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全世界でファン急増中! Netflixドラマ『13の理由』の魅力とは?

(2018/04/27更新)
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Netflixオリジナルシリーズ『13の理由』が全世界で好評を博し、現在、シーズン2の準備が進められている。本作は自ら命を断った高校生ハンナが残した7本のカセットテープに残された“彼女が死に至った13の理由”が明かされる過程で、主人公の青年が衝撃的な事実に直面するミステリー作品だが、製作総指揮と脚本を手がけたブライアン・ヨーキーは「極端な展開や現実的ではない状況を排除して、観客がキャラクターの痛みを一緒に感じられる作品にしたかった」と語る。誰もが若い頃に味わった“痛み”を描きながら、一度見始めると止まらなくなるミステリーに込められた想いとは?


ブライアン・ヨーキー

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本作は、ジェイ・アッシャーが2007年に発表した小説を基に、ヨーキーがドラマ全般の監修と製作総指揮&脚本を、歌手のセレーナ・ゴメスが製作総指揮を、オスカー受賞作『スポットライト』のトム・マッカーシーらが監督を務めた作品で、現在はシーズン1(全13話)が配信されている。物語の舞台はアメリカの郊外。高校生のクレイはある日、自宅前で2週間前に自ら命を断った同級生ハンナが録音した7本のカセットテープを発見する。テープには彼女が死に至った“13の理由”が吹き込まれており、テープは何人かの同級生を経てクレイのもとに渡ってきたらしい。なぜ彼女はこの世を去ったのか? クレイは少しずつハンナの独白を聞き進めながら過去を振り返り、真実が少しずつ明らかになっていく。

本作は主人公クレイがテープを聞き進める“現在”と彼の“回想”、そしてハンナの語る“過去”が、ひとつのシーンの中で巧みに入れ替わる構成で、ヨーキーは脚本執筆の初期から「過去に起こった出来事が、現在のクレイたちに大きな影響を与えていることがわかる構成にしたかった」と振り返る。「人間は、ある出来事をきっかけに急に過去を振り返ったり、記憶がよみがえったりしますよね? あの仕組みを物語の中に持ち込みたかったわけです。本作は“現在”が物語のメインになっていますが、ハンナが語る“過去”をきっかけに、クレイの“回想”が登場します。実際に脚本をつくる段階では、10人ほどの脚本家と集まって、物語のすべて要素を、現在・過去・回想に分けて、色の違うカードに書いてボードに貼るところから作業を始めました。そして、カードを入れ替えながら、ひとつのエピソードで描くべき要素を決定して、現在・過去・回想の要素を“編み込む”ように脚本を執筆し、現在と過去を行き来しながら修正を繰り返して最終的な脚本を仕上げました」

ヨーキーが語る通り、ひとつのエピソード(1話)でカセットの片面が再生され、クレイは新たな事実を知り、観客はそれまでの人間関係や出来事が“塗りかわる”ような経験を味わう。シーズン1の配信開始後“イッキ見”するファンが続出するほど、本作の展開はスリリングで、続きが気になる要素に満ちているが、ヨーキーは観客の興味を持続させる要素を意図的に盛り込むことや、イッキ見したくなるような展開にするつもりはなかったという。「もちろん、本作はミステリーですから、話が進むと様々な秘密がわかるようになっていますし、その秘密を知りたいと思う気持ちで次のエピソードを観てもらえるとは思っていました。でも、私たちは極端な展開や現実的ではない状況を排除して、観客がキャラクターの痛みを一緒に感じられる作品にしたいと思っていました」

薬局を営む両親と引っ越してきたハンナは、悩みはそれなりにあるけれど、明るくて優しい高校生だった。しかし、彼女は周囲の友達とのちょっとした仲たがいや勘違い、思い込みや偶然から悩むようになり、周りとの関係が悪化し、誰にもそのことを打ち明けられずに追い込まれていく。「観客がハンナの状況を外部から見て同情したり、意見を言ったりするのは楽なことですが、私たちはここに登場する若者たちが感じる痛みや感情を観客にも一緒になって味わってもらいたかったのです。それは時にツラいことなのかもしれません。しかし、孤独を感じている人や苦しんでいる人に“そんな気持ちになっているのは、あなただけではないんだよ”と声をかけてあげることになります。高校時代というのは、人生の中で最も自分を形づくる時期ですし、自己を探す時期ですよね? そこで感じる悩みは誰もが経験したことがあるものでしょう。ちなみに脚本家陣も集まって、高校時代の経験や思い出を振り返ったのですが、私の年代でも、私よりずっと若い作家でも同じ気持ちや出来事を経験していました。それは哀しいことではあるけれど、この作品を手がける作家としては喜びでもありました」

大人になってしまえば何でもないことも、若い頃はうまく処理できなかったり、傷ついてしまったり、極端に重大なことだと考えてしまったりもする。本作はそんな若者の心の揺れを巧みに取り込んでミステリーを展開していく。しかし、ヨーキーは「この作品は“若者向け”ではありません」と言い切る。「私は、どの時代であっても、若者は現代の社会を反映しているものだと考えています。若者から暴力衝動が消えなかったり、精神を病んでしまう若者が出てくるのは、イジメがなくならず不寛容な態度が広がっていく大人の社会を反映しているからです」

私たちは、ハンナのテープように、取り返しがつかない出来事が“起こった後”に残された声を聞くことしかできないのだろうか? 「現代社会には様々な悲劇やトラウマがありますが、それらは事前の兆候なく突然に訪れる場合があります。そこからいかにして回復するのかも、本作が扱う重要な問題です。つまり、私たちは『13の理由』は“普遍的”でありながら“現代的”な作品であってほしいと思っています」

続きが気になるミステリーで、共感できる“青春時代の懐かしさ”があり、社会問題や痛みについて考えさせてくれる『13の理由』は、今後もシーズンを重ねるごとにファンを増やしていくのではないだろうか。



Netflixオリジナルシリーズ『13の理由』
独占配信中

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