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出木杉のびた さん

出木杉のびたさんのレビュー一覧

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2412件中1-10件

  • 10点 こんなゴジラ映画は観たくない(2)

    2016年12月30日 to ゴジラVSスペースゴジラ

    結局、昭和シリーズと同じ轍を踏んでしまった。予算が少なくなると舞台が島になる。集客のために子供向けにする。そしてゴジラを味方にする。リトルゴジラが顔を出した途端に、諦めがついた。この造形はマンガだ。島では柄本明が一人で張り切っているし、吉川十和子はやけに彼にご執着だが、どうにも釣り合わない。更に小高恵美は橋爪淳と恋愛感情が芽生え、ゴジラと三角関係?

    物語的にもかなりいい加減。そもそもスペースゴジラって何だ?どうしてあんなのが生まれたのか説明も適当。何故地球にやってくるのかに至っては説明すらない。飛行体と地上で活動する姿が違うが、変体する場面もないし、誰も解説してくれない。もう放棄している。リトルゴジラを閉じ込めてどうしたかったのか?

    このところゴジラみたいな顔付きになってきている中尾彬は、やたら柄本明に執着するが、勝手なことばっかりやっている男に任せてしまっていいものか。これも前作の高嶋政宏のキャラ同様、共感できかねて困った。どう見ても柄本が主人公の活躍振りなのだが、どうやら橋爪淳がメインらしい。完全に喰われている。

    懐かしいモゲラの登場は歓迎するが、どうもメカゴジラよりも見劣りしてしまう。前から思っていたが、名前からして弱そう。合体ロボというより、分体ロボである。モゲラばかり出動させて、その他の部隊はどうなっちゃったの?登場人物もとにかく少なくまとめて、チープな印象。ゴジラが進撃する場面は、逃げ惑うエキストラたちの実写とゴジラの合成だけで、できるだけ破壊を見せないようにしている。スペースゴジラとの戦いのミニチュアも、「VSモスラ」に比べて簡単な作りに見える。バトルの組み立ても何か荒くて退屈。リトルゴジラが熱線を吐きそうなのだが、ゴジラの息子じゃあるまいし、一体どうしたいのだろう。

    斉藤洋介の件は茶番以外の何ものでもない。エンディングには歌まで流れて、何だかこっちが恥ずかしくなってしまった。音楽も伊福部さんじゃないと、もうゴジラ映画とは思えなくなってしまって困った。

     

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  • 10点 砂のシャワー(4)

    2016年4月10日 to 漂流教室〈1987年〉

    大傑作を生み出す半面、時折超駄作を世に送り出してしまう大林宣彦監督。本作は大失敗作の一本。途中で何度も観るのをやめようと思った。英語で歌われる主題歌から、クレジットも全て横文字。舞台となる学校はインターナショナル・スクールで、会話はほとんど英語で字幕が多い。これで世界に通じる映画が完成していればよかったのだが、外国人に見せるには恥ずかしい。いや、日本人が観るからこそ、恥ずかしい仕上がりで残念。

    子供達は理由も分からず、突然学校ごと砂漠に移動してしまう。その描写は激しい地震のようで、画面は揺れまくり何が何だか分からない。砂漠では虫の怪物に襲われるが、これまた大林監督独特の画面処理でチカチカ点滅して観難い。怪物自体もかなりチープな仕上がりで、それをごまかす為としか思えない。背景は絵になってしまい、50年代のSF映画みたい。

    内容が酷いので、子供達が砂まみれで頑張っているのが気の毒に感じられる。努力が報われていないのだ。大林監督の悪い癖で、少女をまた脱がしてしまうがその必要性が感じられない。砂のシャワーがやりたかったんだろうね。子供達の芝居に対して、三田佳子や高橋悦史の思い入れたっぷりのセリフ回しが浮いている。この映画でこんな演技をさせられた役者も気の毒だ。息子の林泰文と、母・三田佳子の冒頭のいちゃつき振りが気色悪く、喧嘩が唐突。都合よく感情と空間が繋がってしまう展開には唖然。母の愛は時空をも超越していると言いたいのだろう。更に、尾美としのり演じる関谷のキャラが訳わからない。ただ危機を生み出す為の敵役。これは人間ではなく、モンスターだ。その他、学校の先生たちがほとんど役立たずなので、いなくてもよかった。

