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ちょし さん

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281件中1-10件

  • 80点 花が主役は新鮮(0)

    2017年6月5日 to 花戦さ

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    この時代のお話は歴史上の人物それぞれに先入観や思い入れがあったりして、なかなか素直な見方ができないのだけれど、今回の主役は花、そして初めて聞く池坊専好という僧侶である。
    よくある戦国時代の信長や秀吉や利休を軸としたお話とは少し違うところが新鮮に感じた。
    池坊専好のキャラクターが野村萬斎にぴったりと合っていて、ともすれば重苦しいストーリーが明るく救いのあるものとなっている。

    利休が専好を草庵に招き茶を点てるシーンは印象的だ。
    利休に心を開き癒される専好。
    そして対照的に利休の茶室で我儘なふるまいをする秀吉@猿之助。
    名だたる戦国武将たちが魅了された利休の秘密がそこにはある。
    素直に悩みを打ち明け泣くのも、困らせようと駄々をこねるのも本質的には変わらない。
    利休は黒樂に象徴されるように懐深く客人をもてなし包み込み受け入れる。
    しかし利休自身は決してぶれることはないのだ。
    私の中で様々な利休像が交錯していたが、佐藤浩市の利休は自分の中でスッと穏やかに着地した。

    最後に、華道というのは茶道から派生したもの、と思いこんでいた私。
    たいへん浅薄でした。ごめんなさい。花

     

     

  • 80点 諦めてはいけない(0)

    2017年5月20日 to 3月のライオン 後編

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    ちょっと駆け足で展開が唐突な印象はあるけれど、この原作のテーマを丁寧に描けていたと思います。
    原作に比べて香子が出過ぎ、と思っていたのだけれど、後半で彼女の存在が活きていました。
    幸せになることを諦めてはいけない、という幸田の台詞が胸に響きます。

    対戦シーンは将棋がわかればもっと面白いのでしょうね。

    ラストの山寺のシーン(山形県の立石寺だそうな)は本当に素晴らしかった。
    行きたい場所がひとつ増えました。

     

     

  • 70点 映画にまとめるのは難しいか・・(0)

    2017年3月22日 to 3月のライオン 前編

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    将棋はとんとわからないくせに原作の大ファンです。
    神木隆之介くんと佐々木蔵之介のキャスティングは完璧、と期待したのですが・・・。
    確かにキャラクターと演技は良かったし、楽しめました。
    でも、やはり原作の良さを映画に活かすのは難しかったかな。
    原作の良さは回りの人たちが主人公を徐々に変えていくこと、それが主人公のモノローグによってジーンと心に響いてくることなんです。
    でも映画の限られた時間の中ではじっくりと主人公の変化を描くことは難しいし、脚本も原作通りには行きませんよね。
    原作とは別物として楽しむべきなんでしょうね。
    とりあえず後半に期待します!

     

     

  • 100点 20数年ぶりに会う憧れの・・(0)

    2017年3月18日 to 古嶺街〈クーリンチェ〉少年殺人事件〈4Kレストア・デジタルリマスター版〉

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    エドワード・ヤン監督の映画を初めて観たのは1987年台北に住んでいた時だった。
    その年の金馬奨作品賞を受賞し話題になった『恐怖分子』。
    衝撃だった。
    日常に潜む闇、都会の闇を見事に描いていた。

    その時私の記憶にエドワード・ヤン=楊徳昌監督の名前がしっかり刻まれたのであるが、
    次の作品『クーリンチェ少年殺人事件』が世に出るまで5年の月日が流れ、当時の私は台湾映画のチェックもすっかり忘れ、日本での公開を見逃してしまった。
    後年、ビデオ版を探しあて、家で鑑賞し、またもや衝撃を受けたのであるが、小さなテレビでは画面も暗く、劇場で観なかったことを後悔したものだった。
    そんなわけで私にとっては今回の公開は、昔憧れ続けていた先輩に20年ちょっとぶりに会って話ができたようなそんな感覚だ。

