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水谷豊『王妃の館』で新たな右京に。「僕の地だと思ってもらえたら」

(2015/04/22更新)
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原作者の浅田次郎が、執筆当時「この作品は絶対に映像化できない」と言っていた『王妃の館』が映画化された。監督は『相棒』シリーズの橋本一。フランスはパリの超高級ホテルに宿泊することになったツアー客たちが繰り広げる珍騒動を描くコメディで、ツアー参加者の中でも群を抜いて個性の強い作家・北白川右京役で主演を務めた水谷豊が、自らの俳優としての在り方を語った。


水谷豊

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水谷豊『王妃の館』で新たな右京に。「僕の地だと思ってもらえたら」
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水谷豊『王妃の館』で新たな右京に。「僕の地だと思ってもらえたら」

※ 各画像をクリックすると拡大表示されます。

「物語にはルーブル美術館やヴェルサイユ宮殿、格式ある実際のホテルなどが出てくる。具体的な問題として、映画化は難しいぞと僕も思いましたね。しかも右京の書いている小説の舞台はルイ王朝時代。さて日本映画でどうやったらいいのだろうと。でもだからこそ、これを映画にできたら今までにない作品になるという予感もありました」と水谷。難しいと感じつつ、水谷の頭の中は映画化へと進んでいた。

「原作を読んでいる最中から、次々と画が浮かんでくるんです。おかっぱ頭に派手なスーツ、短パン(!!)といった右京の見た目についてもそうです。後半は完全に右京の姿を浮かべて読んでいました」。

インパクト大の見た目に、多くの人が驚かされるはずだが、数分もすれば不思議とそれが自然に見えてくる。やはり水谷が北白川右京というキャラクターを見事に“作り上げて”いるからだろうか。返ってきたのは、意外でありながらもなるほどと思える答えだった。

「僕、仕事モードへの切り替えってないんです。気づいたら現場にいる感じで、あえて壁を作らないようにしているのかもしれない。僕と切り離して見てもらうというより、『あれは、地でやっているんですか?』と思ってもらいたいんですね。つまり役と本人の境目が見えないということ。(『相棒』の)杉下右京をやっても、北白川右京をやっても、『水谷さんってこういう人なんだ』と思われることが一番です」。

20日間を超えるパリロケにて撮影された本編には、さまざまなスポットが登場する。ルーブル美術館だけでなく、日本映画としては初となるヴェルサイユ宮殿で撮影されたシーンも。「本物の場所っていうのは何かあるんですよね。歴史とか空気とか、そういった作りようのないものがある」と肌で感じた水谷。特にヴェルサイユ宮殿の「鏡の回廊」の美しさはため息ものなので、堪能してほしい。

さらに本作には、とても映画的な仕掛けが用意されている。「パリの景色だったり、人間ドラマだったり、コメディ部分だったり、人によってそれぞれ楽しめる箇所のある映画だと思うけれど、中でも映画ならではで素晴らしいのが、ルイ王朝時代の世界に登場するミュージカルシーン。そこから展開していくクライマックスの仕掛けは、観てくださいとしか言いようがないですね(水谷)」。

『王妃の館』
4月25日(土)全国公開

取材・文・写真:望月ふみ

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【チケット情報】
王妃の館/全国券

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