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映画『ウエスト・サイド物語』が生演奏でスクリーンに! 指揮者・佐渡裕が意気込みを語る

(2018/02/22更新)
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名作『ウエスト・サイド物語』を、フルオーケストラの生演奏と共に大スクリーンで見られる至福の時間。今年の8月に東京で開催される、作曲家レナード・バーンスタイン生誕100周年記念、シネマティック・フルオーケストラ・コンサートで指揮をとる日本を代表する指揮者・佐渡裕さんにお話を伺いました。(聞き手:伊藤さとり(映画パーソナリティ) 収録日:2017年12月11日)


『ウエスト・サイド物語』シネマティック・フルオーケストラ・コンサート

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映画『ウエスト・サイド物語』が生演奏でスクリーンに! 指揮者・佐渡裕が意気込みを語る
映画『ウエスト・サイド物語』が生演奏でスクリーンに! 指揮者・佐渡裕が意気込みを語る

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−佐渡さんが指揮をされた2012年に開催された「シネマティック・フルオーケストラ・コンサート『ウエスト・サイド物語』誕生50周年記念プロジェクト」を、私も母と一緒に見に行ったのですが、とても感動しました。佐渡さんにとって『ウエスト・サイド物語』とはどういう存在ですか?

「僕は小さい頃からクラッシックの音楽が好きだったし、ピアノはやらされていました(笑)。男の子で小学生の時にクラシック音楽をやっているのって、何となくカッコ悪いじゃないですか? なんだけど、この映画『ウエスト・サイド物語』を作ったのがレナード・バーンスタインっていう人でニューヨーク・フィルハーモニーの指揮者をやっていて、友達にクラシック音楽って「めっちゃカッコいいんだ!」って言えるひとつのきっかけになった作品かな(笑)。クラシックって真面目に“ベートーヴェン”だけ振っているんじゃなくって、こんなにもパンチーで色んなジャンルが混ざっていて複雑で、凄い映画の作曲家でもあるバーンスタインがオーケストラの指揮者をやっているっていう事実が僕にとっては誇りに思えた人だし、作品だった。そして、僕が生でバーンスタインを聞いたのが1985年なんですけど、イスラエルのオーケストラと演奏されたのがこの『ウエスト・サイド物語』なんです。日本(大阪)で聴いたんですけれど、その指揮姿が衝撃的で。身体のすべての細胞が音に向かっている! 腕だけじゃなくって、身体全部、足の小指の爪まで音楽を語っているんじゃないかっていうくらい(笑)。もの凄いエネルギーを発しているんです。その指揮姿に『この人のところに行って勉強しよう!』って思った瞬間でしたね(笑)」

−佐渡さんが『ウエスト・サイド物語』の作曲者レナード・バーンスタインのお弟子さんと知って更に興奮しました。『ウエスト・サイド物語』は、人生を変えた作品なんですね。

「そうですね。あの演奏会に行っていなかったら、バーンスタインの指揮姿を見ていなかったら、今の姿はなかったと思います。不思議ですね。当時は、バーンスタインのそばで勉強することが出来るとは、まったく思ってなかったですし(笑)無意識的に強い想いがあったから、そうなったのかもしれないですね。それまでは、ママさんコーラスの指揮や高校の吹奏楽の指揮とかして生計を立てていたんですから(笑)本当に大転換です。26歳でバーンスタインが教えていて、小沢征爾さんが校長をしているアメリカの音楽祭の試験を受けたんですけれど、レナード・バーンスタインと小澤征爾、このふたりに出会えた事が僕の人生において最大の転機ですね」

−私は“映画”から“音楽”に興味を持つようになり、『ウエスト・サイド物語』は母がとても好きで、実際見たらとてもカッコ良くって。1960年代の作品なのにまったく色褪せない、何度も観たくなる作品だと思っています。そして、佐渡さんが指揮をされた2012年のシネマティック・フルオーケストラ・コンサートを体験して改めて音楽の凄さを感じました。生の演奏の凄さって全然違いますね。

