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岩田剛典、憧れるクリストファー・ノーラン監督の「頭の中を見てみたい!」
(2017/08/24更新)
アカデミー賞最有力の呼び声高い『ダンケルク』を引っさげ、クリストファー・ノーラン監督が7年ぶり4回目の来日を果たし、8月24日に都内で記者会見を行った。「描いたのは戦闘ではなく、撤退。タイムリミットとのせめぎ合いをサスペンスフルに語りたかった」と作品の独自性をアピールしていた。

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『ダークナイト』『インセプション』など圧倒的な映像表現で、観る者を魅了してきたノーラン監督が、初めて実話の映画化に挑んだ本作。1940年、フランスの港町ダンケルクを舞台に、独軍に追い詰められた英仏軍40万人の撤退劇を陸、海、空という3つの視点で描く。本物の戦闘機を使用するなど、CGに頼らないリアリティの追求は本作でも健在だ。
「登場人物は架空ですが、語られる出来事は事実。入念にリサーチしたのはもちろん、ご存命の当事者に話を聞く機会もあり、本当に心を揺さぶられた」とノーラン監督。「世相に影響を受けているつもりはないが、避けられるものでもない」と語り、「今は個人が尊重される時代ですが、この作品では名もなき人たちが団結し、偉業を成し遂げる姿を描きたかった。だからこそ、文化や世代を超えて、共感してもらえるはず」とアピールした。
会見には、ノーラン監督の大ファンだというEXILE/三代目J Soul Brothersのメンバー岩田剛典が駆けつけ、「すごく光栄です!」と感激しきり。ノーラン監督から、サイン入りのオリジナル台本をプレゼントされると、驚きと喜びを爆発させ、「映画が始まって5秒で、戦場に連れていかれ、あたかもその場にいるような“VR体験”を味わった」と作品の臨場感に太鼓判を押していた。
また、「ノーラン監督の頭の中を見てみたいです」とも語り、「撮影中はどんなことを意識しているんですか?」と質問。ノーラン監督は「監督の仕事は、才能ある人たちを集めて、彼らの技術や視点を束ねること。カメラに例えれば、レンズの役割を果たし、描きたいことに焦点を定めるのです。完成までの工程で、一番好きなのはサウンドミキシングかな」と話していた。
『ダンケルク』
9月9日(土)より全国公開
取材・文・写真:内田 涼
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