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監督が激白。『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の“最重要テーマ”とは?

(2018/04/26更新)
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アイアンマンやキャプテン・アメリカ、スパイダーマンらが揃って登場する『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』がいよいよ全世界で一斉に公開になる。本作は人気キャラクターが集結する超大作映画で、マーベル映画が10年かけて描いてきたテーマの、監督を務めたアンソニー&ジョー・ルッソが継続して描いてきた問題の“臨界点”が提示される。彼らはアクション満載のヒット作を連発しながら、その背後で何を描き、どんなテーマを追求してきたのか? アンソニー・ルッソ監督に話を聞いた。


アンソニー・ルッソ監督

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監督が激白。『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の“最重要テーマ”とは?
監督が激白。『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の“最重要テーマ”とは?
監督が激白。『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の“最重要テーマ”とは?
監督が激白。『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の“最重要テーマ”とは?
監督が激白。『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の“最重要テーマ”とは?

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マーベルは2008年の『アイアンマン』から自ら映画製作に乗り出し、各キャラクターがいかにして生まれ、なぜ戦うようになったのかを描く一方、同じ世界観を共有しているヒーローが集結する“アベンジャーズ”シリーズを手がけて、世界の興行記録を塗り替えてきた。ルッソ監督は、2014年に『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』でマーベル映画に初参加。孤立無援の状態に陥ったキャプテン・アメリカと彼の旧友バッキーのドラマを緊迫感あふれるテイストで描いて高い評価を集め、2016年には意見が分かれたアベンジャーズのメンバーが分裂、衝突する問題作『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』を発表。そして、マーベルが10年かけて描いてきたドラマの“クライマックス”を描くべく挑んだのが本作『…インフィニティ・ウォー』だ。

ルッソ監督は先の『ウィンター・ソルジャー』『シビル・ウォー』、本作『インフィニティ・ウォー』と来年公開の『アベンジャーズ4(仮題)』の4作とも、同じ脚本家(クリストファー・マルクス、スティーヴン・マクフィーリー)、同じ撮影監督(トレント・オパロック)とチームを組んでおり、コミックを基にしながらも、“ヒーロー映画のお約束”を愛情をもって検証し、時には疑い、現実世界に則したキャラクター造形と問題の提示、ドラマの構築を目論んできた。そのため、ルッソ監督は“アベンジャーズ”映画を初めて手がけるにあたって、まず「これらのキャラクターが“アベンジャーズ”として集まる理由は本当にあるのか?」を考えるところから創作を開始したという。

そもそも、アベンジャーズのメンバーは誰もが最強で、単独主演作ではひとりで強敵を倒してしまう。そんな彼らがひとつの映画にまとめて出る必然はあるのか? そこで監督と脚本家チームは、新作の敵サノスに目をつけた。サノスは、生命が増えすぎてしまった宇宙の均衡を保つために、全宇宙の生命の“半分”を抹殺し、この宇宙にバランスをもたらさなければならないと考えている。そこで彼は、宇宙誕生と同時に生まれた不思議な石“インフィニティ・ストーン”を6つすべて集めて、強大なパワーを手中におさめようとする。

「つまり今回の映画は、アベンジャーズの話ではなく“サノスがインフィニティ・ストーンを集める話”なんです」とルッソ監督は説明する。「サノスがストーンを集める過程で、アベンジャーズのメンバーが登場し、サノスはとても強いので、ヒーローは集結して戦わざるをえなくなる。しかし、本作ではサノスが常に“一歩先”をいく展開になります。ですから、この映画をつくる際に参考にしたのは実は“犯罪映画”でした。お宝を狙う者と、それに抵抗するお宝の所有者、泥棒を捕まえようとする警察、盗まれたお宝を狙う第三者が入り乱れる。キャラクター同士がお互いを出し抜き合いながら、相手の一歩先を行くように振る舞い、奪ったり奪われたりを繰り返す。スティーヴン・ソダーバーグの『アウト・オブ・サイト』や、ジョン・ハーツフェルドの『2 days トゥー・デイズ』などを参考にしました。何にせよ、アベンジャーズのメンバーが集まる理由を考えると、悪役のサノスが主人公と言いますか、ストーリーを進める役割を担うことは自然な流れでした」