「シネマライブでは映像は昔のままなんだけど、音楽つまりオーケストラはライブなんですよ。たった一回きりの演奏が繰り広げられる、それが演奏会の興奮と映画の感動がミックスする。僕は映画館で映画を観るのが好きなんですけど、映画館で拍手が起こることはなかなかない。それぞれが、それぞれで感動して帰っていく。それがシネマライブになると演奏会になってくる。でも、すっごく難しいの(笑)、歌に合わせないといけないのもあるんだけど、一番難しいのは指をパチパチするフィンガースナップ(佐渡さんが実際に指を鳴らして表現)!あれがジャズとかラテンの音楽なので“1、2、3、4”の標識だったら“1じゃなくて2、3じゃなくって4”って感じのオフビートに必ず入らないといけないんですよ(笑)、つまり、演歌をやってるみたいになるんですよ。結構速いテンポで元々のオリジナルに入っているので、こっちは耳にヘッドホンして、クイックを聞いて、自分用のモニターには映像に線が入って見ながら合わさないといけない。でも、その線は元々の音源にピッタリと合っているので、オーケストラは100人ぐらいいるからそのタイミングで出すと遅れた音になってしまう。なのでちょっと早めのタイミングで鳴らさないと同時にならないんですよ。ライブなので、ここはオーケストが自由に演奏できるって隙を狙っているんですよ(笑)。オーケストラも縛られているようで、今自由になったって感じると演奏は面白さが増す。つまり、オリジナルの音楽とは違う雰囲気になってくる。面白いけど、こっちはドキドキもんですけどね(笑)」

−『スター・ウォーズ』『ET』など他のシネマコンサートを見に行ったことがあるのですが、『ウエスト・サイド物語』は、延々と曲ですよね。休む暇がない。歌も入っているし、“クール”、“マリア”などバージョンも色々とある。演奏、凄く大変ですよね。その中でも一番大変だと思う楽曲は、どの曲ですか?

「やっぱり、グルーヴが必要になってくるじゃないですか。クラシックを演奏しているんじゃなくって、『マンボ』にしても、『トゥナイト』のところにしても、オーケストラが波を作って曲を進めていかないといけないし。だから、ジャズの人たちにしてみれば、すっごい複雑な譜面を読まないといけないので難しい。クラシックの人間にしてみれば、ジャズのフィーリングとかポップスのムーブ感とかを出さないといけないので。初演の時は、本当に大変だったと思います。凄い難しい曲だもの、技術的にもね。『サウンド・オブ・ミュージック』も『マイフェア・レディ』も大好きで、存分にオーケストラを楽しめる名曲がいっぱいありますよね。その中でもこの『ウエスト・サイド物語』の音楽に惹かれる理由は、ごく複雑な構成の中での奥深さ。決して聞きやすいだけではない、でも頭に残る音楽。色んなシーンで天才バーンスタインを感じとれる事が出来ると思います」

−今回、再び『ウエスト・サイド物語』の指揮をされますが、2012年の時とは違う試み、見て欲しいところなどありますか?

「シネマライブの快感は、よくわかっています(笑)。前回は、東京で6公演、大阪で3公演ぐらいやったのかな。一回も失敗することなく、いけたんですけど(笑)。本当にピッタリいったのは、奇跡だと思うんです。それぐらい大変なの(笑)音楽家、指揮者というよりは、職人!職人として、その仕事がやり遂げられるかどうか?かなり、ギリギリの事をやらないといけないので。前回もどういう結果が出るのかわからない感じでやっていて、そういう意味では映画の出来上がった感動と生でオーケストラが動ている感動が共存する面白さ。クリックでピッタリと合わさないといけない、凄い技なんだけど、どっかでオーケストラが自由になるところがある。そこが僕の腕の見せ所!だから、そこの部分が今年(今回)は大胆になるでしょうね」

バーンスタイン生誕100周年記念
佐渡裕指揮『ウエスト・サイド物語』
シネマティック・フルオーケストラ・コンサート

英語上映・日本語字幕あり /開演約10分前に佐渡裕オープニングトークあり
8月4日(土) 12時・18時開演
8月5日(日) 12時開演 東京国際フォーラム・ホールA
※チケット一般発売日:4月22日(日) 10時より

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