    問題は、備蓄されている水も食糧も限られているのに、どうして砂漠で生き延びられるのか。格闘で食べ物を無駄にしているのも無責任過ぎる。希望の見える終わり方ではあるものの、その術が提示されないのでは、ファンタジーであっても納得できない。ただ、どうして多国籍の子供達にしたのかは、ラストを観て理由は分かった。思いっきりの引きの画が衝撃的であった。

     

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  • 10点 カトー!!!(0)

    2016年1月5日 to 帝都大戦

    おそろしくつまらなかった。テンポが悪く、もう観るのをやめるか、早送りしたくなった。これを観ていると、凡作であった前作が遥かに面白く感じられてくる。むしろ、そう思わせる為に作られたのかと勘繰りたくなるほどだ。監督は一瀬隆重と藍乃才。前作で製作総指揮だった一瀬は当時20代後半だったようだ。この人、他に監督作が見当たらないので、一作で懲りてくれた助かった。本業は映画プロデューサーで、『リング』『らせん』『THE JUON/呪怨』など、怖い映画ばかり作っている。本作もホラー色が強く、気持ち悪い描写では本領発揮。クライマックスのバトルは、ほとんどグロ。辰宮雪子(南果歩)の見る夢での少女・美緒が恐ろしいことになってる。

    荒俣宏の原作をほとんど変えてしまったという脚本から酷い。時代は太平洋戦争中。空襲で孤児になって失明してしまった美緒が中心のような描かれ方で、物語のピントが既にずれている。前作で少女だった辰宮雪子は成長して看護婦をしている。戦死した人々の怨念が、加藤保憲(嶋田久作)を甦らせたことになっている。加藤と戦うのは、霊能力というより、超能力を持つ中村雄昴(加藤昌也)という青年。加藤対中村だ。名前だけ見ると、全然凄そうじゃない。加藤を上回る能力を持つはずの雪子は、ラストまでほとんど何もしない。雪子の同僚の野沢直子が、妙に浮いていて観てられない。中村の指導者的存在の観阿弥光凰に丹波哲郎。霊的国防計画とは、何と呪い殺しである。そのターゲットは…。

    結局、雪子と中村の物語ということになろうが、加藤の目的もよく分からなくなっちゃってるし、原作者も困惑してると思われる大失敗の続編であった。

     

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  • 10点 暴力にはうんざり(0)

    2014年7月1日 to 渇き。

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    『告白』のような苦しい物語を、その華麗な映像テクニックで見事な一級品に仕上げてみせてくれた中島哲也監督なのだから、この作品もうまく処理してくれていると、正直期待していたのだが、今度ばかりは完璧に裏切られてしまった。

    拷問を受け続けているような二時間であった。全編に亘り、肉体的、精神的な暴力描写が続く。ショットが細か過ぎて、画面は揺れ、点滅し、まともに観ていられない。気分がおかしくなる観客が出ない方が不思議だ。実際僕は点滅するような画面を観ていられず、何度も目を閉じてしまった。暴力描写は残虐で、不快感しか残らない。これを楽しめという方が無茶だ。

    登場人物はみんないかれていて、共感できる人物はいない。役所広司は自らも暴力を振るうが、自分自身もそれ以上の暴力に晒され、血塗れで、よく死なないものだ。妻夫木聡はいつもヘラヘラと笑っていて、役所を小バカにしているようで、薄気味悪い。

    観終わった後、胃の辺りが重苦しい。長いこと映画を観ていて、こんなことは滅多に思わないが、人には絶対に観てもらいたくない映画だ。

     

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  • 10点 真剣に退屈(0)

    2011年10月7日 to パラノーマル・アクティビティ2

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    始まってしばらくは、見知らぬ家族の面白くないやりとりを見せられる。何のドラマもない、ただの家族の光景を撮っているだけなので、興味が湧かない。

