ただいまの掲載件数は タイトル57860件 口コミ 1130817件 劇場 595件

映画情報のぴあ映画生活 > 作品 > ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ > ニュース > 巨大ハンバーガーチェーン創業者が追う“真の成功”とは? 監督が語る映画『ファウンダー』

巨大ハンバーガーチェーン創業者が追う“真の成功”とは? 監督が語る映画『ファウンダー』

(2017/07/24更新)
  • Check
  • このエントリーをはてなブックマークに追加


世界中で愛されているハンバーガー・チェーン“マクドナルド”をフランチャイズ化し、一大帝国を築いた男レイ・クロックの実話を基にした映画『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』が29日(土)から公開になる。本作は、貪欲に成功を求め、時には相手を出し抜いてでもチャンスを得ようとした男の成功譚を描いているが、監督のジョン・リー・ハンコックは「私はいつも“これが自分を幸せにしてくれるに違いないと思っていたのに、必ずしもそうではなかった”という物語に惹かれる」という。その真意は? 本作の主人公は、巨大企業を生み出した幸福な成功者ではないのか?


マイケル・キートン(写真右)とジョン・リー・ハンコック監督

フォトギャラリー

 巨大ハンバーガーチェーン創業者が追う“真の成功”とは? 監督が語る映画『ファウンダー』
 巨大ハンバーガーチェーン創業者が追う“真の成功”とは? 監督が語る映画『ファウンダー』
 巨大ハンバーガーチェーン創業者が追う“真の成功”とは? 監督が語る映画『ファウンダー』
 巨大ハンバーガーチェーン創業者が追う“真の成功”とは? 監督が語る映画『ファウンダー』
 巨大ハンバーガーチェーン創業者が追う“真の成功”とは? 監督が語る映画『ファウンダー』

※ 各画像をクリックすると拡大表示されます。

本作の主人公レイは、映画の冒頭、ミキサーのセールスマンとしてスクリーンに登場する。アメリカの中西部を自動車でまわりながら、ミキサーを販売しているレイは、自分のオフィスもあり、自宅には優しい妻もいて、決して悪くはない日々を送っているが、彼はいつも自分はもっと成功できる。自分はまだまだ可能性があると信じている。ハンコック監督は「映画の序盤では観客に“レイの応援団”になってほしかった」という。「レイはとても勤勉で、今までそこそこの成功を収めてはきたけど、自分はもっと大きいことをするべき人間だと思い、より大きな成功のチャンスを伺っているんだ。とにかく勤勉だし、それほど良い目にもあっていない男だしね」

ところがある日、レイは1度に8台ものミキサーを発注した小さなドライブ・イン・レストランがあると報告を受け、実際に店まで足を運んで、ディック&マックのマクドナルド兄弟に出会う。彼らが営む小さなハンバーガー店は、合理的なシステムによって運営されていて、通常のレストランであれば注文しても延々と待たされるのに、ここではわずか30秒ほどでハンバーガーが出てくる。この仕組みに衝撃を受けたレイは、マクドナルド兄弟に店をフランチャイズ化することを提案。品質を重視するため渋る兄弟を説得したレイは、怒涛の勢いで、ビジネスを拡大していく。「レイが兄弟に出会ってチャンスを掴みかけた辺りでは、観客に“レイの共犯者”の気分になってほしかった。レイは、マクドナルド兄弟と違って発案者ではないかもしれないが、大きなビジョンや計画を思い描けることは才能のひとつで、彼なくしては、マクドナルドは大きくならなかったと思うよ」

監督が語る通り、レイは壮大な計画を次々にブチあげてはビジネスを拡大し、あのMの文字をかたどったロゴマーク“ゴールデン・アーチ”を広めていく。しかし、何よりも品質を重視する兄弟と交わした契約は、いつしかレイにとって邪魔な存在になっていき、彼は自身の野望を達成するため、“創業者”としてマクドナルド兄弟と対立するようになる。「映画を観ていくにしがたって、観客は次第に変化して“道義的にどうなの?”って思ったり、創業者だという“ウソ”が作り出されていく過程を観ることになるんだ」

