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ルーニー・マーラと共に本作で注目されるのは、やはり監督のデヴィッド・フィンチャーがいかに傑作ミステリーを映像化したのか、という点。それはスクリーンで確認してほしいが、間違いないのはフィンチャーの監督作の中でも代表作のひとつになるであろうという点だ。ここではそんなフィンチャーのこれまでの代表作を紹介するとともに、人気投票を実施。改めて振り返ると傑作ばかりだが、その中でも特に好きな1本に投票してみよう!

“七つの大罪”に倣って起きる連続殺人事件。その犯人を追う二人組の刑事が最後に見たものは? 『羊たちの沈黙』に続いてサイコサスペンス映画の第2のブームを作り、そのジャンルの表現を変えてしまった作品。残酷なのに美しい映像と、哀しいのに力強い物語に世界中が夢中になった。ブラッド・ピットとのコラボもこれから。



自分とは対照的な男と出会ったことで、ヤンエグな人生に憤りを感じ始めるサラリーマン青年。特異なストーリーゆえに映像化不可能なはずの原作を、あらゆる映像表現を用いて語ってみせたフィンチャー。しかも原作とは微妙に異なるそのラストは未来を見すえるかのようで、世紀末1999年に驚くほどふさわしかった。



全米を震撼させた実在のシリアルキラー、ゾディアック。その犯人を追い求めた者たちは自らの人生をも狂わせていった。いまだ未解決の実際の事件を丁寧に淡々と追っていくそのなかから、狂気と恐怖を滲ませるのがフィンチャー流。70年代のサンフランシスコとその時代の空気感をデジタルの力を借りて再現した映像も素晴らしすぎ!



老人で生まれ、徐々に若返るという人とは真逆の人生を歩むことになった人間の不思議な生き方。フィッツジェラルド原作のホラ話が、フィンチャーの手にかかると芳醇で美しく、雄弁で物悲しいファンタジーに。人間はひとりで生まれ、ひとりで死んでいくということが伝わり心が締めつけられるほど。ベンジャミンの一生を表現したVFXも凄い。



facebookの生みの親マーク・ザッカーバーグがその世界最大のSNSを創造した舞台裏に迫る。ザッカーバーグの天才っぷりに着目し、その凄まじさと孤独を切り取ってみせた。現代の『市民ケーン』と言われた理由もよくわかる映像とVFXとストーリーの見事なコラボレーション。フィンチャーが彼に共感しているのもよくわかる。







