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『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』が全シーンIMAXカメラで撮影された理由とは?

(2018/05/02更新)
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ついに公開が始まった『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』が全世界の興行記録を次々に塗り替えている。本作は、10年に渡って続いてきたマーベル映画のクライマックスを描く作品で、アンソニー&ジョー・ルッソ監督と製作陣は、本作の全編をIMAXカメラで撮影した。なぜ彼らはアクションシーンやスペクタクル場面だけでなく“映画すべて”をIMAXで撮影したのだろうか?


『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』

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『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』が全シーンIMAXカメラで撮影された理由とは?
『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』が全シーンIMAXカメラで撮影された理由とは?
『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』が全シーンIMAXカメラで撮影された理由とは?

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全宇宙のバランスを保つために“半数”の生命を消し去ろうと企むサノスと、それを阻止しようと戦いを挑むアイアンマン、スパイダーマンらアベンジャーズの戦いを描いた本作は、映画全編が“クライマックス”のような展開で、熾烈なアクションや地球外の惑星を舞台にしたVFX満載のシーン、観客の予想を裏切るサプライズがエンディングまでギッシリとつまっている。

“アベンジャーズ”のタイトルを冠した作品は本作が3作目で、過去2作は35ミリフィルムや、多くの映画で使用されるデジタル撮影機器、そして小型のデジタルカメラなどがシーンによって使い分けられてきた。しかし、本作の監督をまかされたアンソニー&ジョー・ルッソの兄弟は、本作のすべてをARRI社とIMAXが共同で開発した“Arri Alexa IMAX”で撮影することを決定。レンズは、パナビジョンのラージフォーマット用のレンズ“Sphero 65 Lenses”が採用された。

ふたりは、前作『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』の一部のシーンを“Arri Alexa IMAX”で撮影している。兄のアンソニー・ルッソ監督は「あの作品の空港のシーンはIMAXカメラで撮影したものです」と振り返る。ヒーローがチームに分かれて空港で直接対決するアクションシーンで、スパイダーマンがマーベル映画に初めて登場した場面なので記憶に残っている人も多いだろう。この一連の場面はすべてIMAXカメラで撮影(レンズは本作と違い、ハッセルブラッド社のPrime 65 Lensesを使用)されており、監督と製作陣はそのクオリティに満足したようだ。「もし、あの空港のシーンを好きでいてくれるなら、『インフィニティ・ウォー』で私たちがやったことを観て、吹き飛ばされたような気持ちになってくれるでしょう!」

ではなぜ、ルッソ監督は本作のすべてをIMAXカメラで撮影しようとしたのだろうか? 最大の理由は“没入感”だ。監督が「IMAX劇場に座ってみればわかるのですが、高さと幅がある画面を映像が埋め尽くすと、映像への没入感が増すのです」と説明する通り、IMAXは通常の上映にくらべて上下が高くなったスクリーン(通常版は2.39 : 1で、IMAX版は1.90 : 1)で、通常よりも26パーセント広い画面で上映される。映画の多くは縦よりも横の方が長い画面のため、観客の多くは画面の上下の端は意識しているが、左右の端を意識していないことが多い。しかし、IMAXは縦方向も画面が広がっているので、座る座席によって上下左右の端を意識することなく“スクリーンに入り込んだような気持ち”が味わえるようになっている。

実際に『インフィニティ・ウォー』の通常上映とIMAX上映を見比べると、多くのシーンで“IMAX版の縦横比”を基準に構図が設計され、通常版はその上下を“カット”して上映していると感じられるはずだ。本作は地球だけでなく、様々な惑星で物語が展開するため、IMAXの高精細なスクリーンで観ると細部までしっかりと確認でき、いくつかのシーンでは自分が“その場”を覗き込んだり、作品の世界に入り込んだような気分が味わえる。次々に登場するアクションシーンも、IMAXの広い画角で観ることでそれぞれのキャラクターの動きや位置がよりすんなりと頭に入ってくるだろう。

また、IMAXシアターはスクリーンと座席の傾斜を丁寧に設計・配置することで、どの位置に座っても観客がスクリーンを“近く”感じられるようになっているが、IMAX版で観ると『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』では、俳優の“表情の細やかな変化”が映画の中で大きな位置をしめていることがよくわかる。本作ではアベンジャーズも強敵サノスも極限の状況に追い込まれ、それぞれのキャラクターが目標のために大きな“代償”をはらうべきか葛藤する。そのため劇中では主要キャラクターそれぞれに“ドラマの見せ場”が用意されており、俳優陣が言葉では表現できない、あるいは“セリフとはまったく逆”の感情を、細かな顔の表情の変化で見せている。

先に述べたとおり、IMAXはスクリーンを“近く”感じられるため、通常の上映では気がつかなかったキャラクターの微妙な表情の変化や、彼らの苦悩を見てとることができるはずだ。本作は公開したばかりで、これから2回目を観にいこうと考えている人もいるかもしれないが、IMAX版を観ることでアクションの魅力が増すだけでなく、本作のドラマの奥深さや、ロバート・ダウニーJr、クリス・プラット、ジョシュ・ブローリンらの演技の繊細さも感じとることができるだろう。

本作は人気キャラクターが集結し、次々とアクションシーンが繰り出される“ド派手”なイメージのある作品だが、作り手たちは予算や手間がかかっても全編をIMAXカメラで撮影し、演技派の俳優陣を集め、単に衝撃やサプライズでは終わらない葛藤と苦悩に満ちたストーリーを用意した。現在、日本ではMX4Dや4DXなどの効果を交えた上映や、日本語版など様々な形態で『…インフィニティ・ウォー』が上映されており、観るたびに新たな発見があるはずだ。

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』
公開中

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DVD情報


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定価:4320 円(税込)
価格:3136 円(税込)
OFF:1184円(27%)
監督アンソニー AND ジョー・ルッソ
出演クリス・エヴァンス,ロバート・ダウニーJr.,スカーレット・ヨハンソン,セバスチャン・スタン,アンソニー・マッキー
発売日2018年04月04日

 


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