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『BOX 袴田事件 命とは』あらすじ


(※内容にネタバレを含む場合があります)
昭和41年6月30日未明、清水市の橋口味噌工場が放火される。その焼け跡から、一家4人が刺殺された焼死体が出てくる。立松刑事(石橋凌)は、元プロボクサーで味噌工場従業員の袴田巌(新井浩文)に犯人の目星をつける。理由は、工場の従業員のほとんどが親戚や友達なのに袴田だけよそ者であること、殺された専務は柔道2段だったのでそれと渡り合える格闘技経験者であること、袴田は妻に逃げられ借金があると噂されていたことである。警察は袴田を逮捕するが、証拠不十分で釈放する。しかし袴田は、再び逮捕される。当初、袴田は犯行を否認するが、勾留期限3日前に自白し、起訴される。袴田と同じ昭和11年生まれの裁判官・熊本典道(萩原聖人)は、主任判事としてこの事件を担当する。袴田は第1回公判で起訴事実を全面否認し、一貫して無実を主張する。熊本は警察の取り調べに疑問を持ち、供述調書を調べる。すると、袴田と肉体関係を持った橋口の妻に頼まれて犯行に及んだという自白が、幼い子供と老母と一緒に暮らす金欲しさからと、犯行動機が日替わりで変わっていた。立松刑事ら関係者が幾人も証言するが、決め手を欠いた裁判は長期化する。事件から1年以上経った昭和42年9月13日、法廷に新証拠が提出される。工場を再度捜査して見つけた、血染めの犯行着衣だった。裁判は袴田有罪に傾くが、熊本は新証拠にも意図的なものを感じ、有罪判決に反対する。しかし3人の裁判官のうち反対は熊本だけで、袴田は有罪となる。慣例により、主任判事である熊本が死刑判決を言い渡す判決文を書くことになる。裁判後、熊本は裁判官を辞職する。大学で刑事訴訟法の講義をしながら、警察による証拠を実証し、袴田を無罪にするのに有効な実験の報告を弁護士に送る。しかし熊本の苦しみは消えなかった。昭和55年11月19日、最高裁で上告が棄却され、12月12日、袴田の死刑が確定する。 【キネマ旬報データベースより】


 

 

 

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