    それからもなかなか異常現象は起こらず、起こっても大したことない。驚くほど怖くない。やっていることは一作目の焼き直しに過ぎない。いや、もっと程度が落ちているか。

    固定カメラの決まった位置からしか画面が見られないので、映画としてのカメラワークなど期待できない。手持ちで動いたと思ったら、地下で真っ暗になり、何が起こっているのかさっぱり分からない。見せない演出というのもあるのだが、これは見せなさ過ぎで、段々とイライラが募ってくる。

    父親が家族に理解が無さ過ぎるのも、イライラの要因だ。

     

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  • 10点 もっとエロチックを(0)

    2009年5月2日 to ゼラチンシルバーLOVE

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    久々に最後まで観るのが、苦痛な映画だった。

    監督は有名な写真家らしいが、写真を撮っているつもりで映画を撮られても困る。冒頭から、とにかくカメラは動きが鈍い。被写体をずっと撮り続けている。観客の退屈など、まるで想像も出来ないようだ。意味不明のアップも多い。監督はきっと心の中で連写ボタンでも押しているのだろう。写真ならたくさんの中の一枚位は良い画が撮れるだろうが、繋がった映像となると、そんな一瞬を気付けと言う方が無理だ。

    物語性も乏しい。本当に物語がないのか、映像でそれが伝えられなかったのか。ほとんど会話がないので、バーでの天海祐希と永瀬正敏とのかっこつけた会話が空回りしてしまう。そのセリフに納得するだけの要素が、この映画からは見出せないのだ。

    普通、覗きというと、かなりエロチックな意味合いが予想されるし、この映画の宣伝文句でもエロチックを謳ってはいるが、残念ながら宮沢りえは細過ぎて、ファンの方には申し訳ないが、僕には少しもソレが感じられない。年齢的にも、どアップにはかなりきついものがある。

    何度も何度もゆで卵を食べるその姿に、主人公はすっかり魅せられてしまうようなのだが、どこがいいのだろうか。わざわざ半熟にして、黄身がトロリというのを狙ったようだが、ちょっと間違うとただ汚いだけだ。

    カビなどを撮影する主人公は、自分の美しいと思うものを撮っているだけだと言うが、結局それを見ている人からの共感を得られなければ、ただの偏屈な人間の独りよがりに過ぎない。

    そういう作品だったということだろう。

     

     

  • 10点 月曜日生まれの娘(0)

    2009年9月27日 to プール

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    小林聡美ともたいまさこ、この二人が出ているだけで、誰もが『かもめ食堂』や『めがね』を連想する。このキャスティングを見ただけで、絶対較べられる。監督は違う人だが、もう勝ち目はない。それはこの二人に作り手の依存が感じられるからだ。ここは、違う役者で勝負すべきだった。

    それでものんびりしたい気持ちもあって、この映画を観た。しかし、あまりにも説明が無さ過ぎて、感情移入しようがない。観客に想像させるのも良いが、それは作り手にそれなりの手腕がないといけない。それなりのしっかりした考え方がないといけない。

    裏設定はちゃんと用意してあったのだろうか。母・小林聡美は、どうして家を出たのか。ダンナはいたのか。この土地でどうやって食べているのか。あったなら、それをはっきりと言わないまでも、それなりに匂わせてくれなければ、無責任だ。

    小林聡美演じる母親からは、ある種の人間的な感情が欠落している。

    この話は、何かがおかしい。

    こんな訳の分からない状況で、みんなでする願い事って何だ?すべて観客に委ねてしまう、この無責任な脚本と演出。

    監督に尋ねても、きっと映画の中の小林聡美のように答えるだろう。
    「そうしたかったから」

    理由なんかないのだ。

    娘役の伽奈。彼女の表情からは、何も読み取れない。固過ぎる。はっきりいって、演技が出来ない。

    構図などまったく考えていない画面はきれいには映らない。色も不鮮明だ。ラストのセリフが虚しく響く。

    小林聡美が作詞・作曲して、劇中で自分でも歌っている曲が、唯一褒められる。

     

