

    共感:2人

     


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