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“SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2017”開催間近! 先駆けて日本人3監督からコメントが到着!

(2017/07/14更新)
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今後の飛躍が期待される新世代の映画作家が集結する“SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2017”が7月15日(土)に開幕する。メイン部門となる長編コンペティションは、世界各国より集まった617作品の中から選ばれし12作品がノミネート。同部門で海外作品としのぎを削る日本人監督3人にいち早く抱負を聞いた。


(左上)加藤悦生監督、(右上)松本優作監督、(左下)澤田サンダー監督

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“SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2017”開催間近! 先駆けて日本人3監督からコメントが到着!
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まず、『三尺魂』の加藤悦生監督は、3年前に発表した『PLASTIC CRIME』に続き長編コンペティションのノミネートとなった。前作はひきこもりの青年を主人公にしたユニークな犯罪劇。今回も集団自殺を望んで集まりながら、予期せぬ方向に進む男女4人の行方をユーモアたっぷりに描いている。「目指したのは誰もが楽しめるエンタテインメント作品。何を隠そう『バック・トゥ・ザ・フューチャー』が出発点になっていたりします(笑)。集団自殺というと何だかダークな内容に思われそうですが、意外なことになっていくので楽しみにしてください。何も考えず約90分楽しんでもらえたらうれしいです。津田寛治さんがキャストをまとめてくださったおかげで、登場人物4人の言葉のやり取りが絶妙な会話劇としても成立したと思います。このキャストの熱演にも期待してください」と加藤監督は自作をアピールする。

一方、『ひかりのたび』を手掛けた澤田サンダー監督は異色の経歴の持ち主だ。会社員として不動産の地上げやヤクザ相手のクレーム処理など経験。一方で、2007年に発表した『幼なじみのバッキー』が岡本太郎現代芸術賞に入選し、現代美術家としてのキャリアも持つ。今回の作品は伊参スタジオ映画祭シナリオ大賞で大賞に輝いた自らの脚本の映画化。表向きは不動産業を営む父と、その父に反発心を抱く娘の親子の断絶と和解を描きながら、その裏に土地売買、金、政治といった人間と社会の闇に言及した野心作になっている。「お金の扱いにしても社会の仕組みにしても今の映画ドラマは描き方が子供だまし。そこは変にオブラートに包むことなく嘘偽りのない形で僕は表現していきたい」と澤田監督。なお、作品はすでに9月16日(土)から劇場公開が決定。「この映画祭をいいステップにして、劇場公開へとつなげていけたら」と語る。

最後に、『Noise』は、まだ25歳の新鋭、現在フリーのディレクターとして活躍する松本優作監督の長編映画デビュー作。2008年に起きた秋葉原無差別連続殺人事件を物語の背景に、地下アイドル、家出を繰り返す女子高生、母親に捨てられ行き場を失った青年ら、社会の片隅でもがき苦しむ人間たちの心情が群像劇のスタイルで描き出される。また、完全自主体制の作品ながら、仁科貴、小橋賢児、布施博らキャリア豊富な俳優が脇を固めている点も見逃せない作品になっている。松本監督は「この作品の出発点は、中学時代の友人の死。秋葉原の事件が起きたとき、彼女の死がどこかで結びついた。一方は他者を殺め、もう一方は自らを殺めた。ただ、この境界線は意外と紙一重なのではと。その主題にようやく向き合うことができました。10代のときから構想していて、ようやく完成に至った作品。ひとりでも多くの方に観てもらえれば」と語る。

以上、3名の日本人監督が海外勢の中に入ってどんな評価を受けるのか注目したい。

なお、今年は“飛翔する監督たち”と題して、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭をきっかけに大きく羽ばたいていった日本人監督の作品を大特集。『凶悪』で2013年の日本の映画賞を総なめにした白石和彌監督の初長編作品で2009年の長編部門SKIPシティアワード受賞作『ロストパラダイス・イン・トーキョー』、『湯を沸かすほどの熱い愛』で昨年の日本映画シーンを大いに沸かした中野量太監督が2012年に長編部門監督賞・SKIPシティアワードW受賞を果たした『チチを撮りに』、今年、『東京ウィンドオーケストラ』で商業デビューを飾った坂下雄一郎監督が2013年、長編部門審査員特別賞を受賞した『神奈川芸術大学映像学科研究室』などが上映される。当日は、いまや日本映画の第一線で活躍する彼らがゲストで登壇。作品についてさまざまな話が聞ける貴重な時間になることは間違いない。こちらもチェックしておきたい。

取材・文・写真:水上賢治

『SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2017』
会期:7月15日(土)から23日(日)まで
会場:SKIPシティ 映像ホール/多目的ホール (埼玉県川口市) ほか
   映画祭期間中はJR京浜東北線川口駅東口より無料直行バスを運行
内容:長編部門(国際コンペティション)、短編部門(国内コンペティション)、アニメーション部門(国内コンペティション))ほか特別上映、関連企画、関連イベント等多数予定
問合せ:048‐263‐0818(映画祭事務局)

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