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  • 10点 すぐ脱ぐ男たち(0)

    2009年6月14日 to アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン

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    『ノルウェイの森』の監督さんだというから観に行った。しかし、これは観ているこちらが痛い映画だった。もう勘弁してほしい。

    一方、カッコいい男たちが、これでもかというくらいに逞しい裸の上半身を見せつける映画。キムタク、ジュシュ・ハートネット、イ・ビョンホンの三人が出て、ヌードのサービスもなかったら、興行的に絶対に成り立たない内容の作品だ。

    三人のイケメン俳優たちは、皆、肉体の痛みに苦しみ、また、他人を苦しめる。ドンポはひたすら痛めつけ、シタオは徹底的に苦しむ。クラインはその両方か。

    この映画の肉体的な痛みの表現は半端じゃない。何もここまでやらなくてもいいと思う。肉体をここまで傷めつけたり、破壊する必要があるだろうか。僕はオープニング、バットで殴られるクラインを見た時から、とても嫌な予感がしていた。袋に入れた男をハンマーで殴るシーンも、もう見てられない。そしてついに冒頭の殺人鬼の芸術?作品を見るにつけ、この映画を理解しようとは思わなくなった。

    仮にどんなに崇高なテーマがあったとしても、現代のキリストとか言っても、僕はとても受け入れられなかった。

     

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  • 10点 あれはLじゃない(0)

    2008年7月29日 to L change the WorLd

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    「デスノート」のキラとLとの頭脳戦は、結構楽しめた。相手の裏の裏を読む、チェスのような展開に、まさしくチェック・メイト!だったのだが、どうにもこのスピン・オフ作品のLは、イメージが違う。子供たちに対して、情愛を感じていくL、動き回るL、「デスノート」とは違うLを描こうと試みたのだとは思うが、成功してるとは思えない。

    特に今回のLは、かなりの部分、他力本願だ。多くの人に助けられて、というのを描きたかったのだろうか。「天才でも一人では何もできない云々…」というようなセリフが劇中に出てきたと思うが、やはり、イメージが違い過ぎる。

    そして、敵方の思想が、人類が地球をダメにするから、大量殺戮して、もう一度やり直すというもの。それと、ウィルスものをかけ合わせたわけだ。

    あと、ナンちゃんの起用も良く分からない。昔から、カミカミナンちゃんと言われているが、今回、かまないようにしゃべるので手一杯という感じで見てられなかった。

    もう、不満点をあげつらっていても、キリがないので、これ位にしておこう。

     

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  • 10点 フィルム使いまわし(5)

    2009年8月9日 to ガメラ対宇宙怪獣バイラス

    開いた口が塞がらなかった。

    地球侵略に来たバイラス人が、邪魔なガメラのことを探ろうとして、ガメラの記憶を映像化して、過去のガメラの戦い振りを観察する。

    これが、対バルゴン、対ギャオスと、前二作のフィルムをそのまま使い回しているのだ。しかも長い。余程予算が無かったのか。しかし、驚くのはまだ早い。ガメラが東京を襲撃するシーンは、急にモノクロになる。そう、これはモノクロの一作目の映画をそのまま使用しているのだ。カラー場面でもどこかで見たことがあると思ったら、対バルゴンと全く同じシーンが出てくる。

    いくら子供映画とはいえ、これはあんまりだ。子供の頃、これで楽しんでいた自分が、何だかかわいそうになってきた。

    これはやはり夢寝由来さんがおっしゃっていたように、対バルゴンが昭和ガメラの最高作だろう。

    確か子供心にも、この後のガメラは更にいい加減になってきたと思った。最終作の対ジグラは、少年時代の僕にも、もうつまらないと感じさせたものだ。

    この後はもう観るのはやめようか。ガメラは子供時代の思い出だけで、生きていこうと思う。

    平成三部作のガメラは、とにかく傑作なので、そちらを楽しみたいと思う。

     

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出木杉のびた さん

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