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ブラッド・バード監督が語る、『インクレディブル・ファミリー』メガヒットの秘密

(2018/07/31更新)
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アメリカのアニメーション界を牽引するピクサースタジオ。その最新作『インクレディブル・ファミリー』は、これまでの米国アニメ史を塗り替えるほどのメガヒットを記録し、いまもその数字を更新し続けている。果たしてその魅力、面白さはどこにあるのか? 作品のすべてを知る監督&脚本のブラッド・バードにこのメガヒットの秘密を訊ねてみた。


『インクレディブル・ファミリー』のブラッド・バード監督

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ブラッド・バード監督が語る、『インクレディブル・ファミリー』メガヒットの秘密
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まず、驚かされるのがそのオープニング。なんと14年前の前作『Mr.インクレディブル』のラストの数時間後から始まるのだ。

「いや、数時間じゃなく数分後くらいじゃない?(笑)」。そう言って笑うのはブラッド・バードその人。この大胆さは、『Mr.インクレディブル』でオスカー脚本賞、さらに実写の『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』を手がけ大ヒットにつなげた彼だからこその自信。バードは13歳のときに作ったアニメ作品でディズニーアニメーションスタジオに注目された、いわば天才アーティストなのである。実際、そうやって唐突に始まっても、初めてこの世界に触れる人が置いていかれることはなく、すでに知っている人はその大胆さを楽しむことができる。

「前作から14年が経っているからといって、みんなを成長させる必要はない。実写ではそうもいかないだろうが、これはアニメーションだ。キャラクターの年齢を考慮しなくてもいいじゃないか……というか、それこそが実写が真似できないアニメーションの特権だ。使わない手はないだろう?」

確かにそうである。実写映画の映像技術の進化は素晴らしく、アニメにできて実写にできない、などという表現は極めて少なくなった。

「でも、彼らを成長させなかった大きな理由はもうひとつある。実は僕は5人の“インクレディブル・ファミリー”のそれぞれが持つスーパーパワー、それをキャラクターの年齢や役割に合わせて決めているんだ。つまり、パパのボブは一家の大黒柱だから怪力を持ち、ママのヘレンはたくさんの家事をこなすからゴムのように体が伸びる。長女のヴァイオレットは思春期真っ只中の少女らしく、恥ずかしくて身を隠したくなったり、自分の殻に閉じこもったりする。だから透明になったり、シールド能力を持たせた。ダッシュの年齢の少年は片時もじっとしていないから秒速で走るパワー、赤ちゃんのジャックジャックは何をしでかすか分からないので未知数の力を与えたんだ。もし彼らを成長させたら、このスーパーパワーも変えなくてはいけなくなる。僕の頭には最初から、14年後の彼らを見せるつもりはなかったんだ」

実は1作目のときから綿密に考えられていたキャラクター設定。前作ではパパのボブが大活躍したが、本作ではそのパパは子育てに奔走し、ママのヘレンが外に出て大活躍する。これには、今の時代を考えてというより、バードの確固たる考えがありそうだ。

「今の時流に合わせたわけじゃないことは確かだよ(笑)。僕は1作目が終わった直後から、次はヘレンを外で活躍させ、パパのボブに家事をさせるつもりだった。そして、ヘレンは意外なほどスーパーヒーローパワーを発揮することができ、ボブは自分で思っていた以上に子育て能力を持っていることが分かる。家族がそういう思いもよらない能力を発見できるというのは物語的にもとても面白い。それにほら、実際の家庭でもそういうことはありそうだろ?」

そう、この『インクレディブル・ファミリー』の面白さはそこにある。主人公の家族はスーパーパワーを誇るヒーローである前にファミリー。世界を救うと同時に自分の家族も救わなければいけないのだ。それこそが本作の唯一無二な個性。スーパーヒーロー要素だけでは難しいだろう、観客の大きな共感を手に入れているのだ。

「14年前と違って、いまはスーパーヒーローが花盛りだ。しかも映像技術の進化は実写からほぼ不可能を消したからね。でも、『インクレディブル・ファミリー』は、スーパーヒーロー映画である前にファミリームービーだった。いくらスーパーヒーロー映画が流行しているとはいえ、そういう作品はないんじゃない? だからこそ僕たちは勝負できたんだよ」

そして、その思惑どおり、見事に勝利したのだ。

取材・文:渡辺麻紀

『インクレディブル・ファミリー』
8月1日(水)より全国公開

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