    先輩は昔と変わらず素晴らしかった。
    ルックスは昔よりもずっと洗練されたようだ(デジタル化で画面はより鮮明になった)。

    光と闇との対比によって象徴される世界は1960年代の台湾の時代背景をそのまま映し出す。
    自分で懐中電灯を持って照らし続けなければ自分のいる場所さえ見失ってしまう。
    もちろんこの時代の台湾の混沌と閉塞感は大きなテーマであるが、
    思春期特有の危うさや焦燥感、行き場のない自意識など、少年の普遍的な内面の葛藤が描かれている。

    一回目に観た時には私は小四と同様に小明の言葉に動揺し、ショックを受けた。
    今回は最初から小明がどんな境遇で、どんな行動に出ているのかを知っていたので、初回の時ほどの衝撃はなかったが、
    236分、ただただスクリーンの美しい映像に酔いしれた。
    それはまるで一枚一枚切り取られれた絵画のようで、その構図の完璧さは驚くばかりである。

     

     

  • 90点 胸の奥にツーンと来るものが(4)

    2017年3月7日 to ラ・ラ・ランド

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    冒頭のダンスシーン、
    女優志望の女性たち4人が色違いのドレスで闊歩するシーン、
    主人公二人がロスの夜景をバッグに踊るシーン・・
    ミュージカル映画の名場面として残るであろうシーンが前半に散りばめられていて、
    ああ、これは元気の出る映画なんだ、とふわふわと鑑賞していたら・・・・・やられました。

    ネタバレになるのでうまく書けないのが悔しいけれど、
    何というか、この歳になると、
    自分の過去に「あの時こうすれば・・」とか
    「あっちを選択していたら今頃は・・」なんて思いが
    油断すると溢れ出てきてしまうので、通常は蓋をして鍵をかけているわけです。
    それをね、ラストに思いっきり錠破りされちゃった気分。
    そういうのを映像化するの、やめてください!
    ホントに。
    もうね、劇場出てからしばらく悶々としましたよ。
    胸の奥がツーン、って。
    あ、すぐに立ち直りましたけどね。

    エマ・ストーン、大きな目が印象的で表情がくるくると変わって素晴らしかったです。
    アメリカでプリウスってそんなに売れてるんでしょうか(私は好きじゃない)。
    音楽、良かったです。
    オシャレで素敵な映画でした。

     

    共感:1人

     

  • 80点 藝の継承(0)

    2017年2月3日 to 《シネマ歌舞伎》阿古屋

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    稽古場から舞台裏までを映しながら、玉三郎のナレーションが流れる。
    まるでドキュメンタリーのように始まるのがこの映画のひとつの見どころだ。
    歌舞伎の裏方の動きを知ることができる映像は貴重。
    ひとつの舞台にこんなに多くの人たちが関わっているということにまず感動する。
    エンターテインメントとしての歌舞伎の奥深さに改めて魅了された。

    もちろん玉三郎丈の琴、三味線、胡弓の演奏は最大の見せ場。
    現在この阿古屋を演じることができるのは玉三郎だけ、というのもなるほどと頷ける。
    高度な演奏技術、演技の表現力、気高い花魁の美しさと三拍子そろった役者はそういないだろうし、敢えてこの役を演じるには相当な努力と自信と後ろ盾も必要だろう。
    次にこの役を演じる女形にいつ会えるだろうか。
    この素晴らしい藝を継承していってほしいと心から思う。

     

     

  • 90点 SWファンの心をくすぐるサイド・ストーリー(0)

    2017年1月3日 to ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー

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    予備知識は何も入れずに観に行ったのだけれど、かなり面白かった。
    前半は今一つ登場人物たちに感情移入ができず話の方向もよく見えずにいたのだが、
    後半に入ると一転、壮大な世界観と疾走感と躍動感に引き込まれる。

    敢えて現在の世界の情勢と照らし合わせて裏の意味を探ったり、映画界事情を想像したりすることはやめ、
    ただただSWの壮大な抒情詩の流れの中でのこのストーリーを味わうことにしよう。

