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監督が解説。『キングコング:髑髏島の巨神』の“ここ”に注目!

(2017/02/22更新)
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映画史にその名を轟かせている最強モンスター“キングコング”が来月、再びスクリーンに登場する。タイトルは『キングコング:髑髏島の巨神』で、監督を務めた新鋭ジョーダン・ヴォート=ロバーツは、コングの描写だけでなく、人間の描き方や、物語の背景にまでこだわり、これまでにない映画をつくろうとしたようだ。


ジョーダン・ヴォート=ロバーツ監督

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監督が解説。『キングコング:髑髏島の巨神』の“ここ”に注目!
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監督が解説。『キングコング:髑髏島の巨神』の“ここ”に注目!

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1933年に公開された映画『キングコング』は全世界の観客に衝撃を与えた。南の島から連れてこられた巨大なコングがエンパイア・ステート・ビルにのぼる場面は、映画史に残るクライマックス・シーンで、コングはその後も様々な形で映画化され、進化を遂げてきた。しかし、ロバーツ監督は本作では「1933年のオリジナルの映画に立ち返って、映画的なモンスターを描きたかった」と説明する。

そこで監督が物語の舞台に選んだのは、何と1970年代だ。人間たちは、神話の中にだけ存在するとされてきた髑髏島(どくろとう)を発見して探検を開始するが、島を守る伝説の巨神キングコングに出会う。時代はアメリカがベトナムで戦争をしていた頃。劇中には70年代の音楽が鳴り響き、現実の米国史の出来事と、誰も目にしたことのない光景・生物が混ざり合う。「最初から、本作は“戦争映画”にしたい、さらに言うならば“反戦映画”にしたいと思っていました。ベトナム戦争を背景に選んだ理由は、観客の中にしっかりとしたイメージが定着しているからです。そこにモンスターが登場すれば、リアリティを保ちながら、まだ誰も観たことがないものを見せられると考えたわけです」

ベトナム戦争時のアメリカ、兵士たち、連なって飛ぶヘリコプター、出口のないジャングル……ロバーツ監督は『地獄の黙示録』のような光景を描きながら、そこに圧倒的な大きさの“巨神”を登場させる。「この映画のコングは、巨大なゴリラではなく、孤独な神として描きました。と同時に人間的な面もあります。そのバランスをとるのに時間がかかりました。彼は島の王ですから、高潔さやプライド、そして孤独や悲しさがあります。中でも、悲しさについては『ワンダと巨像』というゲームからヒントを得ています。大きな生き物がノソノソと動く姿は、少し物悲しく感じるんです」。しかしコングは、神は神でも最強の神だ。島の平和をおびやかす存在がいれば、凶暴性を発揮して全力で敵を叩きのめす。「現代の観客は、巨体同士がただ戦うだけのシーンは見飽きてるでしょうから、コングに共感できる要素がないといけないと考えました。だから、コングには思考や戦略があって、キャラクターがわかるようにしましたし、戦い方も“大きな猿”ではなく、エヴァンゲリオンのように俊敏でスタイリッシュなものになっています。だから、コングはILMのアニメーターたちがアニメーションで描きました。というのも、(人間の動きを取り込む)モーションキャプチャーでは、エヴァンゲリオンのような動きは表現できないからです」

一方で、ロバーツ監督は、撮影中にキャストとスタッフに「人間のふとした表情と、ド派手な対決シーンを同じ重要度で描きたい」と宣言したという。「人間がジャングルに入っていくときの表情と、コングがヘリをやっつけるシーンの重要度は同じなんです。人間の登場人物を通じて観客を作品世界に引き込むことができなければ、どれだけ爆発が起こっても、どれだけCGがすごくても、そんなものどうでもよくなってしまいますから」

そんな監督の想いが最も注ぎこまれたのが、クライマックスシーンだ。詳細は書けないが、コングをはじめとする巨大モンスターと人間たちのドラマが同時に描かれ、驚くべきことにサイズの違う両者が、カットを変えることなく同じフレームの中で描かれる。「昔からワイドスクリーンの映画が好きで、この映画でも巨大なコングと人間を同じフレームの中で描くダイナミズムがほしかったのです。しかし、このシーンを描くのは本当に大変でした。映像コンテも作って、ストーリーボードも作って、何度も考え直して、作り直して、撮影現場でも考えて、その場で見つけたものを取り入れたりもしました。お客さんはお金を払って観に来てくれるわけですから、一生懸命にやりましたし、クライマックスは自分でも誇りに思えるシーンになりました」

インタビュー中、ロバーツ監督は何度も“まだ誰も観たことがない”という主旨のフレーズを繰り返した。キングコングは誰もが知るアイコン的なキャラクターだ。だからこそ『…髑髏島の巨神』で描かれる“新たなコング”は、全世界の観客に大きな衝撃を与えることになりそうだ。

『キングコング:髑髏島の巨神』
3月25日(土)全国ロードショー

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『キングコング:髑髏島の巨神』作品情報

【チケット情報】
キングコング:髑髏島の巨神/全国券

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