この話だけ聞くと、レイは強欲で、資本主義の権化のように思えるし、実際、その側面があることは否定できない。しかし、ハンコック監督はレイの“底知れぬ欲望”をただ批判するのではなく、これまでの監督作と同様に“成功者の隠された欲望や哀しみ”を描きだそうとする。ハンコック監督の作品に登場する人物はいつも、“多くの人が考える成功”と“本人が幸福だと思う条件”がズレている。『しあわせの隠れ場所』の主人公はアメフトの世界で圧倒的な成功をおさめるが、彼が本当に求めていたのは自分の決断を尊重し、自身の存在を受け入れてくれる存在だった。『ウォルト・ディズニーの約束』に登場するパメラ・L・トラヴァースは、作家として大成功しているのに、自身の父親との関係や過去を幸福な記憶に塗り替えたいという想いが消えず、その想いが『メアリー・ポピンズ』に反映されていたことが明かされる。

ハンコック監督は「なぜだかはわからないけど、私は幸せを追求する人々や物語に惹かれるし、“これが自分を幸せにしてくれるに違いないと思っていたのに、必ずしもそうではなかった”という物語に惹かれる」という。「それから、人がものすごく努力する時に、その奥底に何があるのか掘り下げたい気持ちがあるんだと思う。レイはお金をたくさん稼ぎたいと思っていたのではなくて、ビジネスで何かを達成すれば自分は偉大な男になれると考えていたんじゃないかな。彼は成功者になりたかったのではなく、人として何かを成し遂げたいという想いがあるんだ」

圧倒的な成功を収め、現在では巨大企業の“創業者”として認知されているレイ・クロック。しかし、ハンコック監督は「彼は自身が創業者としてはニセモノであることをよくわかっていた」という。では、彼の本当の幸福は、彼がくぐる“幸せのアーチ”はどこにあるのか? その点に注目して映画を観ると、より深く作品が楽しめるはずだ。

『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』
7月29日(土) 角川シネマ有楽町ほか全国ロードショー

【関連リンク】
マイケル・キートンが世界一の“創業者”に 『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』予告編公開
“マクドナルド”の誕生秘話を描く 『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』公開決定!
『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』作品情報

【注目のニュース】
『今夜、ロマンス劇場で』ジャパンプレミア
仁和寺と御室派の秘仏・名宝を一挙公開!
アン・リー、新作キャスト決定
『サイモン&タダタカシ』メイキング写真
『さよなら、僕のマンハッタン』公開日決定
『ママレード・ボーイ』“両親S”決定
『ピーターラビット』特報
手塚眞が新作の誕生秘話を語る
アンセル・エルゴートの新作が決定
『15時17分、パリ行き』メイキング映像

 

映画ファン必携の一冊! ぴあ Movie Special
1

(C)2016 Speedee Distribution, LLC. ALL RIGHTS RESERVED

 

Myページ

ログイン

はじめての方はこちらから

新規ユーザー登録
ぴあ映画生活 facebook公式ページ
ニコニコ生放送 週刊ぴあ映画生活


 

この映画のファン

  • じぇろにも三世
  • でぐち

 

ユーザ登録をするとこの映画のファンに加わることができます

関連DVD

ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ [Blu-ray]

  • 定価:5076円(税込)
  • 価格:3772円(税込)
  • OFF:1304円(25%)

ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ [DVD]

  • 定価:4104円(税込)
  • 価格:3051円(税込)
  • OFF:1053円(25%)

 


『星くず兄弟の新たな伝説』のココがロック!
ぴあ×ららぽーと “エンタメ・コレクション” Vol.5『パディントン2』ツイッターキャンペーン
『バリー・シール/アメリカをはめた男』ブルーレイ&DVD発売記念! 小型飛行機弾丸ツアーでバリー気分を体感しよう!
あの英国紳士による過激アクションがかえってきた! 抜群のテンポとリズムを兼ね備えた『キングスマン…』ほかアカデミー賞有力候補『デトロイト』『ルイの9番目の人生』など1月公開の話題作更新! 映画論評・批評の新コーナー
緊急特集 塚本晋也&手塚眞が熱烈応援! 大林宣彦監督と『花筐』を語ろう。
『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』まとめ
ぴあ Movie Special 2018 Winter ぴあ映画特別号 冬号登場! 冬の話題作の特集や最新情報がいっぱい! ご招待も大量放出!

クチコミ満足度ランキング

初日満足度 観客動員数 DVDレンタル

満足度 投稿数 観たい ファン

新作続々、公開中!マーベル・コミック映画ニュースまとめ
スーパーヒーロー、遂に終結!DCコミック映画まとめ