    登場人物たちは最初は何を目的に生きていくのかもわからず、ただ自分の置かれた環境の中で目の前の状況に対応するのみ。
    それがジンを中心に据え、「希望」と「フォース」に向かって成長を遂げる。

    この物語はそのままエピソード4につながっていくわけであるが、エピソード4でおなじみのキャラが3人登場。
    ダース・ベーダーは置いておくとして、他の2人はエピソード4当時そのままの顔でちょっと感動した。
    今の映像技術はすごいものだ。

    ドニー・イェンと姜文のアジアンコンビは中華圏映画ファンとしては感涙モノ。
    ドニーは日本映画お馴染みのあの人(息子はその映画の存在すら知らなかったが・・・)を彷彿とさせる。
    姜文はエンドクレジットが出るまで彼が演じていたとは気づかなかった。
    貫禄ついたのねー。

     

     

  • 100点 エンドロールで涙腺決壊(0)

    2016年12月1日 to この世界の片隅に

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    今日は映画の日。
    1,000円で映画を観られる日。
    こんないい映画を1,000円で観るなんて、とても申し訳ない気がした。
    3,000円払ってもいいと思った(言うだけタダだ。)

    時代は第二次世界大戦末期、舞台は広島と呉。
    内容的には何だか悲惨なものを予感させるけれど、そして確かに辛い現実がそこにあるのだけれど、それでもスクリーンの中で一番生き生きと描かれるのは「日常」だ。
    海や山や空を見て心を動かされたり、笑ったり怒ったり、悲しんだり喜んだり。
    主人公のすずはそんな気持ちを絵を描くことで昇華する。ある出来事が起こるまでは・・。

    忘れていた何かを思い出させてくれるような秀作。
    どんなに辛いことがあっても人には前に進んでいく力があるはず。
    主人公すずの声を演じた「のん」さんにもエールを送りたい。

     

    共感:2人

     

  • 80点 穏やかな感動(0)

    2016年11月9日 to ハドソン川の奇跡

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    世界がトランプ大統領誕生に驚愕している頃、アメリカの良心を感じさせるようなこの映画を観た。
    イーストウッド監督の最新作。
    86歳を迎えて尚こんな素晴らしい作品を撮れることにまず感動する。
    実話を余計な演出を入れず、無駄なシーンを入れず、96分にまとめる手腕は見事としか言いようがない。
    トム・ハンクスの抑えた演技もいい。
    副機長のアーロン・エッカートにもしびれる。
    映画全体が本当に実話を体感するように自然な雰囲気なのは細部にまでリアルな演出にこだわっているからなのだろう。
    監督の次の作品も楽しみだ。

     

     

  • 80点 待ってるぜ!(0)

    2016年10月24日 to 《シネマ歌舞伎》スーパー歌舞伎II ワンピース

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    歌舞伎を見始めたのが今年の一月からだったので、スーパー歌舞伎ワンピースはしっかり見逃しました。
    知人の話ではめちゃくちゃ面白かった、と。

    なので、シネマ歌舞伎で上映されると知ってから、ずっと楽しみにしておりました。
    原作もファンだし、亀ちゃん(猿之助)も好きだしね。

    キャラ作りもなかなかです。
    巳之助のボンクレーと浅野和之氏のイワンコフが特にイイ!
    春猿さんと笑也さんは安定の美しさ(笑)。
    亀ちゃんの3役、シャンクスが一番似合ってたかな。
    それから福士誠治さんのエースはすごく格好よかった。

    ドキドキわくわくの118分。
    でも舞台は4時間、それを半分に縮めているのだから、やはり駆け足ではしょった感は否めない。
    あー、舞台を観たかったなあ、と思っていたら最後に来年予定されている再演の宣伝が。
    なるほど、シネマ歌舞伎は長い豪華な予告編の役割でもあるわけね。
    ならば、心して再演を待つことにいたしましょう。

     

     


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