監督が語る通り、本作では強大な力をもつサノスが、インフィニティ・ストーンを求めて行動する様が描かれる。ストーンのいくつかはアベンジャーズのメンバーが所有しており、彼らはストーンを守り、サノスの行動を阻止しようとするが、サノスのパワーは大きく、ヒーローたちの攻撃をはねのける。しかし、サノスは単にモノを壊し、人殺しを繰り返す冷酷なキャラクターではない。公開前なので詳しくは書けないが、ルッソ監督はサノスが宇宙の生命の“すべて”ではなく“半分”を消そうとしていることに大きな意味を見出している。「サノスは、人々の問題は宇宙の生命が多すぎることから起こると考え、半分の生命を消してしまえば、資源を取り合って争うこともなく、そこから学び、バランスを保ち続けようとするだろうと思っているわけです。極端な考え方ですが、最終的には彼は宇宙に平和をもたらそうと考えている。つまり、サノスは人々を嫌っているわけじゃないのです」

つまり、サノスは単純な悪役ではないし、強者だけが生き残る世界を目指す傲慢な男でもない。その解決方法は明らかに間違っているが、サノスは自身の目的のためには全宇宙の生命を“等しく半分”にしようとしていることが映画では強調されている。なぜか? これこそがルッソ監督がマーベル映画で長年に渡って描き続けてきた“最重要テーマ”だからだ。「私たちはマーベル映画で一貫して“自身の行動には責任が問われるし、自身の選択によって生まれた結果を背負い続けなければならない”という物語を描き続けてきました。それは本作を含むこれまでの3作品と、来年公開になるアベンジャーズ映画をつなぐ“1本の糸”です。つまり、この映画の最重要テーマは“ヒーローであることの代償”です。ヒーローになることは利点もありますが、結果として多くの犠牲を払わなければならない。その時、彼らはどの段階で代償を支払い続けることの“限界”を迎えるのか? どれほどの代償を支払って彼らは目的のために行動しようとするのか? が追求されます」

ポイントになっているのは、ここで監督のいう“彼ら”にはアベンジャーズだけでなく、サノスも含まれていることだ。思い返せば、マーベル映画の第1作目『アイアンマン』は、ジョン・ファヴローがメガホンをとった作品だが、ルッソ監督が語る“自身の行動には責任が問われるし、自身の選択によって生まれた結果を背負い続けなければならない”物語だった。そして、ルッソ監督が手がけた『ウィンター・ソルジャー』では安全のために私たちは自由をどの程度まで統治機構に明け渡すべきなのかが問われ、続く『シビル・ウォー』でヒーローたちは、大きな被害を受け入れても正義を追求するべきかどうかで対立した。何かを成し遂げるために何かしらの代償を支払う者たちの物語が繰り返し描かれてきたのだ。

そして始まりから10年の時を経て、すべてのアベンジャーズのメンバーが、正義のために大きな代償を支払い続けることができるのか葛藤し、敵役のサノスもまた、自分なりの方法で大きな代償を支払っても宇宙を守ろうとする。『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』において、衝撃的な展開やサプライズや大規模なアクションは“表面的な出来事”に過ぎない。アベンジャーズとサノスのどちらかが仮に勝利したとしても、大きな代償を支払った哀しみや苦悩は勝者から消えることはないからだ。本作は、マーベル映画が10年かけて描いてきたドラマのクライマックスであり、彼らが最初の映画から継続して考え続けてきた問題はついに“臨界点”に到達する。

本作は150分の上映時間がアッという間に過ぎていく一大娯楽作だが、そこで描かれる“最重要テーマ”は上映後も観客の心にしっかりと根をはって残り続けるはずだ。彼らが抱く葛藤に答えはあるのか? 超越的な力を得た者がそれでも戦う理由はあるのか? 私たちは来年公開の『アベンジャーズ4(仮題)』まで折に触れて思い出し、考え続けることになるだろう。

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』
4月27日(金)より全国公開

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DVD情報


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OFF:1168円(22%)
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出演トム・ホランド,マイケル・キートン,ジョン・ファヴロー,ゼンデイヤ,マリサ・トメイ
発売日2017年12月20日

 


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