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“SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2017”受賞結果発表。黒沢清監督も認める北欧の新鋭が最優秀作品賞に!

(2017/07/24更新)
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未来の映画界を担う新進気鋭の監督たちが顔を揃えた“SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2017”が23日に閉幕し、同日、授賞式で各賞が発表された。最高賞に当たる長編コンペティション部門の最優秀作品賞には、ノルウェーのアーリル・アンドレーセン監督が手がけた『愛せない息子』が輝いた。


長編部門最優秀作品賞を受賞した『愛せない息子』の脚本家ヒルデ・スサン・ヤークトネス

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今年の長編コンペティション部門には世界85の国と地域から600本以上の作品がエントリー。その中で見事に最優秀作品賞を受賞したのは北欧ノルウェーから届いた『愛せない息子』だった。ノルウェー人の父親と、養子として迎えられたコロンビア人の少年の関係を見つめた父子ドラマ。最愛の妻の死を機に養子縁組した息子との関係に思い悩む父親と、やっと信頼関係を結んだ途端に新しい母親の死に直面して動揺を隠せない息子の心模様と埋めがたい溝の生まれた親子関係の行方が描かれる。都合により出席できなかったアーリル監督に代わり登壇した脚本のヒルデ・スサン・ヤークトネス氏は受賞にびっくりした様子。歓びと感謝の言葉を連ねる中、「この作品の脚本は私と、監督ともうひとりで作り上げていったのですが、最初の企画段階で大きなテーマに掲げたのが、親が子を愛せなかったら?という一種のタブーに真摯に向き合うことでした。いま世界中に、子育てについて悩んでいる人たちがいると思う。そういった人たちがこの作品を見て、口を閉ざしてひとり思い悩むのではなく、誰かと話し合うことがとても大事なことと気づいてくれたらうれしい」とメッセージを寄せた。今回の長編部門の審査委員長を務めた映画監督の黒沢清は、この作品について「父と息子の関係を描いた作品は古今東西たくさんある。ただ、この作品がユニークな点はノルウェー人の父親がコロンビアから迎えた養子の息子との関係を解消しようとすること。ふたりの関係がどうなるのか不確かで、一種サスペンスのような展開で、息をのむように観てしまった。エンディングも素晴らしく、父と息子が最後にたどり着く素晴らしい到達点が描かれている気がする。しかもそこにノルウェーとコロンビアという国の関係性や社会性もさりげなく、しかし確実に盛り込まれている。本当に感服しました」と絶賛した。

一方、監督賞は、実の父娘であるハイボー・ユウとキキ・ティエンチー・ユウが共同監督で作り上げたドキュメンタリー映画『中国のゴッホ』が手にした。中国の深せん市近郊にあるゴッホをはじめとする有名画家のレプリカ制作をする工房で働く男たちの姿を追った本作についてハイボー監督は「撮影に6年間、その前のリサーチにも6年の時間を費やした。それがこのような形で実を結んで本当にうれしい」と語り、続けて「私を受けて入れ取材をさせてくれた油絵村の人々と、困難を伴った撮影に根気強く付き合ってくれたスタッフに感謝したい」と笑顔で語った。審査員を務めたリズ・シャクルトン氏は、この作品を「コンペティションの中で唯一のドキュメンタリー作品ながら、他のノミネート作品と遜色のないドラマ性の高い力作」と称し、「監督が誰よりもここで働く人々を理解する努力を怠らず、深せんという街もまた理解する努力を積み重ねている。その真摯な姿勢は真の映画監督に値する」と監督の姿勢に拍手を送った。

また、もうひとつの主要賞である長編コンペティションの審査員特別賞にはハンガリーのローランド・ヴラニク監督による『市民』が輝いた。なお、総評で黒沢監督は「アルメニア、イスラエル、ネパールなど、日本で普段はなかなかお目にかかれない映画もあって、改めて世界にはこんなに素晴らしい映画あるのだと認識する機会になった。それは同時に、今たとえば日本で大ヒットしている映画と、クオリティ的には全くひけをとらない映画を、どの国も持っていることに気づかせてくれる機会でもあった。今回、受賞された監督たちはおそらくこれからさらに世界的評価を高めていくはず。彼らを発見したのは、この映画祭だと誇っていいのではないでしょうか。今回上映されたすべての映画に感謝したい」と映画祭へ言葉を寄せた。その他の、各賞は以下の通りになる。

【長編部門(国際コンペティション)】
最優秀作品賞『愛せない息子』 監督:アーリル・アンドレーセン
監督賞『中国のゴッホ』 監督:ハイボー・ユウ/キキ・ティエンチー・ユウ
審査員特別賞『市民』 監督:ローランド・ヴラニク
SKIPシティアワード『三尺魂』 監督:加藤悦生

【短編部門(国内コンペティション)】
最優秀作品賞『冬が燃えたら』 監督:浅沼直也
奨励賞『サイレン』 監督:三宅伸行
   『追憶ダンス』 監督:土屋哲彦

【アニメーション部門(国内コンペティション)】
最優秀作品賞『I think you’re a little confused』 監督:小川育
奨励賞『The Interpreter』 監督:尾角典子
   『竹田駅メモリーズ』 監督:浜村満果

取材・文・写真:水上賢治

【関連リンク】
SKIPシティ国際Dシネマ公式サイト
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