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伸縮自在ママのアクションはこう生まれた! 『インクレディブル・ファミリー』制作の裏側を聞く

(2018/08/17更新)
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もしかして米国のアニメーションの常識を変えてしまう!? なんていうことになるかもしれないくらいの人気とパワーを発揮しているピクサースタジオの大ヒットアニメーション『インクレディブル・ファミリー』。というのも、実は米国アニメでは珍しいアクションに特化した作品だからなのだ。これから米国でも、日本のようにアクションアニメが作られるようになる!? このメガヒットはそんな可能性を感じさせたりもする。


イラスティガールのアクションシーンについて解説してくれたシルヴィア・ウォン

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主人公はそれぞれユニークなパワーをもった5人からなるスーパーヒーロー・ファミリー。その中で今回、最も活躍するのはママのヘレンだ。“イラスティガール”というスーパーヒーロー名を持っているだけあって、特技は“イラスティック”=伸縮。身体が限りなく伸びたり変形したりして、あらゆる急場に対処することができる。本作でのハイライトは、彼女がたったひとりで暴走する電車を止めようとするシーン。『スパイダーマン2』のスパイダーマンが死力を尽くして電車を止めようとする、あのアクションを彷彿とさせる手に汗握るスリリングなシーンだ。

ヘレンは、自分のパワーにマッチしたスペシャルなバイク、彼女の動きに連動しながらふたつにセパレートする“イラスティサイクル”を駆使してその難題に挑む! このシーンを手がけたのはレイアウト・アーティストのシルヴィア・ウォンだ。

「私たちアーティストにとってヘレンのスペシャルパワーはとてもありがたい。なぜって、表現する上でいろんな冒険ができるから。ああいうことをやらせようとか、そこまでやると不自然だろうとか、そういう試行錯誤がとても楽しいんです(笑)」

そういう「試行錯誤」により振り幅をもたらせたのが真っ赤なイラスティサイクル。これはモデルが欲しくなるくらいかっこいい。

「いろんなアイデアから、今回のデザインに落ち着いたのは意外性があったからです。普通に走っている途中に、彼女の動きに合わせてふたつに分かれるなんて、みんなびっくりでしょ? こうすることで驚きもあり、ヘレンのパワーがより大きくなりますから」

監督のブラッド・バードはアニメーションにしかできないことを“カリカチュア”だと言ったが、今回のヘレンのアクションはある意味“カリカチュア”。実写も映像技術の進化によってどんな表現でも可能になったが、今回のアクションはアニメだからこその面白さであり激しさだ。彼女の動きを実写で再現することはできても、生身の役者がやるとなると違和感がつきまとうはずだ。

「ヘレンの身体は伸びまくりますが、だからといって果てしなく伸ばすことはできません。その限界を見極めるのも私たちの仕事です。はっきりとした基準やルールはなくて、1番頼りにしているのは私たち自身の“フィーリング”。そのフィーリングが正しいのか、何度も何度もテストするんですけどね(笑)」

そう言うのはこのアクションシーンのアニメートを担当したアニメーター、日本人のクレハ・ヨコオ(横尾呉葉)。「この電車シーンの脚本には“素晴らしいアクションシーンが続く”としか書かれていなかった」というから驚く。つまり、素晴らしいアクションの数々は彼女たちが生み出したということ。シルヴィア・ウォンはそのプロセスをこう語る。

「このシーンが完成するまではたくさんのプロセスを踏んでいます。私たちがレイアウトを描き、アニメーション部門のクレハたちがそこに自分たちのアイデアを注入し、それからスペシャルエフェクトをプラスし、ライティングを加えます。そうすることでもっともっとエキサイティングなシーンになるんです。それぞれのパートが連携し、微調整しながら、あのシーンを作っていったんです」

これまでは、ストーリーボード、レイアウト、アニメーション、シミュレーション、スペシャルエフェクト、そしてライティングの部門はそれぞれが別々に仕事をしていたが、今回は動きが複雑だったこともあり、ひとつのシーンを作るため各部署が一緒になってコラボレーションしたという。こういうアプローチは今回が初めてだったというが、ヨコオ曰く「すっごく楽しかった!」とのこと。

その息の合ったところを証明するかのように、『インクレディブル・ファミリー』のアクションは、実写顔負けの素晴らしさ。こだわりのブラッド・バードも“大満足”の仕上がりなのだった。

取材・文:渡辺麻紀

『インクレディブル・ファミリー』
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