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“ミラクル”を創造する。監督が語る『ゼロ・グラビティ』の挑戦

(2013/12/13更新)
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サンドラ・ブロックとジョージ・クルーニーが共演する映画『ゼロ・グラビティ』が本日から公開されている。本作はその圧倒的な映像が話題を集めているが、最大の魅力は“宇宙空間”でも“3D”でもない、と書くと多くの人が驚くのではないだろうか。来日したアルフォンソ・キュアロン監督にこの意見をぶつけたところ「その通り!」という答えが帰ってきた。


『ゼロ・グラビティ』を手がけたアルフォンソ・キュアロン監督

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“ミラクル”を創造する。監督が語る『ゼロ・グラビティ』の挑戦
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本作は宇宙空間で突発的な事故に遭遇し、無重力(ゼロ・グラビティ)空間に放り出されたメディカル・エンジニアのライアン・ストーン博士(ブロッ ク)とベテラン宇宙飛行士マット・コワルスキー(クルーニー)が地球との交信手段も絶たれ、酸素残量が2時間になってしまった状態から生還を試みる姿を描いている。

この映画は冒頭からラストまで圧倒的に美しく、計算し尽くされた映像で語られる。ひとつのショットは限りなく長く、カメラは無重力空間を遊泳するかのように縦横無尽に動き回る。キュアロン監督とスタッフたちは“まだ誰も観たことがない映像世界”をスクリーンに出現させるために徹底的に研究を重ねたという。しかし、監督は「綿密に準備を重ねますが、いつもは撮影が始まると準備したことはあえて忘れるようにする」という。「いつも私たちは撮影中に起こった出来事やアクシデントを盛り込むようにしています。撮影監督のエマニュエル・ルベッキはそれを“ミラクル”と呼んでいます」。

ところが本作はそのほとんどがデジタルで制作されるため、カメラの動きも、俳優の位置も、事故で大破するシャトルの破片の動きもすべて事前に決定しなければならなかった。通常、名シーンは“完璧なショットを目指して撮影を繰り返す”か、“奇跡的な瞬間を偶然に撮影する”ことで実現する。しかしキュアロン監督は『ゼロ・グラビティ』でそのふたつを一度に実現しようとした。つまり、入念に準備を重ねてアクシデントを、偶然を、“ミラクル”を創造する挑戦だ。「その通りです! この映画では事前にすべてをプログラミングしなければなりませんでした。だから自分たちでアクシデントやミラクルを思いつかなければならなかったんです。幸いなことに時間はあったので、綿密に準備した後に数週間か数か月の時間を置いてから再びそのシーンに戻って新鮮な目で観るようにしました。そして私とチーボ(ルベッキ)で『もし自分たちが宇宙で撮影していたら、どんなアクシデントが起きただろうか?』と想像して、それをシーンに盛り込んでいったのです」。ふたりの試みは劇中の出来事だけでなく、映像全般に及んだ。「チーボと私はずっと自然光で撮影することにこだわってきましたが、この映画では実際に宇宙に行くことができません。だから、先ほどの“ミラクル”同様、自然環境も自分たちでゼロから作り出す必要がありました。私は4、5年ごとに新作をつくりますが、幸いなことにその間にチーボはテレンス・マリックなど優れた監督と仕事をしていますから、そこで実験したり学んだりしたことを私は活用することができるんです」。

この映画はすべてが計算し尽くされた作品だ。しかし、ここで描かれるのは“アクシデント”であり、“偶然の連鎖”である。そのふたつが極めて高い精度でスクリーンに描き出されていることが本作の最大の魅力ではないだろうか。「それは最大のホメ言葉だと思います。脚本作りの段階では宇宙のことは考えていなかったんです。私は“逆境こそが人間をカタチづくる”というテーマに興味があったのです。パニック状態や極限状態は宇宙でなくても日常の中にありますよね? だから舞台は東京でもかまいません。ある女性が突然、逆境に置かれてしまい、立っていたはずの地面がガラガラと崩れ落ちる。自分の知っていたはずの人生が失われて虚無の世界へと転がり落ちていくんです。そこで彼女は自分の中の強さを見いだして、再び大地に立とうとする。この物語は東京が舞台でも可能です。私がこの映画の舞台を宇宙にしたのは、宇宙(SPACE)という空間が、潜在意識(INNER SPACE)、つまり心に近いと考えたからです」。

繰り返しになるが、本作は圧倒的な映像体験が味わえる作品だ。と同時に”ミラクル”と“逆境”を体験できる映画でもある。そのふたつがあわさった時にどんなドラマが立ち上がるのか? 劇場のスクリーンで主人公たちと共に体験してほしい。

『ゼロ・グラビティ』
公開中

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