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ジョン・キャメロン・ミッチェルが異色のラブ・ストーリーにこめた想い

(2017/11/28更新)
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『ヘドウィグ・アンド・アングリー・インチ』『ラビット・ホール』のジョン・キャメロン・ミッチェル監督が新作『パーティで女の子に話しかけるには』を完成させた。本作は1970年代のロンドン郊外を舞台に、パンク好きの青年と遠い惑星(!)からやってきた女の子の恋の行方を描いた作品だが、監督は現代の観客に向けた熱い想いを作品にこめたようだ。


ジョン・キャメロン・ミッチェル監督

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ミッチェル監督は、作家、俳優、映画監督、パフォーマーなど様々な顔をもつ才人で、監督が2006年に発表した『ショートバス』の製作者が本企画を持ち込んだ。原作は『アメリカン・ゴッズ』『サンドマン』など多くの傑作を手がけてきた人気作家ニール・ゲイマンの短編小説。彼はファンタジーやSFの分野で名前が知られているが、1970年代にはロンドンでパンクミュージシャンとして活動していたことがあり、ミッチェル監督は「これはニールがパンク少年だった自分を取り戻しに行った作品とも言えます。パンク・スターになっていたかもしれない自分をね」と分析する。

物語の舞台は1977年のロンドン郊外。パンクが大好きで内気な少年エンはある日、偶然に迷い込んだパーティで圧倒的に可愛らしい女の子ザンに出会う。それまでパーティで女の子に話しかけられないことに悩んでいたエンは早速、ザンにアタックし、彼女をパーティから連れ出すことに成功するが、ザンは自分に残された時間は48時間だと告げる。彼女は遠い惑星から地球にやってきた女の子で、地球を去ってしまうと2度と戻ってくることはできない。エンは恋に落ちたザンと一緒にいるために奔走する。

性転換したロックシンガーの熾烈な半生を描く『ヘドウィグ・アンド・アングリー・インチ』、性や人生に悩む者たちの群像劇『ショートバス』、そして交通事故で子を失った夫婦の苦しみを描く『ラビット・ホール』。ミッチェル監督の作品はどれも平凡とは言いがたい境遇に置かれた人々のドラマを描いているが「僕は作り手として、人と人を隔てるものよりも、人が共感できるものに興味を持っている」と語る。「だから、物語に出てくるすべてのキャラクターの道のりに何らかの共感を覚えています。例えばですが、僕は単純な悪人というものを信じていないんです。それを描くのは簡単なことですから。ドナルド・トランプだって個人的には“悪人”だとは思いますけど、ある意味では奇妙で哀れで悲しい存在だとも思うんです」

だからこそ、ミッチェル監督は少し不思議な境遇や熾烈な環境に置かれた人々の感情を“具体的に描くこと”が大事だという。「『ヘドウィグ…』の主人公のような体験をした人はたくさんはいないだろうけど、映画や舞台に共感してくださった方はたくさんいましたし、日本でもヒットしました。つまり観客は、キャラクターの感情を“誰にでも伝わるように”描くよりも“具体的に”描いた方がリアリティを感じてくれて、信頼してくれるんだと思います」。新作でも、遠い惑星の人々や、彼らと遭遇した人間のドラマが描かれるが、そこにある感情は空想的ではなく、生々しく描写されている。

本作のヒロイン・ザンは、設定こそ“異星人”だが、“自分とは異なる存在=エイリアン”の象徴でもある。私たちは、環境も習慣も思考も異なる相手=エイリアンを愛し続けることができるだろうか? 「排外主義と呼ばれるようなもの、自分で理解できないものはいらない、自分はわからないから他人なんていらないという考えが広がっていく現状を見ていると、人間はみな一様に死んでいこうとしているのではないかと感じます。自分の理解を超えるものについては知りたくもないというのは、ギブアップするのと同じことですし、そもそも年寄りの選択ですよね? でも、歴史を率いてきたはずの若い世代は今、混乱していて、デジタル機器によって完全に気が散っている状態です。だからこそ、この映画ではリアルで、アナログなラブストーリーを描くことで、人間や愛、親になること、子を育てるとは一体、どういうことなのかを描いています」

70年代のロンドンを舞台に、パンク少年と異星人の恋を描く本作は設定こそ異色だが、その奥底にはミッチェル監督の普遍的で熱い想いがつまっている。「“LOVE”というフレーズは、恋愛の時にも使いますが、世界をつなぐ大きなものとしても使いますよね? この映画では“ボーイ・ミーツ・ガール”的なシンプルなストーリーからはじめて、映画のラストにはより大きな物語を描きました」

『パーティで女の子に話しかけるには』
12月1日(金) 新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開

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